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千枚漬とすぐき あなたはどちら派?

2012年1月公開

千枚漬とすぐき あなたはどちら派?
京都の代表的な漬物といえば千枚漬とすぐき、しば漬があげられるでしょう。中でも千枚漬とすぐきは冬の漬物。どちらも他にはないちょっと変わった特徴があります。甘酸っぱくてパリパリした千枚漬と、奥深い味わいのすぐき。あなたはどちら派?

千枚漬って何?

原料
聖護院かぶら
歴史
御所の料理人だった大黒屋藤三郎が慶応元年(1865)に考案しました。千枚漬本家「大藤」の創業者です。
漬け方
聖護院かぶらの皮を剥き、いったん水に入れたものを薄くスライス。1樽に1,000枚以上漬け込む、というのが名前の由来です。薄く切ったかぶらをトランプのように広げ、下漬けの樽に並べ3日くらい塩漬けします。塩漬けの後は昆布と調味液で本漬けに入ります。本漬けも3日間ほど。本漬けが済んだら出来上がり。
特徴
食べやすい大きさに切って、そのまま浅漬け感覚でどうぞ。それぞれのお店が味つけに工夫を凝らしているのも千枚漬の特徴です。食べ比べを楽しんで。

すぐきって何?

原料
上賀茂のすぐき菜
歴史
約三、四百年前に上賀茂神社の神官がすぐき菜の栽培を始めたといわれています。やがて社家で作るようになり、当時は門外不出で「屋敷菜」と呼ばれていました。明治以降、上賀茂の農家で作るようになりました。
漬け方
皮をむいて、塩で下漬けしたあと本漬け。上賀茂の風物詩でもある「天秤押し」は本漬けのとき行います。本漬けが済んだら室(むろ)で約1週間発酵させます。収穫から約1カ月かかって完成します。
特徴
自然な酸味が特徴の乳酸発酵漬物。乳酸菌を多く含んでいるので腸内環境を整える効果もあるといわれ、健康面からも注目されています。

千枚漬本家 大藤

大黒屋藤三郎から五代目の山崎末莉さんが一子相伝の味を守っています。巨大なかんなで薄く切るのも昔ながらの手作業です。パリパリした歯触りと昆布の旨味、さわやかな酸味が身上。ご飯にもお酒にもよく合います。120g630円〜。お店の前に大量のかぶらの皮が置かれていることも。皮は畑の肥料になるのだそうです。

住所 京都市中京区麩屋町通錦小路下ル
電話 0120-02-5975
営業時間 8:30〜18:00
定休日 10〜2月 無休(1月1日のみ休)、3〜9月 木曜日
アクセス 阪急京都線「河原町駅」・市バス「四条河原町」下車徒歩約7分

樽出しのすぐき ギャラリーショップ津田

築数百年の上賀茂神社の社家で樽出しのすぐきを販売。注文を受けて樽から出します。「浅い方が」「樽底がいい」など好みに応じて出してくれます。ひとつずつ葉の部分をくるりと巻いてビニール袋へ。空気を抜いて樽出しの日付を書いて渡してくれます。100g240円。店先には作家物の器やバッグ、小物も置いています。

住所 京都市北区上賀茂池殿町8
電話 075-701-8251
営業時間 10:00〜17:00
定休日 不定休
※ご来店の前になるべく電話を。
アクセス 市バス「上賀茂神社前」下車徒歩約3分

調味液を使わず塩と昆布で漬ける千枚漬 村上重本店

天保3年(1832)、現在の場所で創業。こだわりの千枚漬は創業以来同じ漬け方です。薄く切った聖護院かぶらを塩で下漬けした後、調味液は使わず昆布とかぶらを交互に重ねて本漬けを行います。昆布は北海道の利尻昆布。根の方も使います。本漬けは約1週間熟成。塩とかぶらと昆布の旨味が三位一体になったまろやかな味が特徴です。かぶらの甘味にも驚くでしょう。1袋159g1,000円。

住所 京都市下京区西木屋町通四条下ル船頭町190
電話 075-351-1737
営業時間 9:00〜19:00(土・日、祝日は〜19:30)
定休日 1月1〜3日
アクセス 阪急京都線「河原町駅」・市バス「四条河原町」下車徒歩約5分

すぐき農家のすぐき すぐきや六郎兵衛

元すぐき農家が営むお店で、親戚は今もすぐきを育てています。先代がすぐきを低温発酵させる電気室(むろ)を電機メーカーと共同で開発し、一気に普及しました。昔から無着色無添加にこだわった漬物に定評があり、すぐきはその代表格。畑からチェックするご主人の目と舌にかなったすぐきです。100g336円〜。

住所 京都市北区上賀茂神社鳥居前
電話 075-721-6669
営業時間 9:00〜18:00
定休日 無休
アクセス 市バス「上賀茂神社前」下車すぐ
「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。

こだわりの昆布で漬ける千枚漬 東山八百伊本店

祇園で創業約80年。昆布は利尻昆布の一等品を2年寝かせてから使います。薄く切ったかぶらを塩漬けした後、塩水を切り、塩気が残らないよう別の樽に移して味付け。かぶらと昆布を交互に挟んで酢とみりん、少量の砂糖で作った調味液で漬けます。酸味は抑え目で昆布の旨味が秀逸。工場では二代目、三代目、四代目がそろって作業し代々の味を伝えています。150g683円〜。

住所 京都市東山区東大路通松原上ル4丁目毘沙門町44
電話 075-525-0801
営業時間 9:00〜18:00
定休日 火曜日
アクセス 市バス「東山安井」下車すぐ
「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。

酸味のあるすぐきの味を 京つけもの 谷彦

大徳寺や今宮神社の程近くにお店を構えます。すぐきは上賀茂の契約農家から仕入れています。午前中なら樽出しがあるかも。かぶの部分は食べやすい大きさに切り、葉はみじん切りにして添えます。好みで醤油を少しかけたり、七味や柚子胡椒を振ったりするのもお勧めとか。女将さんにいろいろ聞いてみてください。100g230円〜。

住所 京都市北区紫野東野町18
電話 075-493-1320
営業時間 9:00〜18:00
定休日 木曜日
アクセス 市バス「建勲神社前」下車すぐ
「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。

掲載内容は2012年1月時点での情報です。ご利用の際は各店舗へご確認ください。
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