琳派展23「琳派の扇絵と涼の美」

美術館・博物館

  • 琳派展23「琳派の扇絵と涼の美」 酒井抱一 扇面貼交屛風 右隻(部分) 江戸後期 細見美術館蔵
江戸前期に活躍した琳派の創始者、俵屋宗達は扇絵を制作する「絵屋」を営んでいました。「扇絵」はいわば宗達工房の主力商品であり、その独創的な意匠は後に屛風などの大画面に明快な画風を展開する原点ともなりました。「扇絵」や「団扇絵」といった小画面の調度は、尾形光琳、中村芳中、酒井抱一、鈴木其一、神坂雪佳ら宗達以降の絵師たちも積極的に手掛け、デザイン性の高い身近な調度として親しまれました。一方、琳派では朝顔など夏の草花図も多く描かれ、爽やかな画面は凌ぎ難い夏の暮らしに一風の涼味をもたらしました。琳派展の第23弾となる本展では、細見コレクションを中心に「扇絵」「団扇絵」や、夏の草花図や秋草図を選び、琳派による涼の美をご紹介します。
日程
2023年6月10日(土)~8月20日(日)
10:00~17:00(受付終了16:30)
料金
1,400円
場所
細見美術館
電話
075-752-5555
休館日
月曜日(祝日の場合は翌日)

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