住友コレクションの一角を占める近代洋画は、住友吉左衛門友純(春翠)が明治30年(1897)の欧米視察中のパリで印象派の画家モネの油彩画2点を入手したことに始まります。その一方で、同時代のジャン=ポール・ローランスなどフランス・アカデミーの古典派絵画も収集しました。19世紀末のフランス絵画は、印象派の台頭と共に古典的写実派が次第に衰退していく様相を示すことになりますが、春翠のコレクションには同時代の印象派と古典派の作品が共に収集されているところに特徴があります。明治維新以降の日本において先駆けとなった最初の洋画コレクションを会場でお楽しみください。
