京都の伝統を気軽にトライ! 「金網つじ」でとうふすくいづくり体験

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伝統体験スポット 1


京都では古くからの伝統技術が、職人さんにより今も大切に受け継がれています。そのワザを実際に体験できるスポットもたくさんあり、チャレンジしてみれば、一見難しそうな伝統工芸もきっと身近に感じられるはず。今回は、京金網のお店・金網つじで行われている「とうふすくいづくり体験」の模様をお届けします♪ 要予約となっていますので、事前にご連絡の上、お伺いくださいね。
※お店の都合により、ご希望の日程に添えない場合もあります。ご了承ください。


いざ、金網つじへ!

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高台寺のほど近く、一年坂にある金網つじ。茶こしやコーヒードリッパーなど、伝統を守りながらも現代の暮らしに寄り添う京金網製品を、昔ながらの手仕事で製作されています。お店の2階では伝統のワザに気軽に触れていただきたいと「とうふすくいづくり体験」を実施されています。

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金網つじの若手職人・伊藤さんに教えていただきました♪


見本を見て、できあがりをイメージ

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最初に、できあがり見本を見せていただきました。右は職人さん、左は初心者さんが体験で作られたものです。パッと見て違いがわかりますか? やっぱり職人さんが作られた方が金網の編み目が綺麗ですね。実際に商品とするときには、持ち手や外枠を作る人、針金で亀甲模様を編み上げる人、持ち手を曲げるなどの仕上げをする人の計3名の職人さんが分業で作り上げます。体験では、針金で亀甲模様に編み上げる工程にチャレンジ。少人数で体験ができるので、職人さんとじっくりお話ししながら楽しめます。わからないことがあればすぐ聞けるのもポイントです♪


まずは練習。亀甲模様の作り方

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用意されているのは、とうふすくいの外枠がすでに取り付けられた板。その左には練習用の針金がセッティングされていて、まずは編み方の練習からスタート。

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板に描かれた線に合わせて針金を左右の親指と人差し指で持ち、手を交差してねじり目を作っていきます。左手で持った針金を右側の針金に上から重ねていくイメージです。ぐるぐるねじって編み目を作っていきます。が、なかなか思うようにいかず、編み目のサイズがばらばらに!

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「ねじったときに左右の手の間が広がりすぎていると編み目がぎゅっと狭くなり、左右の手が近づきすぎていると編み目が広がってしまうのでバランスに注意してくださいね」と伊藤さん。


職人ワザにチャレンジ!

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練習を終えたら、いよいよ実践です! お手本を見せていただきながら、板に貼られた台紙に描かれている六角形に合わせて、8本の針金を編んでいきます。

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先ほどと同じように左右の手に針金を持ち、2回編んで、目を作ったら、右手の針金を斜め下にある細い釘にひっかけ、次に交差している部分をまた2回編み・・・ を繰り返していくと六角形の「亀甲模様」ができていきます。

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この編む回数を増やすことで、模様が変化するそう。枠の下までいったら新たな針金を外枠の上から通してまた編んでいきます。実際にやってみると、先ほどの練習以上にうまくいかず、いびつな亀甲模様が量産されていきました(苦笑)


世界にひとつだけの“Myとうふすくい”が完成♪

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1時間ほどで完成したのがこちら。なかなか愛嬌のある(?)編み目のとうふすくいが完成♪ 「自分で作った」ということで、愛着もひとしおです。この後、職人さんが仕上げを施し、自宅に届くのは約一週間後。できあがりが待ち遠しい!

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1階のショップには、職人さん手作りの美しい京金網製品が並べられています。素朴な製品でありながら、どれもおしゃれでスタイリッシュ! 職人さんたちの伝統のワザに改めて驚かされます。みなさんもぜひ、とうふすくいづくり体験を通して、京金網の技術に触れてみてくださいね♪

■金網つじ
【体験時間】10:00~17:00(約1時間)
【料金】4,400円
【申込み方法】5日前までにホームページ内の申込みフォーム、または電話にて
【電話】075-551-5500
【アクセス】市バス「東山安井」バス停から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】https://www.kanaamitsuji.com/

※掲載内容は2019年1月23日時点の情報です。最新情報は掲載先へご確認ください。

Written by. オパン

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