「表装の愉しみ－ある表具師のものがたり」
美術館・博物館
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伝藤原信実《佐竹本三十六歌仙絵切 源信明》 鎌倉時代（13世紀）重要文化財（泉屋博古館蔵）
掛け軸、巻物、屛風－東アジア独自の書画芸術フォーマットである「表具」。そこには保存管理から装飾・演出まで、さまざまな知恵と美意識が凝縮されています。本展では通常は脇役として注目されない表具にスポットをあて、その多彩な展開を紹介し、そこにこめられた思いを探ります。また、近代大阪で数多くの数寄者を顧客に持った井口古今堂三代井口邨僊と、住友家十五代春翠との交流をたどります。表具の仕立てや修理だけでなく、インテリアコーディネーター、芸術文化の先達、作家との仲介者など、表具師が果たした多彩な役割をご紹介します。
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