神輿
神様のお家である“神棚”や乗り物である“神輿”を作る職人さんが京都にいることをご存じでしょうか。
職人さんは「神具指物師(しんぐ さしものし)」と呼ばれ、写真のような神輿も金釘を使わずに、なんと木材だけで仕上げてしまいます。2018年10月27日(土)に実施する「そう京」イベントでは、職人さんの工房に潜入! イベントの見どころを少しだけご紹介します。
⇒10月27日(土)実施「神祭具づくりの工房見学」イベントの詳細はこちらからチェック!
【ポイント1】目の前にすることで初めて分かる“ものづくりの現場”
左上:作品棚、右上:作業場、左下:鉋が並ぶ棚、右下:木材貯蔵庫
見学させていただくのは大正7年(1918)創業の「牧(まき)神祭具店」。家庭用の小さな神棚から神輿のような大がかりなものまで手がける高い技術力を持った工房です。イベント当日は、4代目の牧 圭太朗さんに職人ならではの工夫にあふれた作業場をご案内いただきます。
完成した神輿や祭具がずらりと並ぶ保管場所や、作品に使用する檜材を大量にストックしてある貯蔵庫など、工房の外からは見ることができない場所も、会員様のために特別公開! ものづくりの現場をすみずみまで見学しましょう。
【ポイント2】職人の魂 “道具” を拝見
さまざまな形の鉋
工房見学の見どころといえば、やっぱり職人の手足ともいえる道具。木を削る鉋(かんな)だけでも100丁以上もあります。
木材の幅や、平面か曲面かなど削る部位によって細かく使い分けるそうで、バナナのように湾曲したものから、消しゴムサイズの小さなものまでさまざま。
そのほかにも、一見すると何に使うのか分からないユニークな道具の数々を、実演を交えながら解説していただきます。
【ポイント3】工房見学の醍醐味! “職人の実演”を見逃すな
鉋がけの様子
“手仕事の極み”ともいえる職人さんの技は、それ自体が芸術。
鉋を使って木を削る「鉋がけ」では、削り屑の厚さが光が透けて見えるほど極薄なことに驚かれるはず。木材の表面もまるで鏡のようにツルツルになります。ぜひ、ご自身でなめらかな手触りを実感してください。
立体パズルのように組まれる部品
接合部分を凸凹にし、隙間なくかみ合わせる「仕口(しぐち)」という技法は、実際に小さなお堂を分解し、ジョイント部分を見せていただきます。
木製の部品が互いに抵抗もなく、パズルかプラモデルのように組み上がる様は、とても手作業によるものとは思えないほど。まさに職人技です。
【ポイント4】“神輿のなか”を覗いてみよう
神輿のなかを特別公開
神輿のなかを覗いたことはありますか?
お祭りで担がれているときは、金具や房で飾り付けられて神々しく、「ちょっとなかを見せて」とは言えませんよね。ですが、神輿を作る牧神祭具店であればそれが可能です。なかは空洞? それとも柱だらけ? いやいやギッシリと詰まっているのでは?・・・謎解きは、解説を聴きながら実際にその目でお確かめくださいね。
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神様のお家が作られる特別な工房で、独自の技術や作品の美しさに迫るひととき。興味を持っていただけた方は、ぜひ、ご参加ください!
\残席僅かです!/
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