半夏生の庭園、特別公開中!

  • 草花・自然
建仁寺 両足院 半夏生の庭園

撮影日:2017年6月23日 建仁寺 両足院にて

京都は梅雨に入ってから晴天が続き、「ほんまに梅雨なの?」と疑いたくなるような毎日で、今日も少し湿度が高く、蒸し暑い一日です。
そんな日ですので、涼しげな半夏生(はんげしょう)を紹介したいと思います。
そもそも半夏生とは季節をあらわす言葉で、夏至から11日目の頃を指し、今年は7月2日のようです。
その頃に花を咲かせるドクダミ科の植物も半夏生と呼びます。葉の表面だけが白くなるので、片白草とも半化粧とも呼ばれ、こちらの漢字の方がしっくりきますよね。



書院から眺める半夏生の庭園

京都で半夏生といえば、真っ先に名前があがるのがこちらの建仁寺 両足院。通常は非公開ですが、半夏生の時季にあわせて特別公開されています。書院前には名勝に数えられる見事な池泉回遊式庭園があり、池の周りでまさに見頃を迎えていました。
緑の葉が半分くらい白くなり、真っ白な花のように見える不思議な植物ですね。雪が積もっているようにも見え、涼しい気分になりませんか。
奥のお茶室では、この風景を眺めながらお抹茶をいただくこともできますので、贅沢なひとときを過ごしてみてください(6月25日まで)。



アートのような美しい和菓子

そして気になっていたのが、特別公開中のみ販売される「はんげしょうの宝珠」という、このお菓子です。菓子工房「御菓子丸」さんが作られていて、販売個数も日にちも限られた貴重なもの。今日は偶然にも納品に来られたところに遭遇しました。ラッキーとしか言いようがありません!早速1箱いただいて帰りました。
箱を開けると中には、ご覧のようにガラス細工のようなきれいなお菓子というより作品が入っていました。半透明な琥珀糖の中に入っている緑は、なんとピスタチオ。半夏生のイメージそのものです。どんな味なんだろうと期待が高まり、撮影もそこそこに、パクッと一口でいただいちゃいました。シャリッとした食感でピスタチオとの不思議な組み合わせに脱帽です。



おまけの狛虎

最後は境内にはいってすぐのところにある毘沙門天。ここには毘沙門天さんの遣いの狛虎が鎮座しています。虎好きの「とらみ」としてはやはり見過ごす訳にはいかず、帰りにパチリ・・・。迫力満点で格好いいでしょう?

特別公開は7月6日(木)までです。みなさま、この機会に是非訪れてみてください。白と緑のコラボに、梅雨のうっとうしい気分が少しでも爽やかになりますよ。

Written by. とらみ

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