せっかく京都に来たからには、夜遅くまでしっかり楽しみたいですよね♪ 夜ごはんを食べたあとや、お酒を飲んだあと、「あともう一軒行きたい！ ゆっくりコーヒーが飲めるところないかな～？」というとき、ありませんか？ そんな方のために、今回は「21時以降も入店OK！＆雰囲気GOOD！」なカフェを集めてみました♪ ひとりでも入りやすいお店ばかりなので、気軽に夜カフェを楽しんで、京都旅の一日を締めくくってみてはいかがでしょうか？

ノスタルジックなムード漂う、おとなの隠れ家 「喫茶GABOR」

繁華街のド真ん中、木屋町三条にある「喫茶GABOR（ガボール）」。「あれ… たしかこのあたりのはずだけど、どこにあるのだろう･･･？」と、初めて訪れるときにはうっかり通り過ぎてしまうかも。というのも、こちらのお店があるのは、ビルの地下。まさに“おとなの隠れ家”的なお店なのです。階段を降りて中に入ると、ホールライトが煌めき、椅子が宙に固定されているなど、どこか雑然とした空間。「パリのキャバレーの楽屋」をイメージされているそうで、まるで外国映画に登場しそうな雰囲気です。

コーヒーの種類も多く、「シュヴァルツァー（ブレンドコーヒー）」（400円）や「シュヴァルツァー ミット ミルヒ（カフェオレ）」（500円）などおしゃれな名前が並んでいます。今回は、個人的に一番惹かれた「アインシュペンナー ミット ショコラーゲン（生クリームとチョコソースをのせたコーヒー）」（550円）を注文してみました♪ 別添えのクリームを少しコーヒーに浮かべていただくと、しっかりとしたコーヒーの苦みと、チョコソース＆クリームの甘さが口の中に広がって･･･ この上ない幸せな瞬間です♡ クリームだけだと、ひんやりとして、まるでアイスのよう。これはまさしくデザートコーヒーですね！ 相性抜群のコーヒーとクリーム。ぜひぜひこのマリアージュを楽しんでみてください♪

こちらのお店は、京都で人気の「喫茶マドラグ」の姉妹店。マドラグとGABORは、惜しまれつつ閉店した洋食店「コロナ」のサンドイッチの味を受け継いでいることで有名です。GABORでは、「コロナの玉子サンドイッチ・元味」（680円）という名前でコロナのレシピそのままにサンドイッチを作られています。ちなみにマドラグでは、常連さんの“思い出の味”を再現しているので作り方が異なるのだとか。玉子焼きのサイズ・固さはもちろん、パンの切り方も違うそうです。玉子サンド好きはぜひ食べ比べてみてくださいね！

■喫茶GABOR
【営業時間】15：00～翌1：00（ラストオーダー）、土曜日・日曜日・祝日は12：00～24：00（ラストオーダー）
【定休日】水曜日
【電話】075-211-7533
【アクセス】地下鉄東西線「三条京阪駅」から徒歩約5分　Google map
【公式ホームページ】http://madrague.info/gabor.html

読書＆コーヒーで、京都の夜を過ごす 「Cafe Bibliotic Hello！」

地下鉄「京都市役所前駅」から夜道をてくてく歩いていると、店内から漏れる照明にぼんやり照らされた立派な･･･「バナナの木」･･･？？ 京都の街中にバナナの木というなんとも南国リゾートのようなお店が「Cafe Bibliotic Hello！（カフェ ビブリオティック ハロー）」です。2002年に町家をリノベーションしてオープン。店内も、ゆったりとしたソファや、長机、植物が置かれ、リゾート感たっぷりです♪

お店の中で特に目を引くのが、1階から吹き抜けの天井まで届く大きな本棚と、そこに並ぶたくさんの本！ じつはこちら、京都屈指のブックカフェなのです。「全部で何冊くらいあるんですか？」とスタッフさんにたずねてみると「そうですねぇ･･･ わからないくらいありますねぇ」とのこと！ デザイン系やアート系、雑誌などすべての本を自由に手にとって見ることが出来るので、ついつい時間を忘れて長居してしまいそう♪

本とコーヒーを楽しんで、なおかつ、おいしいスイーツも一緒にいただけば、もっと気分が上がりますよね！ カップケーキ（各432円）は夜遅めの時間にうれしい小さめサイズ♪ バタークリームがたっぷりのっていますが、意外とあっさりとした甘さで、レギュラーコーヒー（450円）にもぴったりです。カップケーキは「ラズベリー＆バニラ」や「チョコ＆ピーナッツバター」など色々揃っています。

美しいラテアートに心がほっとするカフェラテ（594円）もおすすめです♪ 読書と一緒にまったり過ごす夜カフェ時間、心がほぐれますよ～♡

■Cafe Bibliotic Hello！
【営業時間】11：30～23：00（ラストオーダー）
【定休日】不定休
【電話】075-231-8625
【アクセス】地下鉄東西線「京都市役所前駅」から徒歩約7分　Google map
【公式ホームページ】http://cafe-hello.jp/

アンティークに囲まれて、上質なコーヒータイム 「SOWGEN」

四条通から富小路通を北へ上がると、植物に彩られた「SOWGEN（そうげん）」という看板が目に入ります。こちらは京都の北白川にある「そうげんカフェ＆ブロカント」の姉妹店で、2016年にオープン。元々倉庫だった場所をリノベーションされています。

カフェスペースにたどり着くまでの間には、棚やタンス、照明など、アンティークの家具や雑貨がたくさん並んでいます。これらのアイテムは販売もされていて、12時から19時の間なら購入可能とのこと。年代ものの家具を眺めながら歩いていると、どこか知らない世界に迷い込んだような不思議な気分に･･･。

最奥にあるカフェの扉を開けると、こちらにもアンティーク家具がいっぱい！ さまざまな種類の椅子や机などが置かれているので、見ていると楽しくて飽きることがありません。照明の形も違うので、ついつい見上げてしまいます。「いつかこんなセンスの良いインテリアにしてみたいな～」とぼんやり思うひとときです♪

コーヒーメニューには「グァテマラ（中深）」（450円）、「ブラジル（浅）」（450円）など、それぞれ味の特徴が書かれているので、コーヒーのことをあまり詳しくない方も安心です。わたしは「苦味・酸味がしっかり感じられて、冷めると口当たりまろやか」な「ブレンド（深）」（500円）と、それに合わせてガトーショコラ（450円）をチョイス。ガトーショコラは濃厚なお味で、たっぷりとかかるふんわり生クリームとベストマッチ。コーヒーと一緒に時間をかけていただきました♡ 静かなお店で、味わいのあるアンティーク家具を眺めながらいただくコーヒーは、いつもより味わい深く感じられますね♪

■SOWGEN 四条店
【営業時間】12：00～22：30（ラストオーダー22：00）
【定休日】第2水曜日
【電話】075-252-1007
【アクセス】市バス「四条高倉」バス停から徒歩約5分　Google map
【公式ホームページ】http://www.sowgen.com/

アジアンテイストなお店でほっこりカフェラテ♪ 「さるぅ屋カフェ」

京阪「出町柳駅」から歩いてすぐ、今出川通沿いにある町家を改装した「さるぅ屋カフェ」。スタッフさん曰く「さるぅ」とは、フランス語の軽い挨拶や、スペイン語の「乾杯」という意味と、オーナーさんがお猿さんに似ていることから、このお名前になったそうです♪

店内は、吹き抜けになっているので、ゆったりと開放感のある作りになっています。1階はテーブル席で、奥には坪庭があり、2階には座敷席も用意されていたりと、くつろぎ要素も満点☆ 同志社大学や京都大学が近くにあるので学生さんも多く、会社帰りの方など幅広い年代の方がくつろいでいました。どこの席も、居心地が良さそうです♪

こちらで提供されるコーヒーは西陣にある「アップス珈琲」でブレンドされたもの。私のお気に入りはカフェラテ（570円）。ラテアートをしていただけるのですが、スタッフさんによってデザインが変わるのでいろいろなアートが楽しめます♪ 今日のスタッフさんは「ちびま〇子ちゃんのようなイメージ」で描いてくれました～♡ ふんわりかわいい女の子にほっこり癒されますよね。一緒に「プリンとクッキーアイス」のセット（600円）もオーダー。食後に伺ったのですが、お腹に甘さが染み渡り、「別腹ってこういうことなんだな～」と再確認しました（笑） 表面はしっかり目の固さで中はとろっと滑らかなプリンは、底のカラメルソースと出会うと、いっそう甘みがアップ♡ クッキーアイスも一緒に味わえるという贅沢な組み合わせで、至福の時間を過ごせました♪

「夜ごはんを食べそこねた･･･」という方には、「エビとアボガドのゴママヨソース丼」（890円）など、18時以降に登場する夜ごはんメニューがおすすめ。野菜が多くヘルシーで、かつボリュームも満点♪ 遅めの夜ごはんでまったり時間を過ごすのも一日の終わりにぴったりですよ。

■さるぅ屋 Cafe＆Bar
【営業時間】11：30～24：00（ラストオーダー23：30）
【定休日】無休
【電話】075-203-6552
【アクセス】京阪本線「出町柳駅」から徒歩3分　Google map
【公式ブログ】http://salutya.exblog.jp/

今回ご紹介したお店の中には、ビールなどのアルコールメニューや、スムージーなどの飲み物をご用意されているところもあるので、コーヒーが飲めない方もご安心を。どうぞ京都でゆっくり良い夜をお過ごしくださいね♪