「ふぁん・ファン・Fun~扇子【センス】いいね」

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  • 「ふぁん・ファン・Fun~扇子【センス】いいね」 土田麦僊《扇面流》
日本では飛鳥時代頃、中国より伝来した「団扇」。涼をとる役割の他、虫よけや悪気を払う道具として使われてきました。一方、平安時代に団扇を改良して造られたのが「扇子」。後に神事や貴族階級の装身具となり、交流の場では茶道や舞踏の小道具としても重宝されてきました。また、高貴な身分の品格や女性らしさなどを表現するモチーフとして、しばしば絵画の中にも登場してきました。著名な書家や画家が手がけたものが数多く見られ、今でいうサイン色紙のような役割も果たしていた扇面。古くからの美意識を日常生活にそのまま取り入れ受け継ぐ街、京都において、扇は身近に触れるアートともいえるでしょう。本展覧会では、団扇や扇子の描かれた日本画作品とともに、主に江戸時代から現代にかけての様々な扇を展示します。
日程
2023年7月14日(金)~10月9日(月・祝)
10:00~17:00(受付終了16:30)
料金
1,000円
場所
嵯峨嵐山文華館
電話
075-882-1111
休館日
8月29日(火)

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