インパクト抜群! 東寺周辺、ぐるっとグルメ♪

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七条ぐるめぐり
 

東寺周辺 ぐるめぐり 1


世界文化遺産の「東寺(教王護国寺)」、京都鉄道博物館や京都水族館のある「梅小路公園」、そして古都の玄関口「京都駅」は、それぞれ徒歩約15分で行き来の出来る近接スポットです。京都の魅力がぎゅぎゅっと詰まったエリアなので、このあたりだけで一日中楽しむこともできるほど! それだけに、グルメの充実度合いも京都屈指のエリアとなりつつあります。

今回このエリアで探してみたのは、「インパクトのあるグルメ」。え? これって、すごい! と、わたくし“みさご”が思ったものを紹介しよう! と思ったのですが・・・ 思いのほかインパクトのあるグルメが多く(笑)、とても一回では紹介しきれません。そこで、何回かに分けてこのエリアの“インパクト・グルメ”をご紹介していこうと思いますので、どうぞお付き合いください♪

最初にご紹介するのは、梅小路公園の北側、七条通のあたり。この付近は2016年の京都鉄道博物館のオープンとともに人の流れが多くなり、2019年にはJR山陰本線(嵯峨野線)の「梅小路駅」という新駅ができることも決定しています。これからの賑わいが期待されるエリアだけに、新店もどんどんオープンし、めまぐるしく町が変化しています。新しいお店と昔ながらのお店が混在する賑やかなエリアには、どんな“インパクト・グルメ”があるのでしょうか♪


まるで宝石箱みたい! 真栄多商店の「フルーツコフレ」


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「うわぁ、かわいい!」見た瞬間に思わず叫んでしまったのが、こちら。真栄多商店さんの「フルーツコフレ」です!
オレンジとグレープフルーツのカップに色とりどりの旬のフルーツがぎっしり。いちじく、ぶどう、梨にメロン・・・ フルーツって、どうしてこんなにかわいらしいんでしょう。


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こちらのお店は、2017年2月にオープン。京都中央卸売市場で果物の競り人を勤める前田さんが、奥様と一緒にはじめたフルーツショップです。“コフレ”はフランス語で小箱の意味だそうで、奥様がコフレ担当として腕を奮っています。

果物だけを使って、飾り切りや盛りつけを工夫することで、宝石箱のようにキラキラした世界を作り上げています。「果物は元がかわいいですから、並べるだけで絵になるんですよ~」と、奥様。いえいえ、やっぱり果物のことをよく知っているから、こんなにきれいに盛りつけられるのではないですか?

「う~ん。実はね・・・ うちの子どもにアレルギーがあって、ケーキが食べられないんですよ。それで、うちは果物屋ですし、果物をきれいに盛りつけてあげたら喜ぶかな、と思って・・・」
なんと! そんな理由があったんですか・・・ 子どもさんは、きれいに盛りつけられた果物を見て喜んでくれたそうで、それからお友達の誕生日会などにも持っていくなどしているうちに人気を集め、フルーツショップをオープンするにあたって、メニューとして出すことが決まったのだとか。

「お見舞いに持って行かれたり、誕生日パーティーにお出しするなど、人によってコフレを注文する目的は違います。でも、ギフトとして人にあげる場合が多いので、お渡しする方が笑顔になってくれるように、と思って盛りつけているんですよ」
見る人、食べる人の顔を思い浮かべながら盛りつけるのが楽しい、と語る奥様。気持ちが込められているから、果物もこんなにキラキラ輝くんですね♪


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このコフレ。オレンジなどのカップに入った小さなものは、店頭で好きなフルーツを選んで作っていただくこともできます。ただ、混み合うときもあるので、事前にご予約いただくのが確実とのこと(500円~)。大きなサイズのコフレは、前日までに要予約(値段は応相談)。アイスキャンディーや、もちろん季節のフルーツもたくさん並んでいます。秋は、柿やみかん、りんごなど和の果物が揃ってくるので、どんなコフレになるのか楽しみですね♪


■真栄多商店
【営業時間】10:00~18:00
【定休日】水曜日・日曜日、祝日(変更の場合あり)
【電話】075-321-6213
【アクセス】京都駅から徒歩約30分、市バス「七条千本」バス停から徒歩すぐ Google map
【公式Facebook】https://ja-jp.facebook.com/maeda.fruit/


日本で一番のこだわりと自負する イマムラ総業の「ミンチカツ&コロッケ」


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「日本一こだわりコロッケ」「日本一こだわりミンチカツ」。店頭に堂々と書かれたこのコピー。なんてインパクトがあるのでしょう!
こちらは、昭和12年(1937)創業、黒毛和牛の専門店イマムラ総業さんです。


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ここまでいわれたら食べるしかない! ということで、さっそく実食。・・・うわぁ、美味しい!! なるほど、“日本一こだわり”と名乗るだけあります。でも、なぜこんなコピーを入れたのでしょう・・・?

実はこちらのお店、約45年前にコロッケとミンチカツの販売を開始して以来、試行錯誤を重ね、性別・年齢・体調が異なる様々なお客様の声に耳を傾けつつ一心に研究開発を続けてきたそうで、とにかくこだわった! 日本一こだわった! という自負があるそうなのです! もうこれは、そこまでしたのなら“日本一こだわり”と言い切ってしまうのも許されるのではないでしょう・・・か?


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コロッケ&ミンチカツは、注文をすると、店頭でひとつひとつ丁寧に揚げてくれます。揚げ置きはしないのでいつでもアツアツさくさく。少し時間はかかりますが、パチパチ弾ける油の音を聞いていたら待っている間も幸せに過ごせます♪

ミンチカツ100円には和牛の挽肉を使用。すね肉やバラ肉などをバランスよく配合し、無脂肪でヘルシーな動物性タンパク質のゼラチンを加えることで、食べ応えがあり、かつ、肉汁たっぷりなジューシーミンチカツを実現させました。天然の香辛料や鰹だしが入っているそうで、なるほど旨みがすごい。2014年には「国際味覚審査機構」にて「国際優秀味覚賞1つ星」も受賞されているとのこと、味はお墨付きですね♪
コロッケ70円は、ねっとりとした甘味のあるタイプ。さくさくの衣と具のクリーミーさが、交互に口中に刺激を与えてきます。インパクト抜群のミンチカツ&コロッケ、ぜひお試しください。


■イマムラ総業
【営業時間】7:00~18:30、フライ営業時間は9:00~18:15
【定休日】日曜日・祝日
【電話】075-371-7337
【アクセス】「京都駅」から徒歩約20分、市バス「梅小路公園前」バス停から徒歩すぐ Google map
【公式ホームページ】http://wagyu.jp/


食べられるつりわ、販売中♡ 市電カフェの「カタカタつりわぱん」


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今は無き「京都市電」は、実は日本で最初に走った電車(一般営業用電気鉄道)であったことをご存知ですか? 明治28年(1895)から昭和53年(1978)まで市内を走り、京都市民に深く愛されてきました。惜しまれつつ廃線となり、そしてその時に使われていた車両は、いま、梅小路公園のなかでカフェになっています。


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こちらのカフェ、その名も市電カフェは、昭和45年(1970)まで伏見・稲荷線を走っていた車両を一部改装、ほぼ当時のままに利用しています。床や壁、窓枠などに木材が使われ、なんともノスタルジックであたたかな雰囲気ですね。もちろん動いてはいませんが、車内にいると、なんとなく電車に乗って旅をしているような気分になってきます。


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つり革も当時のままにされているそうで、広告なども当時のまま。・・・って、おや? なんだかちょっと違うモノが混じっているような・・・? そうです、こちらが市電カフェの名物、食べられるつり革「カタカタつりわぱん」250円です。(ドリンクは、自家製シロップを使った「京赤しそソーダ」480円。)
カタカタだけあって、ちょっと堅めに焼き上げられていて、持ち手のところに「あえてかたいパン グリッシーニ風」という注釈が。歯ごたえのあるクラッカーのような食感で、塩味はお酒にも合いそう。シュガー、ごま、岩塩、シナモンの定番フレーバーのほか、季節限定もあり、夏季は「ざらめ」、冬季には「チョコ」や「キャラメル」、「イチゴ」が登場するそうです。市電カフェでしか買えない、オリジナルの商品ですよ♪


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そして、市電カフェのもうひとつの名物が、京都府美山町の「美山牛乳」を使った「京都なないろソフトクリーム」400円です。“なないろ”のあられをまぶしてあるのですが、このあられ、豆菓子の老舗・豆富本舗のおひな菓子「玉あられ 雛市」を使用されています。たっぷりとかかったあられがソフトクリームの冷たさを緩和してくれて、見た目にも味にもインパクトのあるメニューとなりました。


■市電カフェ
【営業時間】10:00~18:00
【定休日】年末年始
【電話】090-3998-8817
【アクセス】「京都駅」から徒歩約20分、市バス「七条大宮・京都水族館前」バス停から徒歩約5分 Google map
【公式facebook】https://www.facebook.com/shidencafe/
【公式twitter】https://twitter.com/shiden_cafe
【公式インスタ】https://www.instagram.com/shidencafe_kyoto/



“インパクト・グルメ”があるお店は、どこもインパクトのあるお話が聞けて、どのお店も楽しいところばかりです。京都駅⇔東寺⇔梅小路公園を結ぶ三角地帯には、まだまだたくさんの“インパクト・グルメ”がありますので、どうぞ次回登場をご期待ください♪

Written by. みさご

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