イベントってどんな雰囲気? 葵祭観覧をレポート

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当日レポート ~2018年5月15日実施~

 

 

「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カードの特典のひとつとしてご用意しているオリジナルイベント(以下「そう京」イベント)。年間約50本、内容もさまざまに企画しているのですが、「どんな雰囲気で行われているのだろう」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

今回、5月15日(火)に実施した「そう京」イベント「京都御苑観覧席から楽しむ葵祭」を題材に、雰囲気や流れに重点を置いて当日の様子をご紹介します!

 

 

事前に「ご案内状」が郵送で届きます

 

 

 

 

「そう京」イベントにお申込みいただくと、実施の約4週間前に「ご案内状」が送られてきます。行程や注意事項、集合場所の地図が入っていますので、内容を確認しましょう。

イベントの当日は「ご案内状」を持って集合場所に向かいます。
※イベントによっては「ご案内状」がない場合があります。

⇒「そう京」イベントの申込み方法はこちらからご確認ください

⇒現在、好評受付中のイベント・ラインアップをチェック!

 

 

受付は赤い旗を目印に!

 

 

 

 

葵祭の行列は京都御苑を出発し、下鴨神社を経て上賀茂神社を目指します。「そう京」イベントは京都御苑内に設けられた有料観覧席より専門の講師の解説を聴きながら観賞するという内容です。

当日はお天気に恵まれて周辺は大混雑でしたが、「ご案内状」の地図を頼りに集合場所の「京都御苑 下立売御門」へ向かうと、「そうだ 京都、行こう。」のロゴマークがデザインされた赤い旗を発見! 受付時にはスタッフが赤い旗を持っていますので、目印にしてくださいね。

 

 

いよいよ、イベントスタートです

 

 

 

 

参加者が全員揃ったところで、講師を務める山村純也さんからご挨拶がありました。山村さんは京都の歴史や文化に精通したプロフェッショナル集団「らくたび」の代表として、テレビや雑誌などメディアにもたびたび登場している人気の講師です。

どのような解説が聴けるのか、期待に胸を高鳴らせて観覧席へ移動します。

 

 

 

 

ふだんはのんびりとした雰囲気の漂う京都御苑ですが、この日ばかりはズラッと並んだパイプ椅子に圧倒されます。今年の観覧席は最前列のA列から最後列のF列までの計6列。会員様には、A列からD列までの見やすい席を事前に手配しました。自分でチケットを購入する手間を思えば、ご案内付きイベントは手軽でおすすめです。

 

 

 

 

チケットを手に観覧席エリアへ入ると、京都市観光協会が発行している葵祭のパンフレットをいただきました。豊富な写真とともに、行列の概要が分かりやすくまとめられています。始まる前の事前学習はもちろんのこと、後日思い出に浸りながら見返すのにも重宝しそうです。

 

 

お役立ちアイテム「イヤホンガイド」

 

 

 

 

ここで、観覧に欠かすことのできない「イヤホンガイド」が登場! 「イヤホンガイド」は、講師の生解説をイヤホンで直に聴けるというすぐれもの。

ご覧のように耳にかけて使います。電源を入れると、講師の山村さんの声がクリアに聴こえました! これなら、行列から目を離すことなく観賞ポイントを理解できそうです。

 

 

ガイドブックには載っていない、ツウな観賞ポイントが聴ける!

 

 

 

 

行列が出発するのは10時30分。着席した時点でまだ30分もありましたが、ここからが山村さんの真骨頂! 始まるまでに、葵祭の歴史や概要を分かりやすく説明していただきました。さらに、皆さまが座っている場所には、かつて公家屋敷が建ち並んでいたということなど、葵祭以外の情報もしっかりとカバー。豊富な知識量はさすがのひとことです。

 

 

 

 

解説に耳を傾けていると、あっという間に出発の時間に。いつもなら雅やかな雰囲気に心を奪われて写真撮影ばかりに没頭してしまいますが、この日だけはイヤホンガイドという心強い味方がいます。山村さんならではの見どころを、いくつも教えていただきました。

「平安時代を忠実に再現している葵祭ですが、1点だけ明らかに違う点があります」と山村さん。その答えは、“馬”。現代の行列ではサラブレッドなど体格の良い馬が登場しますが、平安時代の馬はポニーくらいの大きさが普通だったのだとか。ゆっくりと歩みを進める葵祭ですが、もしかしたら昔はもっと遅かったのかもしれませんね。

 

 

 

 

衣装も観賞の重要なポイント。時代考証を重ねて製作された衣装は、素材や縫製といった細部にまでこだわりが詰まっているといいます。山村さんの言葉を借りれば「まさに歩く文化財」。

出発したばかりとあって装いも崩れず、美しいままの姿を見ることができるのも、京都御苑観覧席の特権ですね。

 

 

 

 

「耳を澄ましていただくと、葵祭には“音”がないことに気づきませんでしょうか」と山村さん。太鼓や笛など、お祭りでよく聴く音が葵祭には存在しません。そのなかで、唯一大きな音がするのが「牛車」だと、教えていただきました。確かに、そばを通る時の「ギィーッ、ギィーッ」という大きな音は特徴的です。

山村さんの解説は、楽しみ方はひとつではないということに気付かせてくれます。

 

 

 

 

また、解説のタイミングも絶妙。行列が目の前を通る少し前にお話しいただけるので、撮影を楽しみたいという方もシャッターチャンスを逃す心配がありません。おかげで、私もお目当ての斎王代をばっちり撮影できました♪

解説を聴いて「なるほど!」とうなずき、写真撮影を楽しんでいたら、あっという間にイベントが終了しました。個人で観賞するだけでは、ここまで楽しめなかったと思います。あらためて、豊富な知識をもとに分かりやすく解説してくださる「らくたび・京都学講師」のファンになりました。

「そう京」イベントでは、祇園祭の山鉾巡行の際も、山村さんを講師に迎えて観賞会を実施します。今週末、5月27日(日)より受付を開始しますので、レポートを見て「いいね!」と思った方は、次はご自身で体験してみてくださいね♪

⇒7月17日(火)実施「観覧席から祇園祭を楽しむ(前祭巡行)」の詳細はこちら


⇒7月24日(火)実施「観覧席から祇園祭を楽しむ(後祭巡行)」の詳細はこちら


⇒「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カードに興味を持っていただいた方は、こちらをチェック!

 

Written by. シュガー

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