京都の老舗が手がける、ちょっとオトナな贅沢カフェ 6選

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無碍山房 Salon de Muge

 

最近、京都で増えているのが、“老舗が展開するカフェ”。高級感あふれる佇まいでありながら、本店よりも気軽に入れることで人気を集めています。料亭や和菓子店といった飲食店だけではなく、さまざまなジャンルの老舗が新しいお店をオープン! 今回は、そんな「京都の老舗が手がける、ちょっとオトナな贅沢カフェ」をご紹介します。


【祇園 北川半兵衞】日本茶サロンで最高級のお茶をお気軽に


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間仕切りのルーバーは古い茶箱を再利用したもの


今年(2018年)1月、八坂神社から徒歩すぐの京町家にオープンした「祇園 北川半兵衞」。文久元年(1861)創業の宇治茶問屋「北川半兵衞商店」のお店で、最高級茶葉を使用したお茶を気軽に堪能できる日本茶サロンです。昼間はお茶と甘味がメイン、18時からは夜カフェとなり、夜限定の甘味メニューやお茶をベースとしたカクテルを提供するなど、オトナのムードが漂います。


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茶詠み(一口菓子付、2,800円)


昼夜問わず楽しめる人気メニューが「茶詠み」。抹茶・煎茶・ほうじ茶・和紅茶・和烏龍茶の5種類の飲み比べができ、それぞれに合った一口サイズのお菓子とのペアリングを楽しめます。同じ種類の茶葉でも、加工の仕方で味も香りも全く異なってくるお茶。その奥深い世界に、ぜひ浸ってみてください。

■祇園 北川半兵衞
【営業時間】11:00~22:00(夜カフェは18:00~、ラストオーダー21:30)
【定休日】不定休
【電話】075-205-0880
【アクセス】京阪本線「祇園四条駅」から徒歩約6分 Google map
【公式ホームページ】http://gion-kitagawahanbee.kyoto/


【ZEN CAFE】祇園に佇む老舗和菓子店の隠れ家カフェ


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多くの観光客が行き交う祇園。その路地奥に、ひっそりと佇む「ZEN CAFE」は、享保年間(1716~36)創業の、くずきりが有名な和菓子店「鍵善良房」が手がけるお店。アーティストによる器やお皿で提供される生菓子は、本店では販売していないZEN CAFEオリジナル。また、老舗・一保堂茶舗の煎茶やほうじ茶を使用するなど、随所にこだわりがたっぷり詰まっています。美しいお庭を眺められるカウンター席のほか、店内奥にはおひとりさま用の席もあり、ゆっくりとした時間を過ごすことができますよ。

⇒鍵善良房について、「京都 老舗の名品」でもご紹介しています


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特製くずもち(ドリンク付、1,500円)


本店のくずきりと同じくず粉で作り上げた「特製くずもち」はぷるぷる食感が人気の定番商品。くずもち自体にほのかな甘さがついているので、最初は何もつけずに、その次は別添えの黒蜜ときなこ・・・ など、変化をつけて味わうのがおすすめです。

■ZEN CAFE
【営業時間】11:00~18:00(ラストオーダー17:30)
【定休日】月曜日(祝日の場合は翌日)
【電話】075-533-8686
【アクセス】京阪本線「祇園四条駅」から徒歩約3分 Google map
【公式ホームページ】http://www.kagizen.co.jp/

【ふふふあん by 半兵衛麸】老舗のお麸屋さんが提案する新感覚カフェ


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五条大橋のすぐそばにお店を構える「半兵衛麸 本店」。元禄2年(1689)に創業した京麸と湯葉の専門店で、良質な水と材料を用い、京都に根付いた伝統的な食文化を今に伝えています。本店の向かいにある、喫茶室「ふふふあん by 半兵衛麸」では、お麸を使用した新感覚のスイーツを提供し、物販スペースでは、クルトン代わりにもなる「スープdeお麸」や、チョコレート菓子「梢(こずえ)」など、「ふふふあん」ブランドの商品を販売。お麩で作られているので日持ちも長く、おみやげにもぴったりです。

⇒半兵衛麸について、「京都 老舗の名品」でもご紹介しています


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抹茶しるこ(1,000円)


「抹茶しるこ」は、抹茶餡を使用したおしるこに、お餅の代わりのあわ麸やごま麸、優しい色合いの“花麸”がごろごろ入った、彩り華やかな一品。寒い日にいただけば、身体がホッと温まりますよ♪

※冷たいおしるこもあります

■ふふふあん by 半兵衛麸
【営業時間】10:00~17:00(ラストオーダー16:30)
【定休日】不定休
【電話】075-561-0371
【アクセス】京阪本線「清水五条駅」から徒歩約1分 Google map
【公式ホームページ】http://www.fufufuand.jp/

【遊形サロン・ド・テ】京都を代表する名旅館の喫茶サロン


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創業300余年の世界に名を馳せる老舗旅館「俵屋旅館」。そのすぐ横に併設する「遊形サロン・ド・テ」は、11代目のご主人がプロデュースする喫茶サロンです。明治期に建てられた京町家を改装し、土壁などの風情を残しつつも新しい風が吹き込まれた店内。カウンター席からは美しい中庭が望め、「町家を美しく再生し、山裾の風情をこの場所に居ながらにして感じてもらいたい」という、ご主人の思いが込められています。


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俵屋のわらび餅(抹茶付、2,260円)


旅館で“お着き菓子”としても提供されている「俵屋のわらび餅」は、一番人気の甘味メニュー。さつまいものでんぷんなどの“つなぎ”を一切使用せず、希少な本わらび粉100パーセントと上質な黒砂糖、水だけを使用! 口に入れたときの風味とぷるぷるの柔らか食感に、きっと誰もが虜になるはずです。

■遊形サロン・ド・テ
【営業時間】11:00~18:00
【定休日】火曜日(4月・11月は無休)
【電話】075-212-8883
【アクセス】地下鉄東西線「京都市役所前駅」から徒歩約5分 Google map


【Kaikado Café】老舗茶筒店が展開するレトロカフェ


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2階のショップ


明治8年(1875)創業の「開化堂」は、銅・真鍮・ブリキを用いた創業当時から変わらぬ製法でつくる茶筒専門店。平成28年(2016)に七条河原町にオープンした「Kaikado Café」は、旧京都市電内濱架線詰所の建物をリノベーションしたレトロ感あふれるカフェです。ガラスケースに並べられた開化堂の茶筒のディスプレイや、工芸の職人が手がけたオリジナル食器など、こだわりを感じる店内。2階のショップにも茶筒がずらりと並び、購入も可能です。ぜひお気に入りの一品を探してみて。


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Kaikado チーズケーキ(ドリンク付、1,300円~)


人気の「Kaikado チーズケーキ」は那須高原「チーズガーデン」に特注する濃厚チーズケーキで、茶筒をモチーフにしたフォルムがキュート。ドリンクは「中川ワニ珈琲」のオリジナルブレンドコーヒーのほか、ロンドン発の「Postcard Teas(ポストカード ティー)」の紅茶などが揃います。

■Kaikado Café
【営業時間】10:30~19:00(ラストオーダー18:30)
【定休日】木曜日・第1水曜日
【電話】075-353-5668
【アクセス】市バス「七条河原町」バス停から徒歩すぐ Google map
【公式ホームページ】http://www.kaikado-cafe.jp/


【無碍山房 Salon de Muge】ミシュランガイドでも有名な老舗料亭の新ブランド


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京都・東山の麓にある「菊乃井」といえば、ミシュランガイドで三ツ星評価を10年連続で獲得していることでも有名な老舗料亭。昨年(2017年)4月から別館にオープンした「無碍山房 Salon de Muge(むげさんぼう サロンドムゲ)」は、“本物の味を手軽に味わって頂きたい”という3代目のご主人・村田吉弘さんの思いから生まれました。お昼は時雨弁当(5,000円~)を、お昼を過ぎると喫茶に切り替わり、甘味を楽しむことができます。


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京都知新チョコレートパフェ(1,300円)


いまおすすめなのが、この冬限定の「京都知新チョコレートパフェ」。テレビ番組「京都知新」(MBS毎日放送、関西地区のみ)とのコラボ商品で、アマゾンカカオのチョコレートとイチゴがふんだんに使われた、冬にぴったりのパフェです。チョコレートの濃厚な甘さに、イチゴの酸味が加わって意外にもさっぱり。天津甘栗の素朴な味も良いアクセントになって、見た目、味ともに贅沢な一品です。

※「京都知新チョコレートパフェ」は2019年2月28日(木)までの販売です
※甘味は14時45分からの提供です

■無碍山房 Salon de Muge
【営業時間】<時雨弁当>第一部11:00~12:30、第二部13:00~14:30
      <喫茶・和甘味>14:45~18:00(ラストオーダー17:00)
【定休日】不定休
【電話】予約:075-561-0015
    問合せ:075-744-6260 
【アクセス】市バス「東山安井」バス停から徒歩約7分 Google map
【公式ホームページ】http://kikunoi.jp/kikunoiweb/Muge/index


★こちらのスポットもおすすめ★


【村上開新堂】
寺町二条にお店を構える老舗洋菓子店「村上開新堂」。昨年(2017年)、店内奥にオープンした喫茶スペースで、カフェ限定のフォンダンショコラやシフォンケーキなどがいただけます。
⇒詳細は「村上開新堂 歴史香る洋菓子店の和モダンカフェ」ブログをチェック!

【聞香処】
創業300年を超えるお香や和紙製品の専門店「鳩居堂(きゅうきょどう)」が手がけるお店。 “聞香体験”ができるカフェとしても注目されています。
⇒詳細は「京都・老舗お香店の新展開! “香り”の体験スポット」ブログをチェック!
⇒鳩居堂について、「京都 老舗の名品」でもご紹介しています

 

Written by. ち〜たら

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