2017年10月1日(日)実施イベント!
こんにちは。「そう京」イベントを担当している「きのこ」です。9月より「そうだ 京都、行こう。」ホームページがリニューアル。【そう京イベント】のコラムでは、「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード会員限定のオリジナルイベントの魅力をお届けします! これから開催が予定されているイベントの見どころや、実施したイベントの模様などを、時には裏話も交えながらご紹介していきますのでお楽しみに!
⇒オリジナルイベントってなに? という方はこちらをご覧ください。
さて、【そう京イベント】の記念すべき第1回目は、10月に実施予定の「松尾大社で京の地酒の試飲会」イベントの注目ポイントをご紹介します。
お酒の神様として全国に名を知られる、松尾大社。2017年は約50年ぶりとなる遷宮を迎える、記念の年です。遷宮とは、神様を一時的に別の建物にうつし、本殿の建替えや修理を行ったあと、再び鎮座いただくという神社にとって大切な神事。年に一度の“日本酒の日”である10月1日に、この神事を祝してスペシャルな試飲会を実施することになりました。ご用意いただくお酒も特別な日にふさわしく、たいへん貴重で美味しいお酒ばかり。お酒好きの会員様は、要チェックですよ♪
見どころ(1):神職さんが境内をご案内します!
こちらは「曲水の庭」
ポイントのひとつは、会場となる松尾大社を神職さんのご案内で散策できること。ひとりでは見逃してしまうような見どころや、神社の方だからこそ知っている裏話も教えていただきますよ。
例えば、松尾大社には、昭和の作庭家として有名な重森三玲が手がけた「松風苑三庭」という3つの庭園がありますが、実は4つ目のお庭があるといいます。三庭のひとつ、「曲水の庭」の後ろにある小さな石庭がそれです。設計段階では、この場所にお庭を作る予定ではなかったそう。なんと、重森三玲がアドリブで作ってしまい、「即興の庭」と呼ばれているそうです。
知らないと見逃してしまいそうな小さなお庭ですが、イベントでは神職さんにしっかりとご案内いただくので安心してください。初めての方はもちろん、何度も訪れたことがある方も、きっと新しい発見があるはず。ガイドブックいらずのご案内で、じっくりと散策しましょう!
見どころ(2):魅惑のお酒を集めてきました!
注目ポイントの2つ目は、このイベントのメインともいえる日本酒。「通常では手に入らないお酒」や「限定酒または珍しいお酒」といった無理難題を醸造地の異なる3つの蔵元にお願いして、魅惑のお酒をご用意いただきました。打合せと称して(?)試飲してきましたので、感想も交えながら気になるラインアップをご紹介しましょう。
キンシ正宗:酒どころ・伏見の名水が生み出す甘味に注目!
まずは、全国に名を轟かせる酒どころ・伏見に蔵を構えるキンシ正宗から。「対照的な味わいのお酒を楽しんでほしい」というコンセプトでご用意いただいたのは、「純米生原酒 金鵄正宗」と「純米吟醸 藤袴」の2本。ともに生産本数を限定して仕込まれた特別なお酒で、なかでも今年初登場の「藤袴」は、全国でたった2箇所でしか販売されないという貴重なお酒です!
酒造から伺った事前情報によると、18度とアルコール度数が高めの「純米生原酒 金鵄正宗」は、京都産米「京の輝」を100%使用し、米の味を活かした造りでパンチのある濃い旨みが特徴。いっぽうの「純米吟醸 藤袴」は、京都洛西・大原野の地でのみ栽培された酒米「祝」を100%使用し、熟成された柔らかな味わいと、酵母を活かすことで生まれた芳醇な香りが特徴の1本ということ。まさに対照的なお酒ですね。
さて、試飲した感想ですが、「純米生原酒 金鵄正宗」は米の旨みがガツンと感じられ、日本酒度+4の表記の通りやや辛口。でも、しっかりと甘さも感じられ、スッキリとなりすぎない絶妙な味だと感じました。そして「純米吟醸 藤袴」は、口に含んだ瞬間はスッキリとした飲み口なのですが、口の中に徐々に甘味が広がり感動の美味しさ! 飲みやすいので女性にも人気が出そうなのも高ポイントです。
ふたつのお酒に感じる甘さは、仕込み水に使われる伏見の名水「常磐水」が生み出しているそう。科学的な数値には表れない、キンシ正宗ならではの“旨みのある甘さ”を、ぜひ味わってみてください!
城陽酒造:スタッフも味わえなかった、秘蔵中の秘蔵の限定酒
2つ目の蔵は京都府南部に位置する城陽市で、唯一の造り酒屋を営む城陽酒造です。意気揚々と試飲に訪れた私ですが、「イベントに持って行く分がなくなるので試飲はダメですよ」とショッキングなお言葉・・・。このままでは魅力を伝えられない! と、「写真を撮りたいので、瓶だけでも!」とお願いして出していただいたのがこちら「城陽 特別純米60無濾過生原酒」と「城陽 純米大吟醸40無濾過生原酒」です。
なんと、720ml瓶で年間400本限定! 生産されない年もあるというとんでもなく貴重なお酒です! しかも、特別純米は蔵での量り売りのみ、純米大吟醸にいたっては特別な催しにのみ出され、一般には流通していないという“超レア物”であるそう。気になるお味は、特別純米は「フレッシュでありながらコクのある米の旨み、キレの良い酸味が特徴」、純米大吟醸は「華やかな吟醸香を持ち、フルーティな味わいと上品な余韻が持ち味のお酒」とのこと。蔵の方から教えていただいた特徴ですので、きっと私の感想よりも正しいはず!
企画担当者すら飲んだことのない(飲めなかった)特別なお酒は、いったいどんな味なのか。スタッフのことは気にせずに、ぜひ会場でお確かめください(笑)。
松井酒造:酒好き垂涎の一番搾りが登場!
最後は京都市左京区、鴨川のそばで酒造りを営む松井酒造です。
1本目は「神蔵七曜(かぐらななよう)」と名付けられた無濾過生原酒。お料理屋さんにしか卸さないという限定酒で、搾りたてのため発酵の余韻が残るピリッとした口当たり。辛口でスッキリとした味が特徴のお酒・・・ だそう。
そう、こちらもスタッフは試飲できなかったのです。なぜなら・・・
「今年一番に搾ったお酒をイベント当日にお持ちしますね!!」(談:松井専務)
一番搾りの無濾過生原酒! 酒好きならば垂涎の1本を真っ先に味わえる会員様に、嫉妬してしまいます(泣)。
2本目は「神蔵 辛口純米」。ひと夏越えて熟成し、飲み頃となった「秋上がり」を出していただきます。こちらはしっかり試飲してきましたが、口に含んだ時の爆発するように広がる旨みとキレのある酸味が素晴らしく、余韻を引く爽やかな香りが今も忘れられません。原酒なので度数は高めなのですが、口当たりがよくスイスイと飲みやすいお酒なので、会場では飲み過ぎに要注意です!
見どころ(3):お酒のプロフェッショナル達が登場!
左上:田中明さん 右上:島本稔大さん 左下:松井成樹さん 右下:西村伴雄さん
最後のポイントは、豪華な特別講師の皆さんです。各蔵元のお酒を購入されたことはあっても、「蔵人に会ったことがある」という方は少ないのではないでしょうか。イベント当日には、キンシ正宗の田中明さん、城陽酒造の島本稔大さん、松井酒造の松井成樹さんが登場! いずれも、酒造りや日本酒のプロフェッショナル達です。ここでしか聞けない貴重なお話はもちろん、日本酒の気になることについてもどんどん質問していただけますよ。
そして、松尾大社をご案内いただくのは権禰宜(ごんねぎ)の西村伴雄さん。松尾大社で開催されるお酒の会には、いつもちょっとご機嫌なお姿で登場される、お酒のスペシャリストです。神社と日本酒の深い関係はもちろん、オススメの京都の地酒なども教えてくれるかもしれません。
素晴らしきお酒づくしの1日を堪能しましょう♪
いかがだったでしょうか。お酒の日に、お酒の神様のお社で、貴重な日本酒をいただく、まさにお酒づくしのイベント。「気軽に楽しく」をコンセプトにした試飲会なので、お酒好きの方はもちろん、「最近になって日本酒に興味を持ち始めた」という日本酒初心者の方も楽しめるイベントとなっています。お席の空きはあと少し。先着順ですので、興味のある方は早目にお申し込みくださいね♪
イベントの詳細はこちらをご覧ください。→2017年10月1日(日)実施「松尾大社で京の地酒の試飲会」
このイベントだけでは、まだ足りない! と叫ばれるお酒好きの会員様に朗報です。当日は会場である松尾大社で「日本酒で乾杯!in松尾大社」が開催されますので、イベント終了後は、そちらもお楽しみいただくことができますよ。
※500名様限定で、チケットは前売りのみで当日販売はありませんのでご注意ください。また、チケットの売れ行きが好調とのことなので、早目のご購入を!チケットのご購入方法に関しては「日本酒で乾杯!in松尾大社」facebookをご確認ください。
素晴らしいお酒と出会える“日本酒の日”に、皆さんとお目にかかれるのを楽しみにしております♪