19世紀末から20世紀初頭のフランスで活躍した画家、アンリ・ル・シダネル(1862-1939)とアンリ・マルタン(1860-1943)。豊かな色彩や点描といった印象派や後期印象派の表現を継承しつつ、新印象主義、象徴主義などの世界観や表現技法も取り入れ、独自の画風を確立しました。二人は生涯にわたり親交を結び、絵画表現の共通点も見られますが、シダネルはフランス北部の落ち着いた静謐な空気を月夜や夕暮れの風景の中に描いたのに対し、マルタンはフランス南部の明るい陽光に照らされた風景や人物を描き、フランス国内の公共建築の壁画を多く手がけました。本展では、これまで日本では紹介される機会の少なかった二人の道のりを9章にわけて紹介します。
- 日程
- 2022年9月10日(土)~11月6日(日)
10:00~19:30(受付終了19:00)
- 料金
- 1,100円
- 場所
- 美術館「えき」KYOTO
- 電話
- 075-352-1111(ジェイアール京都伊勢丹)
- 休館日
- 会期中無休