老舗和菓子店の新展開に注目! 京都駅近におみやげスポットがオープン

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京都NEW SPOT 8


旅の楽しみはいくつもありますが、そこでしか買えない“おみやげ”を手に入れることに重きを置いている方も多いのではないでしょうか。

2018年12月5日(水)、京都駅直結のジェイアール京都伊勢丹地下1階にある食品フロアが増床リモデルオープンしました。「Culture Foodie(カルチャー・フーディー)」をコンセプトに、伝統と文化に裏付けされた“食”を世界に発信する場所として、さまざまな新しい試みが採り入れられています。

そのひとつが、京都の伝統ある和菓子店による新しいブランドの提案です。ここでしか買えないという、魅力たっぷりのお店を4つご紹介します!

 

 

といろ by Tawaraya Yoshitomi

 

 

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「十人十色の想いを届けるための和菓子」をコンセプトにオープンした「といろ by Tawaraya Yoshitomi」は、俵屋吉富によるプロデュース。俵屋吉富といえば代表銘菓の『雲龍』をはじめ、老舗らしい重厚感のあるラインアップが魅力的です。

新ブランドは「20代から30代の若い方にも手にとっていただきたい」という想いから、従来のイメージからガラリと変わり、全体がパステル調のかわいい仕上がりでまとめられています。

⇒俵屋吉富の京菓子職人さんへのインタビュー記事はこちら

 

 

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まず目に留まったのが、パッケージの華やかさ! 商品は全部で12種類あるのですが、それぞれパッケージの色が異なります。藤色、桃花色(ももいろ)、橙色など、すべて和の配色になっていて、思わず“ジャケ買い”してしまいそう。

プレゼントにするなら、まとめての購入がおすすめ。2箱以上買うと、組子細工をイメージした専用の箱に入れてもらえます。さらにメッセージカードもいただけるので、ますます贈り物にぴったりです。

 

 

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都色~京だるま~ 864円

 

 

もちろん中身にも老舗の創意工夫が詰まっています。 シャリシャリとした食感の「琥珀(こはく)菓子」や、餡を砂糖の衣で包んだ「松露(しょうろ)」など、昔から愛されてきた和菓子をベースにしながらも、フルーツを組み合わせて爽やかな味にしたり、寒天を使用しグミの食感にしたり、新しい発想に驚くばかり。

おすすめは店名を冠した『都色(といろ)~京だるま~』。コロンとしたフォルムにばかり気を取られてしまいますが、なんとイチゴ味のラムネ風菓子という意外な商品です。ちゃんと干菓子用の木型を使って作られているそうです。

まずは自分用のおみやげに一箱いかがでしょうか。

 

 

十代目伊兵衛菓舗

 

 

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「十代目伊兵衛菓舗」は、2年前(2016)に創業300年を迎えた笹屋伊織の新ブランドです。笹屋伊織といえば、五代目の笹屋伊兵衛が東寺のお坊さまの依頼で考案した『どら焼』が名物。

現在のご当主が十代目にあたり、その名をつけた「十代目伊兵衛菓舗」という店名からも、老舗の意気込みがうかがえます。

 

 

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(左上)○餅 1個162円、(右上・下中央)黒蜜きなこわらび 540円

 

 

かつて笹屋伊織で販売していた『長福餅』を、その道40年の職人さんが記憶を頼りに復刻したという『○餅』や、コロンとした見た目がかわいい十代目伊兵衛の最中』など、和菓子屋らしいラインアップもありますが、メインとなるのは「和スイーツ」。

なかでも私のオススメは『黒蜜きなこわらび』。黒蜜きなこソース、刻んだ本わらび餅を入れた牛乳羹が層になっていて、きなこのカスタード、丹波の黒豆、あんこがトッピングされています。特に甘く炊いた黒豆が絶品。全部あわせて食べても甘すぎず、「さすが和菓子職人さんが作るスイーツ!」と感動を覚えました。

 

 

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カップスイーツを3つ買うと、ご覧のオリジナルポーチに入れていただけます。イラストレーターのミヤタチカさんが描く京都モチーフが散りばめられていて、ゆるかわいい! パッケージまで京都みやげになるなんて、嬉しい限りですね。

 

 

凛旬菓

 

 

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本わらび餅 極み 1,188円

 

 

嵐電「龍安寺駅」のすぐそばに店を構える笹屋昌園は、大正7年(1918)創業の和菓子店。4代目の中西 章斗さんが考案し、2008年より売り出した『本わらび餅 極み』はテレビでもたびたび紹介されていますので、ご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。

 

 

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本わらび餅 極み 1,188円

 

 

スプーンを使って本わらび餅をすくうと、ご覧のようにとろ~りプルプル! 写真からも弾力が伝わってきますよね。この人気商品を使って生み出されたのが、新ブランド「凛旬菓」です。

 

 

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フルーツわらび餅(左から)メロン・オレンジ・キウイ 各756円

 

 

「凛旬菓」という店名の通り、旬のフルーツを使った商品が目を引きます。おすすめの『フルーツわらび餅』はメロン、オレンジ、キウイフルーツの3種類。

見た目の華やかさに「本当にわらび餅?」と疑いたくなりますが、上から下までわらび餅。下の白い部分は京都の老舗豆腐店「とようけ屋」の豆乳を練り込んだ弾力のあるわらび餅で、上の部分はフルーツとあわせて柔らかい食感のわらび餅を使っているそうです。「上下で異なる食感がポイント」とお店の方。

旬の素材を使うため、上記3種類以外のフルーツも今後登場するかもしれないということです。ますます展開が楽しみですね。

 

 

伊藤軒/SOU・SOU

 

 

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SO-SU-U 1,296円(10個入り)

 

 

最後にご紹介するのは、元治元年(1864)創業の「伊藤軒」と、ポップなテキスタイルで人気の「SOU・SOU」がコラボレーションしたショップ。

こちらは、とにかく商品がかわいい! 数字をランダムに配した「SO-SU-U」は「SOU・SOU」を代表するデザインとして知られていますが、なんと、その数字がカステラになってしまいました。

昔ながらの玉子風味のカステラに、黒糖や和三盆の羊羹がのっています。冬季には、チョコがけも限定販売されます(10個入り1,458円)。

 

 

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他にも、京都の正月菓子として愛される焼菓子「パサン」など、素朴なお菓子がいっぱい。パサンは「SOU・SOU」の絵はがきもついて195円とリーズナブルですので、”バラマキみやげ”にもぴったりです。

⇒個包装で配りやすい! おすすめのバラマキみやげ

 

 

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「SOU・SOU」とのコラボレーションは商品だけに留まりません。商品を入れるショップバッグにも「SO-SU-U」があしらわれ、じつは店員さんも全身「SOU・SOU」コーディネートなんです! かっぽう着風の制服は特注。おかいものの際に、制服にも注目してみてくださいね♪

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いかがでしたでしょうか。気になる商品はありましたか? 和菓子のほかに、洋菓子やパン、お酒も充実しています。多くの店舗で「ジェイアール京都伊勢丹限定」の商品がありますので、ぜひそちらもチェックしてみてください♪

■ジェイアール京都伊勢丹
【営業時間】10:00~20:00
※2018年12月22日(土)~24日(月・祝)および2019年1月3日(木)~5日(土)は20:30まで営業。
※2018年12月31日(月)は18:00閉店。
※2019年1月2日(水)の営業時間は9:30~20:00。
【定休日】1月1日 ※不定休
【電話】075-352-1111
【アクセス】京都駅直結
【公式ホームページ】http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/

 

Written by. シュガー

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