節分会 追儺式鬼法楽(廬山寺)
いちだんと冷え込む2月の京都ですが、この時季ならではのイベントがいっぱい! 老舗料亭などの“特別メニュー”を“わかりやすい価格”で味わえる「京都レストランウインタースペシャル2020」や、京都各地で賑わう「節分祭」、北野天満宮の「梅花祭」など、梅の便りが少しずつ届きはじめる2月注目のイベント情報をお届けします。
※2020年2月16日(日)は、京都市内で「京都マラソン2020」が開催されます。交通規制も行われますので、京都旅行を計画されている方は、ご注意ください。
⇒1月にスタートした「京の冬の旅」非公開文化財特別公開はこちらをチェック!
【2/1~29】特別なグルメを、わかりやすい価格で♪
「京都レストランウインタースペシャル2020」
はり清
2月は一年を通して、野菜や魚などの食材が最も美味しいといわれる季節。そんな2月に開催されるグルメイベント「京都レストランウインタースペシャル」では、京料理はもちろんイタリアン、フレンチなど多種多様なジャンル選りすぐりの店舗が提供する“特別メニュー”を、税・サービス料込みの“わかりやすい価格”で味わえます。
(左上)一之船入 (右上)御肉処 銀閣寺大にし (左下)水ノ雅KYOTO FUSHIMI (右下)にしむらや
11回目となる今年(2020年)は、初参加21店舗を含む、過去最多となる204店舗が参加。京都府下の蔵元8軒の新酒をはじめ、“京都肉”や“小浜よっぱらいサバ”がいただけるなど、楽しいコラボ企画もあります。各店舗情報やメニューの詳細は公式ホームページでチェックを。どれも見ているだけでワクワクしてきますよ♪
公式ガイドブック
また公式ガイドブックもあり、京都総合観光案内所「京なび」(京都駅ビル2階 南北自由通路沿)・阪急京都観光案内所(阪急「河原町駅」構内 地下中央改札口向かい)・京都市河原町三条観光情報コーナー(京都朝日会館1階)にて無料配布されています。公式ホームページからのお申込みで、送付いただくことも可能です。
【日程】2020年2月1日(土)~29日(土)
【場所】京都府内204店舗
【料金】下記7種類から、昼夜各ひとつの価格帯にて特別メニューをご用意します(昼のみ・夜のみの参加店舗もあります)
2,500円、3,500円、5,000円、7,500円、10,000円、12,000円、15,000円
※全て税・サービス料込み
※料金は店舗ごとに異なります
※甘味・スイーツの店舗は、全て1,500円となります
【問合せ】075-257-3232(京都レストランスペシャル実行委員会事務局/9:00~18:00※土日祝除く)
【公式ホームページ】https://krws.kyoto.travel
【2/2~4】イベント盛りだくさん♪
京都市内の各社寺「節分祭」
節分会 追儺式鬼法楽(廬山寺)
2月といえば「節分」をイメージされる方も多いのではないでしょうか。京都では毎年2月2日~4日の間に、たくさんのお寺や神社で「節分祭」が行われます。「追儺(ついな)式」(鬼やらい)を行う社寺が多く、境内に赤鬼や青鬼が現れ、とても賑やかなんですよ。
京都の節分祭で特に有名なのが、約50万人が訪れるという吉田神社。2日・3日には境内に800もの露店が並び、2日の追儺式も見応えたっぷりです! 花街近くに位置する八坂神社や北野天満宮では、芸妓さん舞妓さんによる舞の奉納や豆まき、新選組ゆかりの壬生寺では壬生狂言の上演が行われます。
懸想文売り(須賀神社)
独特の風習が伝わるのは、須賀神社。こちらは鬼ではなく、水干烏帽子(すいかんえぼし)姿の“懸想文(けそうぶみ)売り”が登場します。「懸想文」(1,000円)とは、現代で言うラブレターのこと。2日・3日の2日間限定で授与され、タンスに入れておくと、より美しくなり良縁に恵まれると伝わり、女性に大人気♡ 須賀神社から徒歩圏内にある平安神宮、聖護院でも節分行事が行われているので、あわせてめぐってみては。
このように、「節分祭」といっても社寺によって内容も様々。京都ならではの「節分」行事を体験してみませんか。
⇒京都各地の「節分」ガイドはこちら。
【2/14~3/15】迫力満点の涅槃図・仏像・木魚!
轉法輪寺 冬の特別公開「釈迦大涅槃図と絵解き説法」
釈迦大涅槃図の一部
お釈迦様の命日、2月15日には様々なお寺で「涅槃会(ねはんえ)」という仏教行事が行われます。旧暦にあわせて3月15日前後に実施するところが多いなか、世界遺産・仁和寺の近くに位置する轉法輪寺(てんぽうりんじ)では2020年2月9日(日)に法要が行われ、14日(金)から3月15日(日)まで冬の特別公開「釈迦大涅槃図と絵解き説法」が行われます。
「涅槃図」とは、お釈迦様のご臨終の様子を描いた絵図。轉法輪寺の作品は、宝暦14年(1764)に描かれたもので、縦約5.3メートル、横約3.9メートルの超大作です! お釈迦様の周りには、麒麟や龍をはじめ、白像にラクダ、猫など様々な生き物たち。ご住職による絵解き説法に耳を傾けながら、お楽しみください。
※絵解き説法は住職不在の場合、録音した音声による特別編となります。3月2日(月)~6日(金)は不在の予定です(2020年1月27日現在)。
御本尊・阿弥陀如来坐像
特別公開では、京都一の大きさを誇るという御本尊・阿弥陀如来坐像(通称・御室大仏)や、重さ約200キロの大きな木魚もご覧いただけます。期間中は限定の特別御朱印も拝受できるそうなので、お参りの証にぜひチェックしてみてくださいね。
木魚
【日程】2020年2月14日(金)~3月15日(日)
10:00~16:00
※法要等により変更の場合あり
【場所】轉法輪寺 Google map
【料金】400円
【問合せ】075-464-2668
【公式ホームページ】https://tenpourinji.com/
※2020年は3月1日(日)で終了となりました。詳細は公式ホームページにてご確認ください。
【2/25】900年以上の歴史を誇る、早春の恒例行事
北野天満宮「梅花祭」
北野天満宮では、御祭神・菅原道真の祥月命日にあたる2月25日に「梅花祭」が本殿で斎行されています。900年以上の歴史を誇る同宮を代表する祭典で、境内では豊臣秀吉が催した「北野大茶湯」にちなみ、朝10時から上七軒の芸妓さん舞妓さんによる野点(のだて)の茶席が設けられます。
境内はちょうど梅が見頃を迎える頃。芳しい香りに包まれながら、普段なかなかお目にかかれない芸妓さん舞妓さんのお手前をお楽しみください。お茶席のチケットは毎年人気となっていますので、時間に余裕を持ってお越しくださいね。
当日は、見どころがいっぱい!
毎月25日は「天神市」の日で、参道は約1,000軒の露店で大賑わい♪ 「梅苑公開」や宝物殿特別展『天神さまのシンボル 松と梅と牛「お牛さまに願いを!」』も行われているので、見どころがいっぱいです。
⇒参拝前にチェック! 学問の神さま「北野天満宮」の見どころはこちら。
【日程】2020年2月25日(火)
梅花祭(祭典)10:00~11:00
野点大茶湯10:00~15:00
【場所】北野天満宮 詳細情報はこちら
【料金】野点拝服券2,000円(宝物殿拝観と御供物付)
【問合せ】075-461-0005
【公式ホームページ】http://kitanotenmangu.or.jp/
<梅苑公開>
2020年2月1日(土)~3月下旬/9:00~16:00(受付終了)/1,000円(茶菓子付)
<天神さまのシンボル 松と梅と牛「お牛さまに願いを!」>
2020年1月25日(土)~3月29日(日) 9:00~16:00(受付終了)/800円
【1/1~3/8の土曜日・日曜日・祝日】週末・祝日限定公開!
大徳寺 興臨院「冬の特別拝観」
「そうだ 京都、行こう。」早春キャンペーンでは「石庭編」と題して、洛北・大徳寺の本坊をはじめ、塔頭の龍源院・大仙院・瑞峯院がTVCMに登場しています。他にも多くの塔頭がありますが、そのほとんどは通常非公開。しかし通常は春秋限定で公開されている興臨院が現在、週末・祝日限定で特別拝観を行われています。
加賀・前田家ゆかりの興臨院。方丈庭園は、「昭和の小堀遠州」ともいわれる作庭家・中根金作が資料を元に復元した枯山水庭園です。春はツツジが美しいこちらのお庭、枯山水本来の“美”が楽しめる冬にぜひ、訪ねてみてくださいね。
【日程】2020年1月1日(水・祝)~3月8日(日)の土曜日・日曜日・祝日
10:00~16:00(受付終了)
【場所】興臨院 詳細情報はこちら
【料金】500円
【問合せ】075-491-7636