この度、松尾芭蕉の貴重な自筆自画《野ざらし紀行図巻》が再発見されたことを記念し、福田美術館と共同で展覧会を開催します。本展は与謝蕪村をキーパーソンとして、蕪村が憧れた松尾芭蕉と蕪村と同じ年に生まれた伊藤若冲、三人の足跡を辿るものです。1644年に生まれた芭蕉は、若くから俳諧に親しみ、40代から俳句と共に紀行文を記すようになりました。中でも東北から北陸を旅した時の『おくのほそ道』が有名です。芭蕉の死後50年が経過した1743年ごろから、芭蕉を顕彰する動きが盛んになり、この運動を京都で牽引したのが与謝蕪村です。20代から江戸で俳諧を学んだ後、僧として各地を遊歴し、その際芭蕉が訪れた場所も巡りました。その後京都に定住し、絵に発句を書き添えた俳画というジャンルを確立しました。
第1会場である当館では芭蕉の俳句や絵画と共に、後世の画家たちが描いた《芭蕉図》の数々を展示。さらに、芭蕉に憧れてやまなかった蕪村の手による俳画もご紹介します。また、パトロンや弟子たちとの関係が窺える蕪村直筆の手紙や、弟子たちの作品もご覧いただきます。
第1会場である当館では芭蕉の俳句や絵画と共に、後世の画家たちが描いた《芭蕉図》の数々を展示。さらに、芭蕉に憧れてやまなかった蕪村の手による俳画もご紹介します。また、パトロンや弟子たちとの関係が窺える蕪村直筆の手紙や、弟子たちの作品もご覧いただきます。
- 日程
- 2022年10月22日(土)~2023年1月9日(月・祝)
前期 2022年10月22日(土)~11月28日(月)
後期 2022年11月30日(水)~2023年1月9日(月・祝)
10:00~17:00(受付終了16:30)
- 料金
- 900円
- 場所
- 嵯峨嵐山文華館
- 電話
- 075-882-1111
- 休館日
- 11月29日、12月30日~1月1日