青もみじに包まれた“絶景露天風呂”へ! 高雄・もみぢ家

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京都のお風呂探訪 3


すてきなお風呂を求めて京都のあちこちを訪ねる、「京都のお風呂探訪」シリーズ。第3回は、古刹・神護寺のお膝元、“天下の景勝地”高雄(たかお)を訪ねました! 4月後半から6月、透き通るように美しい新緑に覆われる高雄。「この青もみじを愛でながらお風呂を楽しんでみたい!」と、老舗の料理旅館「もみぢ家」に伺ってみましたよ♪ “初夏の絶景に浸る”お風呂、どうぞご覧ください☆


きらめく青もみじに包まれる、景勝地「高雄」


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神護寺 山門前


京都市の北西、嵐山や嵯峨野からさらに北に位置する「高雄」は、日本有数の紅葉名所。イロハモミジの別名を「タカオカエデ」というほどに、古来、もみじが多いことで知られています。4月から6 月にかけては新緑が鮮やかで、高雄のシンボル・神護寺の境内も一面の青もみじに包まれます。いつもはどっしりとしている堂宇も、この時季は若々しく輝いて見えますね♪

この景勝地に宿を構えて100年余、高雄山の麓、清滝川の清流を望む地に建つのが、「もみぢ家」。初夏から夏にかけての「川床料理」で知られる料理旅館です。このもみぢ家さんに“絶景露天風呂”があるということで、「これは行ってみたい!」と“とらみ”さんを誘ってみると「食事には何べんも行ってるけど、お風呂は知らへんなぁ」と二つ返事。早速、伺ってみることに!

★神護寺は「古都京都の青もみじ&御朱印めぐり」旅行プランの、特別御朱印対象社寺です。オプションとして、もみぢ家での川床食事を付けられるプランもございます。 ※宿泊先はプランによって異なり、もみぢ家の宿泊ではございません。
⇒「古都京都の青もみじ&御朱印めぐり」旅行プランはこちらから

\もみぢ家の川床料理はこちらでもご紹介しています/
⇒【グルメ】今年こそは憧れの“川床”へ 夏の風物詩、はじまります!
 


本館は“展望”、別館は“貸切”!
2つのタイプの露天風呂


京都駅前バス乗り場から、約50分。市バス「高雄」・JRバス「山城高雄」バス停前に「もみぢ家」はあります。紅葉シーズンには大混雑の三尾エリア(高雄・栂尾・槙尾)ですが、今の時季は静かなもの。爽やかな青もみじに囲まれてゆっくり散策ができる、絶好のシーズンです。


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新緑に包まれる、高雄橋


バス停前にあるのが、渓谷を見下ろす高台に建つ、もみぢ家本館「高雄山荘」。そこから少し下った清滝川のほとりに、別館の「川の庵」があります。高雄の自然美をそれぞれのロケーションで味わうことができます。


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天空露天風呂前にて。


まずは、本館。ロケーションを活かした展望露天風呂があり、「眺めが素晴らしい!」と評判なのです。


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左:ヒノキのお風呂「月」、右:石のお風呂「星」


2階から石段を登り、現れたのがこちらのお風呂!
2013年にオープンした、その名も“天空露天風呂”で、ヒノキの湯船のあるお風呂が「月」、石の湯船のあるお風呂が「星」。貸切専用となっていて、どちらも雄大な高雄の山々を見渡せる、まさに“絶景風呂”です!

「春の桜、秋の紅葉、今の時季は新緑と、季節によって景色が変わりますが、時間帯でも景色が変わりますよ。夕暮れ時や、早朝もいいものです」

と、旅館の方。天井は開閉式になっているので、天気のいい夜は満天の星が眺められるそう。お話を伺っていると、1日中、ずっと入っていたくなります・・・


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そのほか本館には、展望半露天風呂の「山」と展望露天風呂の「空」の2種類の共用風呂があり、いずれも高台の特性を活かした風景を楽しむことができます。
※お風呂を利用できるのは宿泊された方のみ(冬季は日帰りプランあり)。「月」「星」は、有料(各2,700円、1回45分、当日チェックイン順のご予約。利用時間は季節により異なります)。

本館から少し下ったところにある別館は、客室に露天風呂の付いた贅沢仕様。今回、私ととらみさんが体験したお風呂は、この別館のお風呂になります。


プライベート感たっぷりの、別館のお部屋


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吊り橋から清滝川を望む


清滝川にかかる専用の吊り橋を渡って、別館へ。川床に架けられた提灯が風情がありますね。5月の川床料理は昼のみとなり、夜の営業は6月からなのですが、提灯だけは年中灯しているそうです。人気の川床料理プランとして「川床料理と舞妓はん」という、舞妓さんと歓談できるプランがあるのですが、今年はなんと35周年! 長く続けていらっしゃるんですねぇ・・・


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別館 玄関


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別館 ロビー


建物は合掌造り、ロビーは民芸調で、山の情緒がすてきな雰囲気。京都駅から1時間ほどの距離なのに、すっかり遠くに来た気分になります。八瀬の「かまぶろ」もそうですが、京都は山が近いので、アクセスも便利に深山の趣を楽しめるのが良いところ。昼間は市街地で観光やお買い物を楽しみ、夜は静かな山里で、という“一度に二度美味しい”楽しみ方もできちゃいますね♪


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大和の間


さて、今回宿泊するのは、「大和(やまと)」の間。お部屋の中も北山杉を贅沢に利用した民芸調で、重厚な雰囲気が漂います。こちらは10畳の和室、露天風呂付き。別館にはこのほかにも、6畳+6畳のベッドルームの付いた「加茂」の間や、8畳二間の「朝霧」の間、3室からなる離れの「時鳥(ほととぎす)」など、8つのお部屋が用意されています。


身も心も高雄の自然に浸りきる!


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濡れ縁から続くお庭は、新緑と苔が織りなす初夏景色! 気になるお風呂は、このお庭の左側に設えられています。「お庭を眺めながらお風呂を楽しめるなんて、贅沢~♡」と、私もとらみさんも大興奮です♪


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湯船は信楽焼です。


お湯は、高雄山の湧き水を引いているそうで、まさに高雄の自然にどっぷりと浸かることができます! 部屋付きの露天風呂なので、時間も気にせず何度でも入ることができるのが嬉しいところ。夜の虫の音、朝の鳥のさえずり、風の音や川の流れなど、自然の音が心地よく聞こえてきます。


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私が特に素晴らしいな、と思ったのは、早朝。日が昇る頃から入り始めると、少しずつ色を帯びていく青もみじの様子を眺められ、贅沢極まりない入浴タイムとなります♪ それだけに、宿泊してゆったりと時間を楽しんでいただきたいですね!(とらみさんは、すやすや寝ていましたが)


お食事も贅沢の極み!


お風呂とともに楽しみなのは、やはり、お食事。四季折々の京料理は、もみぢ家さんの醍醐味なのです♪ 別館の夕食は、各お部屋で「京会席」をいただけます(6月から9月30日までは川床での夕食)。


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写真は、八寸(左上)、強肴の「紙鍋」(右上)、焼物の「若鮎の踊り焼き」(左下)。日本酒(右下)は、もみぢ家オリジナルラベルの「神聖(山本本家)」をいただきました♪ 「この日本酒、すっきりして料理に合うわ~♡」と、とらみさん。この季節ならではの筍ごはんなど旬の食材を存分に味わえました!


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こちらは、朝食。「嵯峨豆腐 森嘉(もりか)」のお豆腐を使った湯豆腐や、新鮮野菜のサラダなど、ボリュームたっぷりでヘルシーな朝ごはんをいただけます。


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朝食は大広間でいただくのですが、窓の外の新緑が美しい! このアングル、まるで八瀬にある“あのお寺”を思い出しませんか!?

お風呂からお食事まで、この土地ならではのものばかり。高雄の自然の力をたっぷりと取り入れ、心も身体もリフレッシュ以上のパワーチャージができました! この自然の力に注目しているのは、国内よりも海外の方に多いようで、「最近は8~9割が海外のお客様なんですよ」とのこと。そういえば朝ごはんの大広間にも様々な国の方がいて、インターナショナルな雰囲気でした。

さて・・・ おそらく、皆さんが気になっているのはお値段ではないでしょうか・・・? 別館「川の庵」和室10畳露天風呂付き客室プラン(2食付き)は、大人1名29,160円~(プランや料金は季節によって異なります)。大切な家族へのプレゼントや、自分へのご褒美としていかがでしょうか? 本館での宿泊は、10,000円代のプランも用意されていますよ♪


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新緑の川床と吊り橋


5月の新緑、6月の蛍、夏場には市街地よりも3~5度涼しいと言われる“涼”を求めて、高雄はこれからの季節にぜひ訪れたいスポットです。お風呂、そしてお食事と、体中で高雄を満喫できる1泊コースをぜひ楽しんでみてくださいね!


■もみぢ家
【営業時間】11:00~14:00、18:00~19:00(共にラストオーダー)
※日帰り食事プラン・宿泊プランの詳細は、店舗公式ホームページをご覧ください。
【定休日】無休
【アクセス】市バス「高雄」バス停・JRバス[高雄・京北線]「山城高雄」バス停からすぐ Google map
【電話】075-871-1005
【公式ホームページ】http://www.momijiya.jp
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。特典内容はこちら。

 

Written by. みさご

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