生まれ変わった「竹の寺」の方丈へ行こう!

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方丈庭園「十六羅漢の庭」

 

「竹の寺」の愛称で親しまれる、京都洛西の地蔵院。332年ぶりとなる京都市登録有形文化財「方丈」の解体修理が完了し、1月13日(土)に落慶法要が執り行なわれました。新しくなった方丈や庭園がどのように変わったのか、早速ご紹介いたします!

まずは、ファンも多いという方丈庭園「十六羅漢の庭」から。写真手前の名椿「胡蝶侘助(こちょうわびすけ)」は視線を遮っていた添え木が外され、ところどころに生い茂っていた千両やツツジも美しく剪定されて空間に奥行きが生まれました。羅漢を表す十六の庭石もはっきり見えるようになり、とてもすっきりとした印象に! 逆に、五葉松の古木(写真左奥)には重厚な添え木が入れられ、風景をキリリと引き締めています。今まで以上にお庭が綺麗になりビックリです!

解体修理が終わり、約1年ぶりの公開となる方丈内部を拝観すると、長押(柱と柱の間の横木)の釘隠しが真新しく輝き、天井近くの白壁も真っ白に塗り直されて、とても美しく蘇っていました♪ と、ここで「あれ、お部屋が広くなった・・・?」と違和感が。「寸法は以前と同じですよ」とお寺の方も言われるので、「気のせいかな?」と頭をひねっていると、「もしかしたら、修理によって柱のゆがみや床の傾きが直ったのが原因かもしれませんね」との言葉に、なるほど納得です。以前、どことなく感じていた圧迫感がなくなり、明るく開放的な空間になったのは間違いないようです。

修理中は休止されていた、お抹茶の接待(有料)も復活しました。「竹の寺」にちなみ竹をイメージしたお菓子と、季節に合わせた干菓子が付く嬉しいセットです。この日の干菓子はお正月に合わせて松葉でしたが、1月下旬からは梅に替わるとのこと。お抹茶接待は提供の日時が決まっているので、訪問前には必ず地蔵院のホームページをチェックしてくださいね!

最後にご紹介するのは、解体修理の完成を祝して誕生した、地蔵院オリジナルのご朱印帳「竹の納経帖」です。なんと、竹製の表紙で、印字された金色の九曜紋がとっても格好いいんです。“木”のご朱印帳は最近増えてきましたが、“竹”のものは地蔵院が初めてなのだそう。ひとつずつ手作りされるので数に限りがありますが、大切な一冊にピッタリの逸品ですね。

解体修理を経て、ますます魅力が増した地蔵院。冬から春へ、春から夏へと季節が巡るたびに、どんな表情を見せてくれるのか今から楽しみです。この冬、京都へ来られる方は、解体修理直後の美しい姿を見に訪ねてみてはいかがでしょう♪

※今回は特別に撮影許可をいただきましたが、通常、方丈での撮影は禁止です。

地蔵院[竹の寺]
【拝観時間】9:00~16:30(受付終了16:15)
【拝観料】500円
【電話】075-381-3417
【アクセス】京都バス「苔寺・すず虫寺」バス停から徒歩約3分、阪急嵐山線「上桂駅」から徒歩約12分 Google map
【公式ホームページ】http://takenotera-jizoin.jp/

 

Written by. きのこ

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