鍵善良房に江戸時代から伝わる和三盆糖のお菓子、菊寿糖。桜の木で作られた菓子木型に和三盆糖を詰め、熟練の職人技により細く繊細な花びらの一枚一枚までが美しく現れ、その材料や製法は300年近くほとんど変わらず受け継がれています。本展では、日本特有の美意識が宿り一つの菓子が生み出されるまでの物語と、職人たちの思いが込められている菓子木型を未来に伝えるため、鍵善に残る多数の木型とともに、岡山の菓子木型彫刻 京屋所蔵の貴重な資料を紹介します。
※11月20日（土）～1月16日（日）、1月18日（火）～2月27日（日）、3月1日（火）～4月3日（日）と3期に分けて展示替えを行います。