窓マニア必見! 京都紅葉アート5選

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源光庵(2019年6月1日~2021年10月末頃まで工事のため拝観休止)

「お寺や神社を訪ねると、つい窓を探してしまいます・・・」 by「そう京」編集部・かりー

雑誌やガイドブックで見慣れた紅葉も、“丸い窓”や“四角い窓”など様々な窓(フレーム)越しに眺めると、おしゃれでアートな景色に変身♪ 窓から楽しむ紅葉を愛する“窓マニア”なわたしが、京都各所からお気に入りをピックアップしてみました。


【SPOT 1】泉涌寺 雲龍院
ささやかな“4つの窓”から見えるのは・・・



まずご紹介するのは、泉涌寺(せんにゅうじ)山内のいちばん奥、静かな森の中にたたずむ塔頭・雲龍院。様々な部屋からお庭が望めるなか、おすすめは4つの雪見窓が並ぶ「蓮華の間」。正面からは気付きませんが、左端に座ってみると・・・ 椿・燈籠・紅葉・松がひとつひとつの窓に収まる「色紙の景色」が現れます。小さなフレームの中にできた景色も、奥ゆかしく素敵ですね。

泉涌寺 雲龍院
【拝観時間】9:00~17:00(受付終了16:30)
【拝観料】400円
【紅葉の見頃】例年11月中旬~下旬
【電話】075-541-3916
【アクセス】市バス「泉涌寺道」バス停から徒歩約15分 Google map
【公式ホームページ】http://www.unryuin.jp/


■秋の特別拝観と夜間ライトアップ
【日程】2017年11月18日(土)~26日(日)
     9:00~21:00(受付終了20:30) ※昼夜入替えなし

【SPOT 2】正寿院
京都郊外で“深紅のハート”に出会いました



京都郊外の宇治田原町にある正寿院(しょうじゅいん)では、“ハート型の猪目(いのめ)窓”が大人気! 窓の向こうは四季の移ろいとともに変化し、秋には紅葉で彩られます。正面から右側へ移動すると、猪目窓がさらに紅く染まり、まさに燃える恋心のよう。窓だけでなく、160面の天井画にも紅葉が隠れているので、ぜひチェックを。

■正寿院
【拝観時間】8:30~16:00 ※4月~10月は16:30まで
【拝観料】400円(お茶・お菓子・散華・叶紐付き ※叶紐は8のつく日のみ)
【紅葉の見頃】例年11月中旬
【電話】0774-88-3601
【アクセス】JR奈良線「宇治駅」下車、京阪宇治バス「維中前」バス停乗換、コミュニティバス「奥山田」バス停から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】http://shoujuin.boo.jp/


【SPOT 3】源光庵
禅の教えを説く、大きな“悟りの窓”と“迷いの窓”



ここまで2つの窓をご紹介しましたが、「窓から楽しむ、京都の紅葉」と聞いてまず思い浮かぶのは、源光庵の“丸い窓(悟りの窓)”と“四角い窓(迷いの窓)”ではないでしょうか。2014年秋には、この光景がそのまま「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンポスターになりました。薄暗い本堂だからこそ、鮮やかさが際立つ紅葉。窓が意味するのは「禅の教え」なんだそう。・・・難しいことはよくわからないけど、ただ静かに眺めていたくなります。

※2019年6月1日~2021年10月末頃まで工事のため拝観休止。

⇒現在の色づき状況は? 源光庵の紅葉情報はこちら

源光庵
【拝観時間】9:00~17:00(紅葉シーズンは8:30~16:30)
【拝観料】400円(紅葉シーズンは500円)
【紅葉の見頃】例年11月中旬~下旬
【電話】075-492-1858
【アクセス】市バス「鷹峯源光庵前」バス停から徒歩約1分 Google map


【SPOT 4】東福寺 光明院
窓から眺める“虹の苔寺”の庭。曲線文様もアクセントに



京都随一の紅葉名所・東福寺のほど近く、“虹の苔寺”とも呼ばれる塔頭・光明院。苔に立石が並ぶ「波心庭」は、有名な昭和の作庭家・重森三玲によるもの。秋は紅葉が、庭全体を優しく包み込みます。本堂・書院・茶室から楽しめるダイナミックなお庭ですが、「羅月庵(らげつあん)」の丸窓から眺めると、他の拝観者の姿がさえぎられ、私だけに用意された特別なアートのようです。

⇒現在の色づき状況は? 東福寺 光明院の紅葉情報はこちら

東福寺 光明院
【拝観時間】9:00~16:00
【拝観料】志納(11月のみ300円)
【紅葉の見頃】例年11月中旬~下旬
【電話】075-561-7317
【アクセス】JR奈良線「東福寺駅」から徒歩約15分 Google map


【SPOT 5】清凉寺
嵐山の穴場でみつけた、“スライドショー”のような紅葉



最後にお届けするのが、光源氏のモデルとされる源融(みなもとのとおる)の山荘跡にたつ清凉寺。嵐山エリアのなかでも比較的ゆっくり過ごせます。広々とした本堂前と合わせておすすめしたいのが、本堂裏のお庭。方丈へと続く渡り廊下で、見事な紅葉アートをみつけました。“額縁”のような窓がずらりと並び、まるでスライドショーを眺めているような気分になります。

⇒現在の色づき状況は? 清凉寺の紅葉情報はこちら
※本堂裏のお庭のモミジは、例年より色づきが早く、一部見頃を迎えています(2017年11月10日現在)

清凉寺
【拝観時間】9:00~16:00 ※4・5・10・11月は17:00まで
【拝観料】境内無料、本堂400円
【紅葉の見頃】例年11月下旬~12月上旬
【電話】075-861-0343
【アクセス】市バス「嵯峨釈迦堂前」バス停から徒歩約3分、JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】http://seiryoji.or.jp/

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5つのお寺以外にも、京都には様々な形の窓(フレーム)があります。意外に大きかったり小さかったり・・・ と、サイズもいろいろ。皆さんもぜひ、自身の目線でアートな紅葉をみつけてみてください!
 

Written by. かりー

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