私の定番! “京都ローカル飯” はなに?<一品編>

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ミスター・ギョーザ

 

「たとえば、1ヶ月京都から離れたとして、帰ってきたときに何を食べたい?」と、「そう京」スタッフに尋ねてみたシリーズの3回目です。京都の定番グルメ・・・ その名もローカル飯<麺類編><ライス(米)編>に引き続き、今回は、ごはんにもお酒にもぴったりな<一品編>をお届けします!


“京野菜のおばんざい”はあこがれの味♪
万願寺とうがらし昆布【井上佃煮店】

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くろモン 「僕が京都で食べたい一品は、やっぱり“おばんざい”です。その中でも、錦市場にある井上佃煮店万願寺とうがらし昆布が大好きです。関東ではあまり万願寺とうがらしを見かけないので、京都らしい味を感じたくて食べたくなります。こちらのお店は、肉厚な万願寺を使用されていて、食べ応えもばっちり。年中いただけるのも嬉しいポイントです♪」

井上佃煮店は、京の台所・錦市場にある明治17年(1884)創業の老舗。お店には佃煮やお惣菜などが色とりどりに並び、その数は常時70~80種類にも及ぶそうです。食べ歩きメニューもあり、最近ではチョコレートコロッケやハリネズミまんじゅうが人気だそう。

“万願寺とうがらし”は、京都府北部にある舞鶴市、万願寺地区発祥の京野菜。柔らかく甘みのある果肉と種が少ないのが特徴の夏野菜の代表格です。「万願寺とうがらし昆布」(100g 450円)は、農林水産大臣賞を受賞したこともある看板商品。大きめのザク切りにして炒めた万願寺と甘めの塩昆布を和えた一品で、ごはんのお供にもおつまみにもぴったり。

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■井上佃煮店
【営業時間】9:00~18:00
【定休日】水曜日、第1・第3日曜日、不定休
【電話】075-221-4357
【アクセス】地下鉄烏丸線「四条駅」から徒歩約7分 Google map


“ポン酢”+“からあげ”で無限ループ!?
ぽんから【とり八】

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牛若丸 「僕がオススメする一品は、“近鉄名店街 みやこみち”にあるとり八ぽんからです。サクッとした衣とジューシーなからあげだけでも満足ですが、こちらではさらにポン酢につけていただけるのです! ポン酢の酸味でからあげがあっさりして、いつまでも食べていられるほど。さらに追加で注文したりして無限ループになります(笑)」

京都駅直結の“近鉄名店街 みやこみち”は飲食店やおみやげもの屋さんが並ぶ便利なストリート。その中に位置するとり八は、鶏料理がいただけるお店。「若鶏の山椒焼き」や「たたき」、「山賊焼き」など、お酒にぴったりなお料理はもちろん、お昼には定食メニューも提供されていて、旅行者や京都駅近くで働く方々の強い味方です。

「ぽんから」(790円)は、その名の通りポン酢でからあげをいただく名物メニュー。ポン酢好きにはたまらない一品です。自家製のポン酢は程よい酸味で、もみじおろしと小口ネギを入れると、よりいっそう鶏モモ肉の旨みが感じられます。ランチタイムには「ぽんから定食」(860円)をどうぞ。

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とり八
【営業時間】11:00~22:00(ラストオーダー21:30)
【定休日】無休
【電話】075-691-4680
【アクセス】JR「京都駅」八条口すぐ Google map


パリっと香ばしい皮とシンプルな餡が絶妙
餃子【ミスター・ギョーザ】

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※二人前です


みさご 「私の一品ローカル飯は、ミスター・ギョーザ餃子です。京都の餃子はお肉たっぷりの餡が多いのですが、こちらはキャベツとお肉が絶妙なバランスであっさり甘めの味わい♡ 味噌と酢醤油、2種類のタレが用意されているので、味を変えつついただきます。一人前ならあっという間に食べられちゃうほどですよ♪」

東寺のほど近く、昭和46年(1971)の創業以来、こだわりの味を守り続けている餃子専門店、ミスター・ギョーザ。その日の朝に仕込んだ餃子(1人前270円)だけを提供し、なくなり次第閉店となります。現在は二代目店長さんに味が引き継がれ、日によっては行列ができるほどの人気店となっています。

餃子の餡は、国産素材の豚ミンチとキャベツ、ニンニク、ショウガを使用。特製の皮は、表面をパリッと焼き上げられる薄さがポイントです。もっちりとした弾力もあり、それぞれの具材の甘み&旨みをしっかりと閉じ込めているので、ひと口食べたときのジューシーさがたまりませんよ♪

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■ミスター・ギョーザ
【営業時間】11:30~20:30 ※売り切れ次第終了
【定休日】木曜日
【電話】075-691-1991
【アクセス】市バス「羅城門」バス停から徒歩約2分、JR「西大路駅」から徒歩約12分 Google map
【公式ホームページ】https://www.mr-gyo-za.com/


名物メニューは、餡の酸味と辛さがやみつきに
からし鶏【鳳飛】

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きのこ「京都に帰ってきたときに、まず食べたいのは、鳳飛(ほうひ)からし鶏です。ひと口目は、酸味があってサクッと美味しい♪ ・・・と思っているとピリリと辛さがやってきます! この酸味と辛さがやみつきになる理由です。一緒に白ごはんは外せませんね(笑)」

大徳寺がある紫野エリアにお店を構える鳳飛。“京都中華”の生みの親とされる名店「鳳舞」(現在は閉店)の流れを汲む、広東料理のお店です。2016年に店内をリニューアルされ、外観は一軒家のようで、店内もアットホームな雰囲気。

名物の「からし鶏」(950円)は、カラッと揚げられた鶏モモ肉に、たっぷりと餡がかかったボリューム満点のメニュー。“からし”は、和がらしではなく唐辛子のことで、じわじわと汗が出てくるほどの辛みがクセになります。程よい酸味もあり、白ごはんはもちろん、ビールにもよく合いますよ。

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■鳳飛
【営業時間】12:00~14:00(ラストオーダー13:30)、17:00~20:30(ラストオーダー20:00) ※材料がなくなり次第閉店
【定休日】火曜日・水曜日
【電話】075-493-5025
【アクセス】地下鉄烏丸線「北大路駅」から徒歩約12分、市バス「下鳥田町」バス停から徒歩約3分 Google map

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3回に渡ってお送りしてきました”京都のローカル飯”、いかがだったでしょうか。少しでも皆さまの京都旅のごはんの参考になれば幸いです。そのほかにも、まだまだたくさんのローカル飯がありますので、またの機会にお会いしましょう~♪

Written by. 「そう京」編集部

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