世界遺産・醍醐寺にオープンした本格派フレンチカフェ

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京都NEW SPOT 7


昨年(2017年)4月、醍醐寺の霊宝館敷地内にオープンし、テレビなどで話題になった「Cafe sous le cerisier(カフェ スゥ ル スリジェ)」が、今年(2018年)10月にフレンチカフェ「Le Clos Sous le cerisier(ル・クロ スゥ ル スリジェ)」として、リニューアルオープンしました! なんでも、お寺のなかにあるとはいえ“本格派”のフレンチカフェなのだとか。いったいどんなお店となったのか、さっそくスタッフが行ってきましたよ♪


センス溢れる店内、家具は全て“あのお店”のものです


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店内を囲む大きな窓が開放的で、老若男女問わず気軽に入りやすい雰囲気。センスを感じるデザインの家具が配置され、トリコロールカラーでまとめられたクッションやソファもまたおしゃれで素敵ですよね。
・・・実はこれら、ぜ~んぶあの「IKEA(イケア)」の家具なんです!


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昨年からIKEAと提携し、店内をコーディネートしていたそうですが、今回はリニューアルに伴い、フランスらしさをプラス。スタイリッシュ且つシンプルなデザイン、そして居心地の良さを感じられるのは、IKEAの家具ならではですね。


気になるメニューをご紹介!


お店のメニューは、パリと大阪に店舗を構えるフレンチレストラン「ル・クロ」のオーナーシェフ・黒岩 功(くろいわ いさお)さんプロデュースによるもの。パスタやカレーなどの気軽なフードメニューや、マカロンなどのデザートが豊富にラインアップされています。醍醐寺のご本尊が薬師如来ということで、全てのフードメニューに薬膳ハーブスープがつき、また、オプションでサラダとデザートのセット(+540円)やドリンク(+378円)、バゲット又はライス(+162円)を追加することも可能です。


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フレンチ・ル・クロのスペシャリテ とろける牛ホホ肉の赤ワイン煮込み(オールセット)2,646円


私が今回注文したのは「フレンチ・ル・クロのスペシャリテ とろける牛ホホ肉の赤ワイン煮込み」(単品1,620円)。贅沢にオールセット(上記のオプション全て込み)で注文しました♡ お重もトリコロールカラーで、お店の方が一段ずつテーブルに並べていく瞬間は、まるで宝箱を開けるようにワクワクしちゃいます♪
驚いたのが、メインの牛ホホ肉。口に入れた瞬間からホロホロとほどけていき、歯が要らないほどの柔らかさ! 黒岩さん曰く、5~8時間もかけてじっくりと煮込むことで、この柔らかさを出しているのだとか。かなりの手間暇をかけて作られているのに、お手頃なお値段ということにもまた驚きです。


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そして、青いお重に入ったセットのデザートにもご注目を。右から、チーズケーキ、ガトーショコラ、マカロンが並んでいるのですが… おや、マカロンになにやらカラフルなイラストが描かれていますね。これは、醍醐寺の金堂で、オリジナルの「醍醐寺マカロン」なんです! お味はもとより、“インスタ映え”も兼ね備えたスイーツセットは写真を撮らずにはいられませんね♪


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フランスのパスタ『ヌイユ』(薬膳ハーブスープ付)864円


せっかくなので、もうひとつメニューをご紹介。こちらは「フランスのパスタ『ヌイユ』」。ヌイユとは、日本のきし麺のような平たいパスタのこと。濃厚でコクのあるクリームと、きのこの旨みがよく絡んだ秋らしいパスタで、こちらも各種オプションが追加できます! 近いうちに、フードメニューにはハンバーグも仲間入りし、今後も新しいお料理が増えていく予定ということで、楽しみですね♪ 


お店の名前の由来って?


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テラス席


ところで、店名の “スゥ ル スリジェ”とは、どういった意味なのでしょうか。これはフランス語で「桜の樹の下で」という意味があるそうです。
窓の外を見回してみると、カフェの周りにぐるりと植わるしだれ桜の木。春になれば、まさに“桜の樹の下で”、桜を愛でながら美味しいフレンチがいただけるそうです! あの“醍醐の花見”を催した天下の豊臣秀吉も、きっと羨ましがるほどの贅沢な時間が味わえますね♡


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春のイメージ


醍醐寺ならではのおみやげにいかが?


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醍醐寺マカロン(5個入)650円


デザートセットについていた「醍醐寺マカロン」は購入することも可能! 金堂のほか、菊御紋、五七桐紋、「醍醐寺」の文字、五重塔… とてもカラフルで、どれも食べるのがもったいなくなるほど。おみやげにしても良さそうですね♡


ただいま、「霊宝館 秋期特別展」を開催中です!


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霊宝館


醍醐寺では10月15日(月)から「霊宝館 秋期特別展」が始まっています。一番の見どころは2002年に発見された、「水晶宝龕(ほうがん)入り木造阿弥陀如来像」の初公開! 蓮のつぼみを象った水晶のなかにまばゆい輝きを放つ小さな阿弥陀如来像が入った大変珍しいものです。そのほかにも、国宝や重要文化財に指定された貴重な寺宝の数々を公開されていますので、お見逃しなく!

⇒醍醐寺「霊宝館 秋期特別展」の詳細はこちら

そして、気になる醍醐寺の紅葉。今年の台風21号の被害もありましたが、今は境内も整備され、順調に紅葉を楽しめそうですよ。例年の見頃は11月中旬~12月上旬。ぜひ「京都紅葉情報2018」をチェックして、「Le Clos Sous le cerisier」とともに境内を彩るモミジもお楽しみくださいね♪

⇒醍醐寺の紅葉情報はこちら



■Le Clos Sous le cerisier
【営業時間】10:00~17:00(ラストオーダー16:30)
【定休日】不定休
【電話】075-571-1321
【アクセス】地下鉄東西線「醍醐駅」から徒歩約15分(醍醐寺 霊宝館敷地内) Google map

 

Written by. ち〜たら

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