岡崎十石舟めぐり
桜咲く4月の京都。水辺からお花見が楽しめる「岡崎十石舟めぐり」をはじめ、約5年ぶりとなる「大徳寺 孤篷庵(こほうあん)の特別公開」、鮮やかな花が咲き誇る三室戸寺の「つつじ園の開園」など、2020年4月の京都イベント情報をご紹介します♪
※掲載内容は、2020年3月23日(月)時点の情報です。新型コロナウイルス感染拡大防止の一環から、歳時・イベントが中止となる場合がございます。最新情報は各掲載先へご確認ください。
京都市観光協会ホームページ(京都観光Navi)にて、一部歳時の開催状況等が掲載されております。
⇒京都観光Navi
【1/7~5/6】巨大絵巻2作品を一挙公開!
京都絞り工芸館 特別展「絞り染め 鳥獣戯画」
「絞り国宝鳥獣戯画」
約1300年の歴史をもつ染色技法“絞り染め”の魅力を伝える「京都絞り工芸館」。現在行われている特別展では、国宝「鳥獣人物戯画」(高山寺に伝わる絵巻物)をモチーフにした巨大絵巻2作品を公開されています。「鳥獣人物戯画」といえば、動物たちをユーモラスに描いた“日本最古の漫画”ともいわれる作品。
「絞りスポーツ鳥獣戯画」
東京オリンピックを前に制作された「絞りスポーツ鳥獣戯画」では、全長約40メートルにわたり、28種の競技を楽しむサルやウサギなどをデザイン。なかには、ボルダリングやスケートボードといった新競技に取り組む動物も! 30年前に制作された、全長約35メートルにおよぶ「絞り国宝鳥獣戯画」と合わせての公開は、今回が初めてとのこと。「鳥獣戯画」に描かれた動物が、「スポーツ鳥獣戯画」ではどのようなスポーツにチャレンジしているのか、見比べながらお楽しみください。どの動物も可愛らしく、見ているだけで笑みがこぼれそうです♪
「表彰台に立つ鳥獣達」
【日程】2020年1月7日(火)~5月6日(水・振休)
9:00~17:00
【休館日】2月3日(月)、3月2日(月)、4月1日(水)
【場所】京都絞り工芸館 詳細情報はこちら
【料金】800円
【問合せ】075-221-4252
【公式ホームページ】https://www.shibori.jp/
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。特典内容はこちら。
【3/24~4/8】ゆったりお花見クルーズ♪
「岡崎さくら回廊十石舟めぐり」
平安神宮や南禅寺など桜の名所が集まる、岡崎エリア。界隈を流れる岡崎疏水では「岡崎さくら回廊十石舟めぐり」が行われ、約400本のソメイヨシノが咲き誇る疏水沿いを、のんびり舟に揺られながらお花見が楽しめます。見頃の時季には乗船券が売り切れることもあり、事前のWEB購入がおすすめ。3月26日(木)からは、夜桜ライトアップが行われ、幻想的な風景をご覧いただけます。
※乗船に関する注意事項などは、公式ホームページでご確認ください。
■岡崎疏水
【例年の見頃】4月上旬
⇒現在の桜の開花状況をチェック!
【日程】2020年3月24日(火)~4月8日(水)
<3月24日(火)・25日(水)>
9:00~16:30発
<桜回廊ライトアップ運航/3月26日(木)~4月8日(水)>
8:30~20:30発
※原則15分毎に運航
※4月5日(日)で、2020年の運航は終了となりました。詳細は公式ホームページでご確認ください。
【所要時間】約25分(往復約3キロ)
【乗船場】岡崎南禅寺舟溜り乗船場(琵琶湖疏水記念館前) Google map
【料金】大人(中学生以上)1,200円、小人600円、幼児(3歳以上)300円
※WEB事前販売(別途WEB手数料1人110円要)、または当日乗船場にて販売。定員分が売切れ次第受付終了。
【問合せ】075-353-2511(京都府旅行業協同組合/平日9:00~17:00)
期間中の乗船場の直通/080-6158-9703
【公式ホームページ】http://kyoto-tabi.or.jp/
【3月下旬~4月上旬】幻想的な夜に酔いしれる
京都各所「春の夜間拝観と桜ライトアップ」
東寺
桜が見頃ピークを迎える4月上旬。京都各所では「春の夜間拝観と桜ライトアップ」が行われます。今年は残念ながら中止となったスポットもありますが、東寺や清水寺などは例年通り実施されることに。“祇園しだれ”で有名な円山公園は当初中止となっていましたが、3月20日(金・祝)より行われることになりました(露店なし、3月17日時点の情報です)。また恒例の「二条城さくらまつり」は屋内のイベントなどは一部中止となりましたが、夜の桜ライトアップや人気のプロジェクションマッピングが行われます。
※円山公園の「祇園しだれライトアップ」は3月27日(金)より、「二条城さくらまつり」は3月28日(土)より中止となりました。東寺の「夜桜ライトアップ」は4月3日(金)より中止となりました。
⇒京都各所の「春の夜間拝観と桜ライトアップ」情報はこちら。
⇒ブログ「春の京都 おすすめ桜ライトアップと夜間特別拝観 2020」でもご紹介しています。
【4/18~5/10】およそ2万株のツツジは圧巻!
三室戸寺「つつじ園の開園」
桜のピークが過ぎると、色鮮やかな花々の季節がやってきます。宇治の“花の寺”、三室戸寺は関西屈指のツツジの名所。4月18日(土)より「つつじ園」が開園され、ピンクや白の様々なツツジを楽しむことができます。例年4月下旬より開花し、ゴールデンウィーク前後には満開に。今年(2020年)は桜の開花が早いことから、ツツジの開花も早まりそうです。
花手水(写真はイメージです。時季により花の演出が異なります)
三室戸寺は、JR東海が実施する「花手水」企画の対象寺院。2020年4月1日(水)から6月30日(水)まで、納経所横の手水舎がカラフルな花々に彩られます。「つつじ園」だけでなく、「花手水」にもご注目くださいね♪
【日程】2020年4月18日(土)~5月10日(日)
8:30~16:30(受付終了16:00)
【場所】三室戸寺 詳細情報はこちら
【料金】800円
【問合せ】0774-21-2067
【公式ホームページ】https://www.mimurotoji.com/
【4/28~5/5、12~24】約5年ぶりの一般公開!
大徳寺 孤篷庵「孤篷庵 特別公開」
茶室「忘筌席」
大徳寺の塔頭・孤篷庵は、江戸時代に作庭家や建築家、茶人として活躍した小堀遠州が余生を過ごすために建立したお寺。通常非公開ですが、約5年ぶりに一般公開が行われます! 孤篷庵といえば、遠州自らが設計した茶室「忘筌席(ぼうぜんせき)」が有名。障子を半分降ろし、下を吹き抜けにすることで、建築と庭園の視覚関係を緊密に考えられた構成になっているそう。
書院「直入軒」から「近江八景の庭」を望む
そのほか、故郷を模して造られた枯山水庭園「近江八景の庭」や、遠州のプライベート空間であった書院、狩野探幽筆と伝わる「破墨八景図」など見どころが豊富。遠州の美意識が投影されたお寺を拝見できる、たいへん貴重な機会をお見逃しなく。
【日程】2020年4月28日(火)~5月5日(火・祝)、12日(火)~24日(日)
10:00~16:30(受付終了16:00)
【場所】大徳寺 孤篷庵 詳細情報はこちら
【料金】1,000円
【問合せ】075-231-7015(京都春秋)
【公式ホームページ】https://kyotoshunju.com/temple/koho-an/
※特別公開は延期となりました(今秋または来春に公開予定)。詳細は公式ホームページにてご確認ください。