京刺繍の老舗に生まれた截金の人間国宝・江里佐代子(1945-2007)は、途絶が危惧されていた截金技法を学び、仏師の夫・康慧とともに仏像作品をつくり続けました。一方で仏教美術のみならず、工芸品の応用や公共施設の壁面装飾など、截金の新しいあり方を追求しました。惜しくも急逝しましたが、その技術や精神は娘の朋子や工房の職人に受け継がれています。本展では江里佐代子の作品を中心に、康慧や朋子、工房の職人による作品を紹介し、継がれていく截金の「わざ」と「こころ」を後世へ伝えます。
- 日程
- 2021年1月2日(土)~1月24日(日) 10:00~19:30(受付終了19:00)※百貨店の営業時間に準じて変更の場合あり
- 料金
- 900円
- 場所
- 美術館「えき」KYOTO
- 休館日
- 無休