桜のライトアップが復活! 祇園白川の見どころとおすすめスポットをご紹介♪

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石畳にしっとりとした風情が人気の祇園白川は、桜の名所としても知られています。長年にわたり桜のライトアップが行われ大変な人気を博していたのですが、警備上の問題で2017年から中止されていました。しかし、「あの美しい光景をもう一度見たい!」というたくさんの声に応える形で、今春3年ぶりに再開されることが決定!

そこで、「祇園白川ライトアップ実行委員会」の方々にご協力いただき、祇園白川の魅力を取材してきました♪ ライトアップのメインとなる白川に沿って、昼夜問わず楽しめる見どころやおすすめのお店をレポートします!

⇒祇園白川の桜の開花状況はこちらからチェック!

 

 

【見どころ1】桜のアーチ

 

 

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川端通から東へ(撮影日:2018年3月26日)

 

 

祇園白川には、ソメイヨシノやしだれ桜など43本の桜が植わっています。なかでも、川端通から白川沿いを東へ進んだエリアは、ソメイヨシノの花がまるで天蓋のよう。

アーチ状になっているのはここだけとあって、絶好の撮影ポイントになっています。道の片側には腰掛け用の石も置かれていますので、ちょっとした休憩にもぴったり♪

 

 

【おすすめのお店1】Gion_S

 

 

おすすめのお店1軒目は桜のアーチのそばにあるイタリアン・カフェ「Gion_S(ギヲン エッセ)」です。イタリアンに加え、“京都らしさ”を意識した創作料理が豊富に揃います。店長の高木さんに京漬物を使ったおすすめのメニューを教えていただきました♪

 

 

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和牛と京漬物(1,530円)

 

 

「和牛と京漬物」は刻んだしば漬けたくあんなどが色とりどりに散らされ、見た目も華やかです。お肉にくるんでいただくと、和牛の旨味とお漬物の塩加減が絶妙にマッチ。お漬物で口内がリフレッシュされるのか、お肉の脂も気になることなく、サラリといただけます♪

 

 

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京風あんかけゴハン~エッセスタイル~(1,030円)

 

 

「京風あんかけゴハン~エッセスタイル~」はオープン当初から人気で、これを目当てに毎年お越しになる常連さんもいるそうです。白ごはんがふわふわ卵に包まれ、さらに地鶏のミンチとしば漬けが入ったお出汁の“あん”がかけられています。

どちらのメニューも「京漬物を使って、こんなに美味しい創作料理ができるなんて!」と感動を覚えました♪

 

 

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桜紅茶セット(1,120円)

 

 

桜の時季にあわせて3月20日(水)から、新メニュー「桜紅茶セット」が登場。桜紅茶のシフォンケーキ、いちごマカロン、イチゴが可愛らしく並ぶプレートに、ドリンクは桜の花が浮かぶ桜紅茶を。お店でマカロンを出すのは初めてだそうで、このために高木さんが研究を重ねて作りあげた自信作です。味、見た目ともに春いっぱいのメニューを味わってみてください♪

 

 

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Gion_S テラス席

 

 

そして、忘れてはいけないポイントは抜群のロケーション。なんと「Gion_S」では桜の時季でもチャージ料200円を払えばお席の予約が可能です。桜を眺めながらのお食事は旅の憧れですよね。

ご紹介したメニューはどの時間帯でも注文OKです♪

■Gion_S
【営業時間】11:00~23:00
【定休日】無休
【電話】075-525-0585
【アクセス】京阪本線「祇園四条駅」から徒歩約2分 Google map
【公式ホームページ】http://www.gion-s.jp/

 

 

【おすすめのお店2】しぐれ茶屋 侘助

 

 

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しぐれ茶屋 侘助 外観

 

 

江戸幕府によって架けられたという大和橋を渡って、さらに白川沿いを東へ進むと、40年近くにわたって愛されるおばんざいの名店「しぐれ茶屋 侘助」が見えてきます。

京町家にやわらかな灯りがともる、京都らしい佇まい。祇園ともなると暖簾をくぐるのに勇気が必要なお店が多くなりますが、こちらは女性のひとり客も多いという親しみやすいお店です。

 

 

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カウンター席

 

 

店内はカウンターがメインで、ほかに5名まで座れるテーブルがあります。おすすめは、もちろんカウンター席! 目の前には旬の食材を使ったおばんざい(600円~)が常時約7種類並び、どれにしようか悩むのも楽しみのひとつ。

 

 

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(左上)季節のおばんざい、(右上)先付四種、(左下)おから、(右下)天ぷら盛合せ

 

 

おばんざいの他に、一品料理や日本酒のラインアップも豊富です。どれにしようか迷ったら、気軽に女将さんに相談を。好みに応じておすすめの料理を教えてくれたり、周りの観光スポットを紹介してくれたり、あっという間に打ち解けてしまうはず。女性のひとり客が多いというのは女将さんの人柄に秘密があったのですね!

京都らしいおばんざいが食べたくなったら、こちらのお店をオススメします♪

■しぐれ茶屋 侘助
【営業時間】17:00~23:00 ※桜の時季に限り、お席は2時間制となっています。
【定休日】無休
【電話】075-531-5175
【アクセス】京阪本線「祇園四条駅」から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】http://www.yagenbori.co.jp/tenpo/kyo_wabi/

 

 

【見どころ2】かにかくに碑

 

 

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かにかくに碑(撮影日:2018年3月30日)

 

 

「しぐれ茶屋 侘助」から歩いて間もなく斜め向かいに見えてくるのは、「かにかくに碑」と呼ばれる歌碑です。祇園白川の情景を詠んだ吉井勇の歌が刻まれているのですが、じつは吉井勇の古稀のお祝いに友人たちが建てたものだそう。志賀直哉や谷崎潤一郎、湯川秀樹など、その面々の豪華さたるや、流石のひとことです。

かにかくに 祇園はこひし 寝るときも
枕のしたを 水の流るる


歌の内容は現地の説明板をご覧いただくとして、私には古稀を仲間内で祝ったというエピソードが心に残りました。微笑ましい話を聞くと、歌碑に親しみが湧いてきませんか。しだれ桜と一緒に鑑賞を♪

 

 

【おすすめのお店3】dedegumo

 

 

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dedegumo 内観

 

 

続いてご紹介するのは、時計専門店「dedegumo(デデグモ)」。印象的な店名は、「出雲」という社長の名字に由来するとともに、雲のように自由で斬新なデザインを世に送り出すことを目指しているから。

たしかに、店内に並んだ時計はどれも個性的で、他にはないデザインばかり。

 

 

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制作風景

 

 

素材の加工から組み立てまで職人さんがひとつひとつ丁寧に行っているのですが、デザインは社員全員が考えるそうです。それが結果的に豊富な品揃えに繋がっているのですね。しかし、社員が描くイメージスケッチから構造を考えて形にしていくのは大変なこと。商品化には約1年の歳月がかかるそうです。

 

 

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(左から順番に)機界旅行-1(38,880円)、真鍮風車(38,880円)、黄銅斗景3-2(38,880円)

 

 

中の構造が見えるスケルトン仕様になっていたり、文字盤に遊び心が加えられていたり、どれもこだわりの詰まった時計ばかり。ベルトの色や幅も選べるとあって、自分のお気に入りの時計探しに、1時間以上かかる人も多いとか。価格帯も9,720円のイントロシリーズから30,000円台の自動巻き機械式時計まで幅広くありますので、京都の思い出を刻む時計としておひとついかがでしょう。

■dedegumo 白川通新橋店
【営業時間】11:00~19:00
【定休日】無休
【電話】075-561-3333
【アクセス】京阪本線「祇園四条駅」から徒歩約7分 Google map
【公式ホームページ】http://dedegumo.jp/

 

 

【見どころ3】辰巳大明神

 

 

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辰巳大明神(撮影日:2018年3月26日)

 

 

祇園白川のシンボル的存在といえば、“祇園のお稲荷さん”として愛される辰巳大明神。“たつ”にかけて、芸能上達の御利益があると、芸妓さん舞妓さんもお参りされるのだとか。

また、こちらの神社にはユニークなエピソードが伝わっています。その昔、白川に架かる巽橋を通る人にタヌキがいたずらをしていたそうです。困った人々がタヌキをお祀りすると、それ以降悪さをしなくなったのだとか。「あれ、神様はキツネ? タヌキ? どっち?!」と不思議に・・・

現在は町内にお住まいの方々が交替で奉仕にあたっているそうです。昔も今も変わらず地元の人に大切にされている神社なんですね。

 

 

【見どころ4】巽橋

 

 

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巽橋周辺(撮影日:2018年3月30日)

 

 

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新しくなった巽橋(撮影日:2019年3月19日)

 

 

最後にご紹介するのは、先ほどタヌキのお話にも出てきた「巽橋(たつみばし)」。じつは、ライトアップの再開に伴い、高欄部分が新しくなりました。石畳の景観にあうように配慮されたヒノキ造りで、釘は一切使われていません。

今までも人気のスポットでしたが、今後もいっそう注目が集まりそうです。

今回のライトアップでは警備をいっそう強化されていますが、それでもひとりひとりがマナーを守ることが大切です。美しいライトアップの光景をいつまでも見られるように、譲り合って楽しんでくださいね♪

 

 

■第28回 祇園白川さくらライトアップ
【日程】2019年3月29日(金)~4月7日(日)
    18:00~22:00
【場所】祇園白川 詳細はこちら
【料金】無料
【公式ホームページ】gion-yoisakura.com/

 

Written by. シュガー

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