秋の風習でおなじみの「お月見」。かつては、満月を眺めながら歌を詠んだりお酒を楽しむといった貴族の遊びでしたが、現在のように一般的に楽しむようになったのは江戸時代の頃からといいます。今年(2021年)の「中秋の名月」は9月21日(火)。皆さんはどのように楽しまれますか? 今回は、京都で見つけたお月見ムードを盛り上げてくれるお菓子とアイテムをご紹介します。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、京都旅行の際は、政府およびお住まいの都道府県と京都府の要請をご確認ください。京都にお越しの際は、マスクの着用・手指のアルコール消毒など、感染拡大防止の徹底にご協力をお願いいたします。日々、状況は変化しておりますので、事前に最新情報をご確認ください。
◆これがなければ始まらない! 京都のお月見団子
【甘春堂】京のお月見だんご
お月見といえば、やはり“月見団子”は欠かせませんよね。一般的に“京都の月見団子”といえば、写真の通り、里芋の形を模したものを指します。十五夜は別名「芋名月」とも呼ばれていて、かつて十五夜に里芋をお供えしたことにちなんでいるそうです。
甘春堂の「京のお月見だんご」は、こしあんにくるまれた白団子と、粒あんにくるまれたよもぎ団子の2種類。形のユニークさとともに、まろやかでコクのある味わいの餡と、モチモチッとした団子の食感を楽しんでみて。数に限りがあるので、ご予約がおすすめです。
※2021年の「京のお月見だんご」の販売は、9月17日(金)~23日(木・祝)となります
■甘春堂 本店
【営業時間】9:00~18:00
【定休日】無休※1月1日・2日除く
【電話】075-561-4019
【アクセス】市バス「七条京阪前」バス停から徒歩約2分 Google map
【公式ホームページ】https://www.kanshundo.co.jp
【公式Facebook】https://www.facebook.com/kanshundo
【俵屋吉富】月見団子
宝暦5年(1755)創業の京菓子の老舗、俵屋吉富。こちらの「月見団子」も、京都ならではの月見団子のフォルムをしています。外郎生地の団子は、黒つぶ餡・黒こし餡・抹茶餡・薄紅こし餡・さつま芋餡の5種類の餡に巻かれ、カラフル。少しずつ味の変化を楽しんでみたいですね。
※2021年の「月見団子」の販売は、9月18日(土)~21日(火)となります
■俵屋吉富 烏丸店
【営業時間】9:00~17:00
【定休日】無休
【電話】075-432-3101
【アクセス】地下鉄烏丸線「今出川駅」から徒歩約3分 Google map
【公式ホームページ】https://kyogashi.co.jp
【公式Twitter】https://mobile.twitter.com/tawaraya_unryu
【中村軒】むかしの月見だんご
「お月見」といえば「お団子」。そもそも、なぜお月見に団子なのでしょうか・・・ その理由は、月に穀物の豊作祈願と収穫の感謝をするため。電気のない時代、月明かりが収穫の手助けとなっていたことから、感謝の気持ちを込めて、収穫した米を使い月に似せた団子を作り捧げていたのだそうです。
桂離宮からほど近くにある中村軒の「むかしの月見だんご」は、昔ながらの形を受け継いだシンプルな白団子。団子にはきなこをつけることが多いですが、こちらは和三盆糖をつけていただきます♪ 柔らかな団子と、ほんのりと優しい甘さの和三盆糖の味わいは、自然の恵みに感謝する人々の気持ちが伝わってくるようです。
桂離宮からほど近くにある中村軒の「むかしの月見だんご」は、昔ながらの形を受け継いだシンプルな白団子。団子にはきなこをつけることが多いですが、こちらは和三盆糖をつけていただきます♪ 柔らかな団子と、ほんのりと優しい甘さの和三盆糖の味わいは、自然の恵みに感謝する人々の気持ちが伝わってくるようです。
京都の月見団子の形をした「月見団子」も用意されていて、つぶ餡とこし餡の2種類があります。
※2021年の「むかしの月見だんご」「月見団子」の販売は、9月16日(木)~10月12日(火)となります
■中村軒
【営業時間】8:30~17:30
【定休日】水曜日(祝日の場合は営業)、1月1日
【電話】075-381-2650
【アクセス】市バス「桂離宮前」バス停から徒歩すぐ Google map
【公式ホームページ】https://www.nakamuraken.co.jp
【公式Twitter】https://twitter.com/mugitemochi
※2021年の「むかしの月見だんご」「月見団子」の販売は、9月16日(木)~10月12日(火)となります
■中村軒
【営業時間】8:30~17:30
【定休日】水曜日(祝日の場合は営業)、1月1日
【電話】075-381-2650
【アクセス】市バス「桂離宮前」バス停から徒歩すぐ Google map
【公式ホームページ】https://www.nakamuraken.co.jp
【公式Twitter】https://twitter.com/mugitemochi
◆お団子だけじゃない! かわいいお月見菓子もどうぞ
【亀屋良長】京半月(月見うさぎ)
創業210余年の老舗和菓子店・亀屋良長。季節ごとに焼き印が変わる、種煎餅「京半月」シリーズから、十五夜バージョンの「月見うさぎ」が登場しています。“煎餅”といっても、食感はとてもしっとり。それぞれに、こし餡や宇治抹茶餡がサンドされていて、一口食べるごとに餡の風味が広がります。十五夜らしく、ぴょんぴょんと跳ねるうさぎとすすきの可愛らしい焼き印入り。お茶請けとしてもぴったりですよ♪
※2021年の「月見うさぎ」の販売は、10月中旬までとなります
■亀屋良長
【営業時間】9:00~18:00
【定休日】1月1日、1月2日
【電話】075-221-2005
【アクセス】市バス「四条堀川」バス停から徒歩約3分 Google map
【公式ホームページ】https://kameya-yoshinaga.com
【公式Facebook】https://www.facebook.com/kameyayoshinaga
※2021年の「月見うさぎ」の販売は、10月中旬までとなります
■亀屋良長
【営業時間】9:00~18:00
【定休日】1月1日、1月2日
【電話】075-221-2005
【アクセス】市バス「四条堀川」バス停から徒歩約3分 Google map
【公式ホームページ】https://kameya-yoshinaga.com
【公式Facebook】https://www.facebook.com/kameyayoshinaga
【永楽屋】おひがし お月見
京都の繁華街・四条河原町に店を構え、70年以上にわたり、からいもの(佃煮)と甘いもの(菓子)をお届けしている永楽屋。上品な和三盆糖を使用した「おひがし お月見」は、2羽のウサギと満月が1袋になった可愛らしいお菓子。お月様で、楽しく餅つきをしているウサギの情景が浮かんできそうですね。
※2021年の「おひがし お月見」の販売は、9月21日(火)までとなります
■永楽屋本店
【営業時間】10:00~20:00※当面の間19:00まで
【定休日】無休
【電話】075-221-2318
【アクセス】市バス「四条河原町」バス停から徒歩約3分 Google map
【公式ホームページ】https://www.eirakuya.co.jp
【公式Facebook】https://www.facebook.com/eirakuya
【菓匠 清閑院 京都本店】観月うさぎ
菓匠 清閑院(せいかんいん)は、創作和菓子を展開しているお店です。「観月うさぎ」は、満月を愛でるうさぎがなんとも可愛い商品。羊羹は黒糖風味で、満月とうさぎは羊羹にメレンゲを合わせた東雲羹(しののめかん)で作られている、こだわりの一品です。こっくりとした甘みとなめらかな食感を楽しみつつ、味わってみてください。
※2021年の「観月うさぎ」の販売は、9月下旬までとなります
■菓匠 清閑院 京都本店
【営業時間】11:00~17:00
【定休日】月曜日
【電話】075-741-6634
【アクセス】地下鉄東西線「蹴上駅」から徒歩約7分 Google map
【公式ホームページ】http://www.seikanin.co.jp
◆月見酒をするなら、酒器にもこだわってみて
【井助商店】さかさつき じゅうご
漆器を販売して180余年の老舗・井助商店。新たに立ち上げた「isuke」ブランドは、“ちょっとした幸福感”を感じられるような、日常で使いやすい漆器を展開しています。「さかさつき」は木製漆塗りの杯で、夜に浮かんだ満月が酒器に映る、いわゆる“逆さ月”をイメージした意匠。6種類あるデザインのうち、「じゅうご」は十五夜の満月をモチーフにしていて、艶のある漆の黒に金色の蒔絵で描かれた満月が日本らしく雅やかなデザインです。これなら、たとえお天気が悪くて月が見えなかったとしても、お月見気分を味わうことができますね♪
※売り切れの場合がありますので、事前にご確認ください
■井助商店
【営業時間】9:00~17:30
【定休日】日曜日・祝日、土曜日(不定)
【電話】075-361-5281
【アクセス】地下鉄烏丸線「五条駅」から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】https://www.isuke.co.jp
【公式Facebook】https://www.facebook.com/isukeshoten
【酒器 今宵堂】白瓷馬上杯・白瓷燗徳利
酒器 今宵堂は、上原さん夫妻が営む酒器の専門店。日常で使いやすい“呑む、ひととき”のための器を製作されています。おすすめは、「白瓷(はくじ)馬上杯」(左)。馬上杯とは、昔騎馬民族たちが馬に乗ったままお酒を呑むため、持ちやすいように高台を高くしたもの。握りやすく安定するので、乾杯をしてもこぼれにくくて安心です♪ また、真っ白の杯は、“逆さ月”も綺麗に映り込むそうですよ。徳利は、同シリーズの「白瓷燗徳利」(右)を。丸いフォルムで、お酒が注ぎやすい作りです。夏の暑さも一段落。秋風に当たり、月を眺めながら燗酒を呑んでみてはいかがでしょうか。
\お月見関連コンテンツ/
★京都の社寺で行われるお月見イベントはこちら。
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※売り切れの場合がありますので、事前にご確認ください
■酒器 今宵堂
【営業時間】12:00~18:00
【定休日】月曜日~金曜日※臨時休業もあります。公式ホームページでご確認ください。
【電話】075-493-7651
【アクセス】地下鉄烏丸線「北大路駅」から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】http://www.koyoido.com
【公式Facebook】https://www.facebook.com/koyoido
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※掲載内容は2021年9月3日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。