京の玄関口・京都駅前にそびえるランドマーク「京都タワー」。旅行者はもちろん京都の方にも親しまれ、記念撮影を楽しむ人もよく見かけます。そんな京都タワーのこと、皆さんどれくらい知っていますか? 「いつも外から見るだけで、そういえば中のことはあまり知らないな・・・」という方も多いのでは。
2019年12月28日(土)に、開業55周年を迎える京都タワー。この記念日にちなみ、京都タワーの「いま」や「開業55周年記念イベント」をお届けします!
【その1】東海道新幹線と京都タワーは、同級生!
まずは少し歴史のお話を・・・ 京都タワーが誕生したのは昭和39年(1964)12月。その2ヵ月前の10月に東海道新幹線が開業したので、実は京都タワーと東海道新幹線は「同級生」ということになります。高さは京都市街一を誇る131メートル。ロウソクのようなフォルムですが、本当のところは海のない京都市街を照らす灯台をイメージして、建てられたそう。
【その2】京都市内を360度見渡せる展望室。実は、超おトクなシステムが!
地上100メートルにある展望室からは、東寺の五重塔をはじめ、平安神宮の大鳥居や清水寺などが見渡せます。世界遺産や国宝を上から眺めるなんて、あまりできない体験ですよね。展望室内の望遠鏡は、なんと無料。一般的な望遠鏡には時間制限がありますが、こちらは時間の許す限り見放題♪ この情報、意外と知らない方が多いそうです。時間に制限はありませんが、譲り合いながら順番を守って楽しみましょう!
日中でも「夜景」が楽しめる、観光案内モニター
2016年春には、「タッチパネル式観光案内モニター」が設置されました。画面をタッチすればお寺や神社などの情報が表示され、QRコードによって自分のスマホに取り込むことが可能。旅はじめにタワーの上から、1日の旅行計画も良さそうですね。さらにタッチひとつで「日中」「夕景」「夜景」も楽しむことができます♪
【その3】開業40周年に誕生! マスコットキャラクター「たわわちゃん」
口を開けた愛らしいこの子は、京都タワーの人気マスコットキャラクター「たわわちゃん」。開業40周年を記念して、2004年に誕生しました。性格は『「おっとりふんわり」な、ちょっとあわてんぼうさん』とのこと。確かに、この表情が性格を表していますよね(笑) 毎週土曜日・日曜日のお昼間には、展望室に登場するそうです。
⇒詳しくは公式ホームページの「たわわちゃんに会えるお出かけ情報」をチェック!
開業50周年に誕生!
京都市街で、いちばん空に近い神社?! 「たわわちゃん神社」
開業50周年を迎えた2014年には、展望室の一角に「たわわちゃん神社」が誕生しました。御神体はもちろん、たわわちゃん。しかも・・・ 黄金色です!(笑) 両隣には阿吽の八咫烏(やたがらす)のキャラクター「あ」・「うん」が鎮座しています。神社らしく「たわみくじ」(100円)や「たわわちゃん絵馬」(300円)もあり、結んだ後のご祈祷・お浄めは、なんと世界遺産・下鴨神社で行われています。
【その4】一色だけじゃない、京都タワーのライトアップカラー
日が暮れると、京都タワーはやわらかな光のLEDでライトアップされます。でも皆さん、京都タワーの色って変化すること、ご存知ですか? 普段はホワイトの光ですが、実は啓発活動に合わせて、ピンクやグリーンなどに変化することがあるんです。
さらに、個人でもライトアップを、20種の中から好きな色にお願いすることができます(有料)。毎月16日は「DO YOU KYOTO?デー」にちなみ、環境への取り組みとしてライトダウンをされています。「いつも同じ色・・・」と思わずに、ちょっと見上げてみてくださいね。
⇒詳しくは公式ホームページの「ライトアップ情報」をチェック!
【その5】2017年春、開業以来初の全面リニューアルでオープン!
京都タワーサンド KYOTO TOWER SANDO
地下1階「フードホール」
2017年春には、地下1階から地上2階が開業以来はじめて全面リニューアルされ、「京都タワーサンド KYOTO TOWER SANDO」がオープン。飲食からお買い物、体験がフロアごとに楽しめるようになりました。
KYOTO TOWER SANDO バルの「京都醸造 飲み比べSET」1,050円
地下1階「フードホール」には、焼き肉の名店「京の焼肉処 弘(ひろ)」や伏見の蔵元・山本本家が営む「鳥せい」、和ぎょうざが人気の「ぎょうざ処 亮昌(すけまさ)」など、京都の名店が勢揃い。地酒やワイン、クラフトビールが味わえる「KYOTO TOWER SANDO バル」もあり、“京都グルメ”から“京都ドリンク”まで、存分に楽しめるフロアです。毎週金曜日18時から23時にはDJイベントを実施中♪
(左上)UCHU wagashiの落雁「ochobo mini」580円 (右上)ぽっちりの「がま口」1,080円~ (左下)京あめ クロッシェの「雛 HIINA(ひいな)シリーズ」388円 (右下)京都北山 マールブランシュの「生茶の菓アイスバー」250円
1階は、お菓子や雑貨、コスメなどのお店があり、“京みやげ”探しが楽しいフロアです。ひとくちサイズのかわいい「UCHU wagashi」の落雁や「京あめ クロッシェ」には、おみやげに便利なミニサイズがラインナップ。どちらもフレーバーの種類が多く、いくつも買っちゃいそう♪ 京都発のがまくち専門店「ぽっちり」には、京都タワーをモチーフにした限定グッズがあります。イートインもできる「京都北山 マールブランシュ」京都タワーサンド店限定のおすすめは「生茶の菓アイスバー」。抹茶のお菓子で有名なお店だけあって、濃厚な味わいは感動モノですよ!
(左)「抹茶ラテ」590円 (右)「バブル抹茶ラテ」620円※Instagramフォロワー限定
また、2019年10月には宇治の抹茶専門店「抹茶共和国」がオープン。いま京都で話題の、インク瓶をモチーフにしたドリンク「抹茶インク」が、アクセス便利な京都タワーで購入できます。素材を活かしたフレッシュドリンクは、京都でしか味わえない一品です。抹茶専門店ならではの、写真映えするミニ茶室もあります♪
おめでとう、京都タワー!
「京都タワー開業55周年イベント」開催中!!
誕生からどんどん進化し、魅力あふれる京都タワー。2019年12月28日(土)に開業55周年を迎えるにあたり、現在、「京都タワー開業55周年イベント」を開催中です。
(1)展望室入場券が、開業当時のチケットデザインに!
京都タワーといえば、展望室。入場時に必要な「展望室入場券」が、2019年12月5日(木)から2020年1月上旬(なくなり次第終了)まで、開業当時のデザインになっています。全4色あり、何色になるかはお楽しみに♪
よく見ると・・・ 背景には開業当時の京都市内の風景が!
(2)なつかしのメニューを味わおう!
地上45メートルに位置する展望室3階 スカイラウンジ「空」-KUU-では、開業当時から50年以上愛され続ける「京都タワーホテル50年カレー」(1,100円)、「京都タワーホテル50年プリン」(ドリンク付850円 ※土日祝のみ・1日10食限定)がいただけます。
「京都タワーホテル50年プリン」
(3)階段でGo!Go!「京都タワー階段のぼり」
記念日当日となる2019年12月28日(土)には、階段でGo!Go!「京都タワー階段のぼり」を開催。通常非公開の塔体内に入り、階段をのぼることができます。また「京都タワー階段のぼり」参加者を対象に、当日夜の京都タワーのライトアップカラー投票も行われます。
⇒各イベントの詳細は、公式ホームページの「イベント情報」をチェック!
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京都タワー解説帖、いかがでしたか? 「へ~、良いことを知った!」という方がいらっしゃれば幸いです。年末年始も様々なイベントを行われていますので、京都旅の折にはぜひお立ち寄りください。
■京都タワー
【営業時間】展望室9:00~21:20(最終入場21:00) ※変更の場合あり
【定休日】無休
【料金】800円
【電話】075-361-3215(9:00~20:00)
【公式ホームページ】https://www.keihanhotels-resorts.co.jp/kyoto-tower/
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。特典内容はこちら。
■京都タワーサンド
【営業時間】B1Fフードホール 11:00~23:00
1Fマーケット・2Fワークショップ 9:00~21:00 ※一部店舗は異なります
【休館日】無休
【電話】075-746-5830(9:00~20:00)
【公式ホームページ】https://kyoto-tower-sando.jp
【アクセス】京都駅新幹線中央口から徒歩約4分(地下東口より直結、徒歩約2分) Google map