粟田山荘

この夏、初開催となる「京都レストランサマースペシャル2019」。ネーミングからして、なんだか特別な印象ですが、いったいどのようなイベントなのでしょう？ 8月17日（土）から9月16日（月・祝）までの1ヵ月限定で行われるグルメイベントをご紹介します！

“わかりやすい価格”で、老舗料亭・レストランの味を楽しめる♪

公式ガイドブック

「京都旅行で訪ねてみたい、老舗料亭やレストラン。でも正直なところ、値段も気になるなぁ･･･」
と思われたことはないですか。そんな声に応えてくれるのが「京都レストランサマースペシャル」！ このイベントでは、多種多様なジャンル選りすぐりのお店が提供する“特別メニュー”を、税・サービス料込みの“わかりやすい価格”で味わえるのです♪ 2,500円から15,000円のうち7つの価格に分かれ、甘味・スイーツは1,500円に統一。これならわかりやすく、利用しやすいですよね。

これまで「京都レストランウインタースペシャル」と題して2月に開催されていたのですが、「夏にもぜひ！」という声が多く寄せられていたそう。そこで、“夏の名残と秋の走り”の味覚が楽しめるシーズンに、初開催されることになりました。

※公式ガイドブック（写真）は、京都総合観光案内所「京なび」（京都駅ビル2階 南北自由通路沿）・阪急京都観光案内所（阪急「河原町駅」構内 地下中央改札口向かい）・京都市河原町三条観光情報コーナー（京都朝日会館1階）にて無料配布されています。公式ホームページからのお申込みで、送付いただくことも可能です。

対象は、京都府内148店舗！

対象となるのは、京料理をはじめ、フレンチにイタリアン、中華など京都市内を中心とした148店舗。エリアも様々なので、観光途中のランチにもおすすめです。それでは、気になるお店の一部をご紹介しましょう！

【高雄】高雄観光ホテル・高雄錦水亭・もみぢ家 別館
これぞ京都の夏！ 涼やかな“川床”でお食事を。

高雄錦水亭

山間にあり、京都市街地から気温が3から5度ほど低くなるという「高雄」。「高雄観光ホテル」・「高雄錦水亭」・「もみぢ家 別館」が初参加となり、清滝川の清流に設えられた涼やかな“川床”で、鮎の塩焼きや京都牛などが楽しめます。世界遺産・高山寺をはじめ神護寺、西明寺といった青もみじの美しい名刹を訪ねれば、より“高雄の夏”を満喫できそうです♪

【祇園】祇園 岩元
名物・近江姫和牛を、特別にランチコースで♪

京情緒あふれる花街「祇園」からは、オープン10周年を迎えた料亭「祇園 岩元」をご紹介。お昼には、普段のランチコースに盛り込まれていない“近江姫和牛”をメインに旬の素材を組み合わせた料理がいただけます（5,000円）。さらに昼夜共通で、近江姫和牛サーロインの炭火焼に雲丹を添えた贅沢な一品が味わえるコース（10,000円）も♪ 珍しい近江姫和牛が盛り込まれた、サマースペシャル限定の京懐石です。

【嵯峨・嵐山】翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都
嵐山の人気ホテルでは、特別グルメとスイーツが登場！

京 翠嵐

続いてご紹介するのは、景勝地「嵐山」の保津川沿いにたたずむ「翠嵐（すいらん）ラグジュアリーコレクションホテル京都」。築約120年の邸宅をリノベーションしたモダンな空間で、館内からの景色も良く、2015年のオープン以来、人気のホテルです。

レストラン「京 翠嵐」ではランチ5,000円・ディナー10,000円で、「茄子田楽と牛ほほ肉のブレゼ赤ワインソース」をメインにした特別コースが登場。カフェ「茶寮 八翠（はっすい）」ではサマースペシャル限定のスイーツ（1,500円）がいただけます。通常はサービス料が加算されますので、ちょっとお得に楽しめる、この機会をお見逃しなく♪

茶寮 八翠

【烏丸御池】京都 柳馬場 ほん田亭
夏から初秋の京都グルメに欠かせない“鱧（はも）”を存分に♪

夏に旬を迎え、秋に向けて脂がのる“鱧”が味わえるお店も、たくさん登場します。なかでも京都市の中心部・烏丸御池近くにあり、今回初参加となる「京都 柳馬場 ほん田亭」のランチでは、鱧の落としやしゃぶしゃぶ、そのお出汁で味わうにゅう麺などが付いて3,500円とリーズナブル♪ 夜はランチメニューの鱧の量がアップとなり、鱧の天ぷらも付いた5,000円のコースに。店内の生け簀から引き揚げられた鱧をその場で〆るので、鮮度は抜群です！

初開催記念！ 京都ｘ小浜コラボ企画“小浜よっぱらいサバ”メニュー

そして夏の初開催を記念して、福井県小浜市とのタイアップ企画を実施。実は、京都と福井には古くから繋がりがあり、若狭国（現在の小浜市を含む福井県南西部）から多くの海産物が、都へと献上されていました。特に鯖の運搬が多かったことから、この道は「鯖街道」と呼ばれるようになり、京都名物のひとつ“鯖寿司”の発展に大きく影響を与えたようです。

そんな小浜市で、新たな取り組みとして養殖されているのが、京都の酒蔵の酒粕をエサにした“小浜よっぱらいサバ”。今回、このサバを使ったメニューが14店舗で登場します！ 個人的に初めて耳にしたことから、イベント開始前から「どんな味なのかな･･･？」と興味津々だった私。早速、お食事に行ってきました。

【烏丸御池】Ristorante STRADA
“小浜よっぱらいサバ”を2種類のパスタで♪

今回訪れたのは、地下鉄東西線「京都市役所前駅」近くにあるイタリアンレストラン「Ristorante STRADA（リストランテ ストラーダ）」。京都のメインストリート・御池通に面しており、石壁の外観が特徴的で、「見たことある！」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。かくゆう私もそのひとり･･･ 以前から気になっていたお店なのです。

生サバとカラスミの冷製パスタ

スモークしたサバと九条ネギのアリオリパスタ

“小浜よっぱらいサバ”のメニューは、お店自慢の自家製生パスタで登場♪ 「生サバとカラスミの冷製パスタ」と「スモークしたサバと九条ネギのアリオリパスタ」という、異なる味わいの2種類です。

「今朝、小浜で揚げられた“小浜よっぱらいサバ”で鮮度も抜群です。一般的なサバに比べ、臭みや脂っこさがなく身が引き締まっているのが特徴ですね。その旨味を味わっていただきたく、“生”と“スモーク”の2種類のパスタをご用意しました」とオーナーシェフの大塚さん。

いただいてみると、確かにサバ特有の臭みがなく脂っこさも感じませんでした！ サバと言えば味噌煮やお寿司など和食をイメージされる方も多いかと思いますが、パスタとの相性も◎ 初めての“小浜よっぱらいサバ”パスタに感激です♪

（左上）冷製オニオンクリームスープ（右上）子羊のグリル（左下）前菜盛り（右下）デザート盛り

「サバを使った2種のパスタの食べ比べコース」（5,000円※要予約）はパスタの他、冷製オニオンクリームスープに前菜盛り、子羊のグリル、デザート盛り、パン、カフェがセットになった、大満足のコース。ランチ・ディナーでオーダー可能ですので、ぜひ味わってみてくださいね！

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今回ご紹介したのは、スペシャルメニューのほんの一部です。まだまだ素敵なお店がありますので、公式ホームページで店舗情報やメニューの詳細をチェックして、この時季ならではの“特別グルメ”をお楽しみください♪ 私もまだまだ気になるお店があるので、期間中に訪ねてみたいと思います！

※今回ご紹介した店舗は全て事前予約制です。詳細は公式ホームページをご確認ください。