かつての河内国南部にあたる大阪・河内長野市は、京都から高野山に続く街道の合流地点として栄えました。当地には観心寺と金剛寺という真言密教の古寺があり、この地域における信仰文化の中心を担ってきました。南北朝時代には後村上天皇の行宮(あんぐう)として、楠木正成など南朝勢力の拠点となったことでも知られています。
京都国立博物館では2016~19年度にかけて、両寺の文化財調査を実施しました。本展はその成果を公開する機会として、従来から知られた名品に加え、新たに発見された寺宝の数々をご紹介します。河内長野に伝わる真言密教と南朝の濃密な歴史文化をお楽しみください。
京都国立博物館では2016~19年度にかけて、両寺の文化財調査を実施しました。本展はその成果を公開する機会として、従来から知られた名品に加え、新たに発見された寺宝の数々をご紹介します。河内長野に伝わる真言密教と南朝の濃密な歴史文化をお楽しみください。