東寺
見渡す限りに咲き誇る桜景色も魅力的ですが、たった一本だけで、訪れる人を引きつけてやまない名桜が京都にはあります。今回は、カメラ大好きな私“カツオ”が、京都にある“一本桜”の名所をご紹介したいと思います!
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【東寺】五重塔に負けず劣らずの存在感で咲く一本桜
不二桜(例年の見頃:3月下旬~4月上旬)
昨年(2017年)秋の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンでは紅葉風景をお届けしましたが、東寺といえば樹齢130年を超えるという“不二(ふじ)桜”も忘れることができません。名前の由来は、東寺の開祖である弘法大師空海の「不二の教え」から。国宝・五重塔を背景に、風に枝を揺らしながら咲き誇る姿は、いかにも京都らしい優美さを漂わせます。桜の時季にはライトアップが行なわれ、暗闇の下、妖艶に浮かび上がる光景もまた見逃せません。
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■東寺[教王護国寺]
【拝観時間】境内5:00~17:00、金堂・講堂8:00~17:00(受付終了16:30)
※3月24日(土)~3月31日(土)は金堂・講堂8:30~
※ライトアップは3月17日(土)~4月15日(日)18:30~21:30(受付終了21:00)を予定
※2018年春の五重塔初層公開は、詳細が決定次第、東寺公式ホームページで発表されます
【拝観料】境内無料、金堂・講堂500円
【電話】075-691-3325
【アクセス】JR「京都駅」から徒歩約15分 Google map
【公式ホームページ】http://www.toji.or.jp/
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。特典内容はこちら。
【善峯寺】西山の山腹で堂々と咲く一本桜
桂昌院のお手植え桜(例年の見頃:4月上旬)
京都と大阪の府境近くの山腹に堂宇を並べる善峯寺(よしみねでら)では、4月の初めごろからソメイヨシノやしだれ桜が山肌を駈け上がっていくように咲いていきます。広大な境内の中で、孤高の存在感を放つのが、徳川5代将軍・綱吉の母である桂昌院(けいしょういん)によって植えられたと伝わる、樹齢300年超のしだれ桜。根を張る経蔵の脇から眺めるも良し、近くにある石段を少し降りて、空をバックに眺めるも良し。市街地の喧騒から離れた自然豊かな山寺で、じっくりと時間をかけて眺めたい一本です。
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■善峯寺
【拝観時間】8:00~17:00(受付終了16:45)
【拝観料】500円
【電話】075-331-0020
【アクセス】JR東海道本線「向日町駅」乗換、阪急バス「善峯寺」バス停から徒歩約8分 Google map
【公式ホームページ】http://www.yoshiminedera.com/
【円山公園】夜空の下で幽玄に咲く一本桜
祇園しだれ(例年の見頃:3月下旬~4月上旬)
京都に住む人からも人気の高いお花見スポットが円山(まるやま)公園。見頃の時季ともなると、そこかしこで宴が催され、園内はワイワイと賑やかな雰囲気に。お花見の主役がこちらの“祇園しだれ”。この桜を見るなら、おすすめしたいのが3月下旬から4月中旬にかけて行なわれるライトアップの時間帯。独特な枝ぶりがいっそう際立ち、艶かしい美しさに心奪われてしまいます。せっかくならば、樹の周りをじっくりと歩いてみましょう。見る位置によって、別の桜であるかのように変貌していきますので、お気に入りの角度を探し出してみてくださいね♪
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■円山公園
【入園時間】入園自由
※祇園しだれのライトアップは3月下旬~4月中旬を予定(日没~24:00を予定)
【入園料】無料
【アクセス】市バス「祇園」バス停から徒歩約3分 Google map
【妙心寺 退蔵院】“とおせんぼ”するように咲く一本桜
余香苑のしだれ桜(例年の見頃:4月上旬~中旬)
国宝「瓢鯰図(ひょうねんず)」でも有名な妙心寺 退蔵院(たいぞういん)。昭和の名庭として名高い「余香苑(よこうえん)」の入口に、圧倒的な存在感で立ちはだかる紅しだれ桜が姿を表します。まさにこれからお庭が始まるという場所なのですが、これではなかなか先には進めません(笑) でも、意を決して先に進み、今度は桜の下にもぐり込んで空を仰ぎ見てみましょう。“しだれ桜のシャワー”が豪快に降り注ぎ… またも足が止まってしまいます(汗) 厳格な雰囲気が漂う禅寺にあって、溢れんばかりの優しさと温かみを感じさせてくれる一本です。
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■妙心寺 退蔵院
【拝観時間】9:00~17:00(受付終了16:30)
【拝観料】500円
【電話】075-463-2855
【アクセス】JR山陰本線(嵯峨野線)「花園駅」から徒歩約7分 Google map
【公式ホームページ】http://www.taizoin.com/
【醍醐寺】“大パノラマ”に咲く一本桜
霊宝館のしだれ桜(例年の見頃:3月下旬~4月上旬)
醍醐寺に一本桜は数あれど、人気ナンバーワンといっても過言ではなさそうなのが、霊宝館に咲く樹齢180年ほどのこちらの桜。これほどまでに枝を広げるものは、京都でもなかなか類を見ないのではないでしょうか。こちらの桜の嬉しいポイントは、何といっても記念の一枚が容易に撮れるということ♪ お庭の中の園路から眺めることとなり、誰も桜の近くに立ち入ることができないので、見事なまでに勇壮に咲く姿をバッチリと写すことができます。青空が綺麗な晴天の日の撮影は、太陽光が桜にまんべんなく当たる“順光”となる午後がおすすめです!
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■醍醐寺
【拝観時間】三宝院・霊宝館・伽藍9:00~17:00(発券終了16:00)
※12月第一日曜日の翌日~2月末は16:30(発券終了15:30)
上醍醐9:00~16:00
※12月第一日曜日の翌日~2月末は15:00
【拝観料】3箇所共通券(三宝院・霊宝館・伽藍)800円(3月20日~5月15日は1,500円)、上醍醐600円
【電話】075-571-0002
【アクセス】地下鉄東西線「醍醐駅」から徒歩約13分 Google map
【公式ホームページ】https://www.daigoji.or.jp/
【毘沙門堂】山間のお寺に優美に咲く一本桜
毘沙門しだれ(例年の見頃:4月上旬)
JR山科駅から北へ歩いて20分ほど。住宅街を抜けると、三方を小高い山に囲まれた毘沙門堂へとたどりつきます。ソメイヨシノも多く咲く境内で、ひと際目を引くのが宸殿前で花を咲かせる「毘沙門しだれ」。「般若桜」とも呼ばれ、樹齢150年を超え堂々たる枝ぶりを見せますが、閑静なお寺の雰囲気に馴染むかのように、華やかさの中にも奥ゆかしさを感じてやみません。桜の周りや、下にもぐり込んでの景色を楽しんだ後は、堂内を拝観し、宸殿の軒先からもじっくりと眺めてみてください。
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■毘沙門堂
【拝観時間】8:30~17:00(受付終了16:30)
※12月~3月15日は~16:30(受付終了16:00)
【拝観料】境内無料、殿舎500円
【電話】075-581-0328
【アクセス】JR東海道本線「山科駅」・地下鉄東西線「山科駅」から徒歩約20分 Google map
【公式ホームページ】http://bishamon.or.jp/
【上賀茂神社】開放的な境内に気高く咲き誇る一本桜
斎王桜(例年の見頃:4月中旬)
「御所桜」「風流桜」「みあれ桜」など、名を有する一本桜が数多く植わる上賀茂神社。なかでも圧倒的なのが、一ノ鳥居と二ノ鳥居の間に広がる開放的な空間に花を咲かせる「斎王桜(さいおうざくら)」です。桜の薄紅、芝の薄い緑、空の青など、目の前に広がる“優しい色使い”は洛北の自然味あふれる上賀茂神社ならではの光景でしょうか。
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■上賀茂神社[賀茂別雷神社]
【参拝時間】5:30~17:00
※本殿・権殿特別参拝は10:00~16:00(土・日・祝は~16:30)
【参拝料】境内無料、本殿・権殿特別参拝500円
【電話】075-781-0011
【アクセス】市バス「上賀茂神社前」バス停からすぐ Google map
【公式ホームページ】http://www.kamigamojinja.jp/
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