
京都の各地で催される、様々な展覧会。2018年4月に注目したいのは、明日4月7日(土)よりはじまる、京都国立博物館の「池大雅」展! 本日(4月6日)行われた記者発表の模様とあわせてお届けします♪ そのほかにも、本日はじまったばかりの七宝展、4月下旬に開催される「ガウタマ・シッダールタ」をテーマとした展覧会、“世界で最も偉大なアマチュア写真家”と称されるカメラマンの写真展をご紹介します!
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード会員様へのチケットプレゼントもご用意しております♪ 詳細は、文末をご確認ください。
伸びやかな筆致に魅了! 天才南画家「池大雅」の大回顧展
4/7(土)~5/20(日)【京都国立博物館】

京都に生まれ、日本各地を巡り絵を描いた、旅の画家・池大雅(いけのたいが)。江戸時代中期の京都画壇を代表する画家の回顧展が、恩賜(おんし)京都博物館(現・京都国立博物館)で昭和8年(1933)に行われて以来85年ぶりに開催されます!

大雅は与謝蕪村(よさぶそん)と並び「南画(なんが)の大成者」とされ、“天才南画家”とも“日本南画の祖”とも称されます。その画風は清新で衒(てら)いのない明るさに満ち、広々とした画面構成、軽妙な筆遣い、明るく澄んだ色彩などを特徴としています。
今回の「大回顧展」では、初期の作品をはじめとして、20代後半に得意としていた指で水墨画を描く「指墨画」、旅を重ねた20代から30代の作品や、キャリア最盛期の作品など、大雅の魅力を余すところなく伝える作品展となっています。

本日(4月6日)行われた記者発表・内覧会を訪れてみましたが、過去最大規模の回顧展というだけあって、作品数がすごい! 前回の回顧展の時には約120件、今回はそれをはるかに超える162件もの作品が出品されます。初期から晩年の作品までを通観できるため、だんだんと絵柄や筆致が変わっていく様子もよくわかり、大雅の人となりまで見えてくるようです。会場では、京都国立博物館公式キャラクター・トラりんと、大雅のコラボグッズも発売されていて、見どころの多い展覧会となっています♪
【日程】2018年4月7日(土)~5月20日(日)
9:30~18:00(入館17:30まで)
※会期中の金・土曜日は20:00まで(入館19:30まで)
【休館日】月曜日 ※4月30日(月・振休)は開館、5月1日(火)は休館
【場所】京都国立博物館 平成知新館 詳細情報はこちら
【料金】1,500円
【問合せ】075-525-2473(テレホンサービス)
【展覧会ホームページ】www.kyohaku.go.jp/
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有線七宝の名品とともに、初夏の名庭を楽しむ
4/6(金)~7/22(日)【並河靖之七宝記念館】

左:藤草花文花瓶、右:双鶏菊花文壺
明治から大正時代にかけて京都を中心に活躍した七宝(しっぽう)家・並河靖之(なみかわやすゆき)。繊細優美で独創的な作品は、日本国内はもとより、海外でも高い評価を受けています。
「七宝」は、金属の素地(そじ)にガラス質の釉薬を焼き付け装飾する工芸を指しますが、並河の場合は有線七宝という、銀のリボンを輪郭線に用いて釉薬の境界線とする手法を極め、色鮮やかな作品を遺しています。この七宝の技術を、青蓮院の侍従をつとめながら独自に獲得したというから、驚きです!
記念館は、並河の自宅兼工房であった明治27年(1894)築の町家を利用していて、七代目小川治兵衛作の庭も見どころのひとつ。初夏の爽やかな庭園とあわせて、美しい作品を楽しみたいですね♪
【日程】2018年4月6日(金)~7月22日(日)
10:00~16:30(入館16:00まで)
【休館日】月曜日・木曜日(祝日の場合は翌日)
【場所】並河靖之七宝記念館 Google map
【料金】800円
【問合せ】075-752-3277
【展覧会ホームページ】http://www.kyoto-namikawa.jp
お釈迦様もひとりの人間だった!
4/21(土)~6/17(日)【龍谷大学 龍谷ミュージアム】

仏教の開祖である「お釈迦さん」。この世の真理を悟った思想家は、今からおよそ2,500年前、ヒマラヤ山脈の麓、現在のネパール王国に位置するルンビニーで生まれ、インドのガンジス川中流域を中心に活動した「ガウタマ・シッダールタ」というひとりの人間でした。
この展覧会では、人生の苦しみと真摯に向き合いブッダとなった「人間」シッダールタが、死後に開祖としてどう超人化され、伝説化されていったのかを探ります。展示品のなかには、手塚治虫の『ブッダ』の貴重な原画もあるとのこと! いにしえの人々が思い描いたブッダとのコラボも楽しみですね♪ 人間としてのブッダを考える興味深い展覧会です。
【日程】2018年4月21日(土)~6月17日(日)
10:00~17:00(入館16:30まで)
【休館日】月曜日 ※4月30日(月・振休)は開館
【場所】龍谷大学 龍谷ミュージアム 詳細情報はこちら
【料金】1,200円
【問合せ】075-351-2500
【展覧会ホームページ】http://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/sp.html
写真の楽しさが詰まった、ラルティーグの宝箱!
4/21(土)~6/3(日)【細見美術館】

日仏友好160周年の今年(2018)は、京都市とパリ市が友情盟約を結び60周年を迎えるという記念すべき年。そんな記念イヤーに細見美術館で行われるのが、ジャック=アンリ・ラルティーグの写真展。“世界で最も偉大なアマチュア写真家”と称される彼が生涯に撮った写真は20万件を超え、詳細な日記とともに彼が生きた20世紀初頭の風景や人々を記録しています。
6歳で初めてカメラを買ってもらったときの喜びを持ち続け、子供のように純粋な写真を今に遺したラルティーグ。発表するためではなく、自分自身や家族、愛する人と楽しむために撮影した写真は、観ているだけでワクワクと生きる喜びがあふれてくるようです。
【日程】2018年4月21日(土)~6月3日(日)
10:00~18:00(入館17:30まで)
【休館日】月曜日(祝日の場合は翌日)
【場所】細見美術館 詳細情報はこちら
【料金】1,300円
【問合せ】075-752-5555
【展覧会ホームページ】http://www.emuseum.or.jp/exhibition/next_exhi.html
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■「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード会員の皆さまへ■
以下のチケットを、各5組10名様にプレゼントします。
<1>【京都国立博物館】特別展 池大雅 天衣無縫の旅の画家
<2>【龍谷ミュージアム】お釈迦さんワールド ブッダになったひと
<3>【細見美術館】永遠の少年、ラルティーグ —写真は魔法だ!—
郵便ハガキに、
「希望の展覧会名(第2希望まで)・住所・氏名・電話番号・ホームページの感想・お気に入りの京都みやげ」
をご記入の上、下記の宛先までご応募ください。2018年4月16日(月)必着。
※当選者の発表は発送をもってかえさせていただきます。
※ご応募は、お一人様一回に限らせていただきます。
※お預かりした個人情報は商品の送付以外の目的では使用しません。
【宛先】
〒601-8404 京都市南区八条通堀川西入ル小寺町7-7
JR東海「そうだ 京都、行こう。」デスク
「4月の展覧会」チケットプレゼント係