「生誕100年回顧展 石本正」

美術館・博物館

  • 「生誕100年回顧展 石本正」 「のれん」 昭和45年(1970) 個人蔵
2015年、95歳で逝去した日本画家・石本正の生誕100年を記念して、石本が活動の拠点としていた京都で回顧展を開催します。石本正は1920年、現在の島根県浜田市三隅町に生まれました。1944年、京都市立絵画専門学校(現在の京都市立芸術大学)日本画科を卒業し、1947年に日本美術展覧会(日展)に初入選。その後、創造美術(現創画会)に移り、人物を題材にした話題作を次々と発表しました。その後、鳥の連作や舞妓に取り組む一方、イタリアなどの西欧の旅を続け、中世ヨーロッパのロマネスク様式のイメージを積極的に取り込み、華麗で情念的な石本芸術を完成させました。新世代として一躍脚光を浴びる画家となった石本は、1971年に日本芸術大賞、芸術選奨文部大臣賞を立て続けに受賞しましたが、以降はすべての賞を辞退します。生涯、地位や名誉を求めることなく、伝統に縛られない独自の日本画を追求しました。本展は、石本の青年時代から最晩年までの75年におよぶ画業の全貌を、風景、鳥、花、裸婦を題材にした代表作と素描でたどります。絶筆となった「舞妓」や新たにアトリエから見つかった素描なども展示し、最期の瞬間まで絵画一筋に生きた石本の生涯と創作の原点を紹介します。
日程
2023年4月4日(火)~5月28日(日)
10:00~18:00(受付終了17:30)
料金
1,800円
場所
京都市京セラ美術館 本館 北回廊2階 
電話
075-771-4334(10:00~18:00、12月28日~1月2日を除く)
休館日
月曜日(祝日の場合は開館)

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