秋季特別展「みちのく いとしい仏たち」

美術館・博物館

  • 秋季特別展「みちのく いとしい仏たち」 山神像 江戸時代 兄川山神社(岩手県八幡平市)
日本では近世、上方や江戸で造られた金色の端正な仏像が荘厳空間や教義の象徴として全国各地の寺々の本尊として祀られてきました。一方、北東北—みちのく—では、ごく狭い地域や家々でのささやかな礼拝のために、地元の工人や僧が刻んだ仏像や神像が祀られることがありました。その粗末な素材、稚拙にも感じられる素朴な造形は、なんとも飾り気のない豊かな表情と愛嬌に溢れています。しかしその背景には、災害や飢饉、貧窮といった死の恐れに向き合ってきた、みちのくの人々の切なる願いが込められています。本展では、そうした「仏像」のイメージを変えるような、素朴でいとしい、みちのくの仏像たちの造形と、その信仰のあり方を紹介します。
日程
2023年9月16日(土)~11月19日(日)
10:00~17:00(受付終了16:30)
料金
1,600円
場所
龍谷大学 龍谷ミュージアム
電話
075-351-2500
休館日
月曜日(祝日の場合は翌日)

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