第13代ミス小野小町と審査員の皆さま(撮影日:2017年11月23日)
「そう京」ホームページも、すっかり紅葉一色。そして、紅葉ライトアップの話題も続々とお届けしています。そんななか、私が訪れたのは山科・小野にある「隨心院(ずいしんいん)」。平安時代の歌人・小野小町が晩年を過ごしたと伝わるお寺です。現在「第13回小町祭」が開催中で、その期間は夜間ライトアップをされているとのこと。隨心院のライトアップはまだ見たことがないなぁと思い、ふらりと訪れてみました。
京都駅から約30分。アクセスも便利です♪
ライトアップの開門時間は18時。「京都駅」を17時過ぎに出発するJR(湖西線or琵琶湖線)に乗り、「山科駅」で地下鉄東西線に乗り換え、そして「小野駅」で下車。そこから隨心院までは徒歩約10分。所要時間30分ちょっとで、隨心院に到着です! 思っていたよりも早く到着してしまい、門の前でしばらく待つことに。そして、開門とともに、境内へ。この日は平日ということもあり、開門時には私ひとりだけでした!
(私にとっては)初めての隨心院ライトアップ。どんな感じかな? と廊下を進み、お庭を目の前にすると「わぁ!」と思わず声が出てしまいました!
書院からの眺め(撮影日:2017年11月22日)
緑の苔の向こうに、きらめく紅葉のライトアップ! なんてステキ! こちらのお庭の良さは、ひとつのお庭をいろいろな角度から楽しむことができること。書院に本堂、そして心字池のそばから! 立ったり座ったり、さまざまに場所を変えて、夜のお庭を堪能します♪
心字池
今回驚いたのは、庭を覆う大杉苔。昼間に見るよりもモスグリーンに深みを増し、ビロードの絨毯のようなのです。
そして、もうひとつ楽しみにしていたのが、ご本尊のご開帳。隨心院のご本尊は、如意輪観音(にょいりんかんのん)坐像。しなやかで美しい姿態をした観音さまで、妖艶な雰囲気が魅力的。女性らしい丸みを帯びたフォルムや、アンニュイな表情がとても美しく、本当に見とれるほど・・・ 夜にはその艶やかな美しさがさらに際立つようです。小町ゆかりのお寺だけに、ご本尊様も美しいのでしょうか・・・。
隨心院の紅葉の見頃は12月初旬まで。しっとり落ち着いた雰囲気を楽しみたい! という方は、ぜひ訪れてみてくださいね♪
第13代ミス小野小町、決定!
さてさて。小町祭期間中の大きなイベントといえば「ミス小野小町コンテスト」です! 今回で13回目となる“ミスコン”で、世界三大美女に数えられる小野小町ゆかりのお寺だけに、美しさとともに聡明さを持つ“現代の小野小町”を選出しています。審査基準は「美心(びじん)」。今年は全国から70名以上の応募があったそうで、最終選考に残った10名のなかから、栄えある「ミス小野小町」が決定します!
ライトアップに訪れた次の日(23日)がコンテストだったため、翌日もはりきって隨心院へ!
ミスコンの舞台は、“だるま商店”が手がけた襖絵が異彩を放つ「能の間」。ライトアップとは違う昼間のお庭を眺めながら、「“ミスコン”ってどんな感じなんやろ~」と、ドキドキしながら待っていると、鮮やかな着物を着た麗しい娘さんたちが登場!
襖絵に鮮やかな着物が映えますね~! 一人ひとり、プロフィールや特技、チャームポイントやウイークポイントを語っていくのですが、それぞれ特徴があって聞いていても面白いものでした。そして今回栄えあるミス小町に選ばれたのは、東京で女優をしているという高嶋香帆(たかしまかほ)さんと、京都薬科大学の学生である米岡那夏子(よねおかななこ)さん。来年3月25日(日)に行われる“はねず踊り”にも登場されるとのこと。これからの活躍が楽しみですね!
■隨心院 第13回小町祭 本尊特別ご開帳
【日程】2017年11月17日(金)~12月3日(日)
18:00~20:30
【拝観料】500円
【場所】隨心院 詳細情報はこちら
【問合せ】075-571-0025
【公式ホームページ】http://www.zuishinin.or.jp/
<期間中の主な催し>
12月3日(日)13:30~隨心院今様、14:00~小野小町良縁(美心)祈願
⇒現在の色づき状況は? 隨心院の紅葉情報はこちら
★2017年12月1日より、隨心院が「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先に加わります! ぜひご活用ください。
【特典内容】特別拝観料&絵はがきプレゼント
【特典条件】拝観料金500円を450円に。現金でのお支払いのみ。同伴者可(1名様)。