薫り立つ絶景スポット。しだれ梅が咲き誇る「城南宮」へ行こう!

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(撮影日:2015年3月11日)

たくさんの梅の名所がある京都ですが、ここ数年、人気が上昇し、京都随一ともいわれる“しだれ梅の梅苑”を楽しめるのが「城南宮」です。古くから方除け・厄除けの社として親しまれ、本殿の周りには四季折々に楽しめる神苑「源氏物語花の庭」があり、毎年2月から3月にかけて「しだれ梅と椿まつり」が行われています。京都駅からはバスで約15分とアクセスも良く、多い日で1日約9千人が観梅に訪れたこともあるそう。それでは、梅のシーズンの城南宮をご紹介しましょう!



京都駅からのアクセス方法


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京都駅から城南宮への主なアクセス方法は、バスと電車の2種類。
バスの場合は、まず京都駅の南側、八条西口の駅前バス乗り場へ向かいます(※京都タワーが見える烏丸口バスターミナルとは逆にあるので、ご注意くださいね)。「E1のりば」から「京都らくなんエクスプレス(R'EX)バス」に乗車し約15分、平日は「油小路城南宮」バス停から徒歩約3分、土日祝はバス停の場所が変更となり「城南宮前」バス停から徒歩約2分で到着します。
地下鉄の場合は烏丸線に乗車し約5分、近鉄の場合は京都線に乗車し約7分、いずれも「竹田駅」から徒歩約15分で到着します。

⇒「京都らくなんエクスプレス(R'EX)バス」の詳細はこちら


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(撮影日:2018年3月8日)


鳥居をくぐると、早速華やかなしだれ梅がお出迎え。神苑への期待が高まります♪


絶景! シャワーのように降り注ぐ、“しだれ梅”


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「春の山」エリア(撮影日:2015年3月11日)


まずは本殿でお参りをし、神苑へ。授与所横の入り口に一歩足を踏み入れると・・・ まるで別世界! 約150本のしだれ梅が咲き誇り、「春の山」エリアは見渡す限り梅づくし。白やピンクの花が、シャワーの如く苑内に降り注ぎます。“しだれ”といえば「桜」をイメージされる方も多いかと思いますが、「梅」も格別。特に城南宮はボリュームがあり、見応え十分なのです♪



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(撮影日:2018年3月7日)


私自身、初めて訪れたときは、鮮やかで一輪一輪しっかりとした花姿を前に「まるで砂糖菓子みたい!」とビックリ。桃源郷に迷い込んだかのようで、なかなか前に進めませんでした(笑) 一帯には甘い香りがただよい、春の訪れを全身で感じられます。



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「桃山の庭」エリア(撮影日:2018年3月7日)


しだれ梅だけでなく、紅梅や白梅にもご注目を♪ 神苑南側の「桃山の庭」エリアでは、紅白のコントラストが美しい風景を楽しめます。写真の奥に見える唐渡(からわたり)天満宮の側も、紅梅が華やいでいます。城南宮の公式ホームページでは、これまでの開花時季を詳しく掲載されていますので、ご参考にどうぞ。また、「旬の花情報」では今年も梅の開花状況をお届けします。こちらもチェックしてみてくださいね♪



“椿”の名所としても人気! 「椿図鑑」を手に、神苑を散策♪


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“しだれ梅と落ち椿”も人気の撮影ポイントです(撮影日:2017年3月9日)


ここまで梅の模様をお届けしましたが、歳時の名称は「しだれ梅と“椿”まつり」。そう、城南宮は“椿の名所”でもあります! 本数はさることながら、32種と品種も多いのが特徴です。例年12月から3月にかけて咲き継がれ、「乙女椿」や「城南椿」、「光源氏」など名前も愛らしい花ばかり♡ その花姿は、神社のパンフレットにも掲載されています。パンフレットの「椿図鑑」を見ながら、お気に入りの椿を探すのも楽しそうですね。


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模様が特徴的な「蝦夷錦」(撮影日:2018年3月8日)



★「しだれ梅と椿まつり」期間中のお楽しみ


梅と椿の観賞はもちろん、期間中は色々な企画が予定されています。あわせてお楽しみください。


【その1】梅が枝神楽と梅の花守り


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本殿横に建つ神楽殿の表舞台では、毎日、巫女さんが神楽を舞います。梅の花を冠にさし、手には梅の枝を持ち、とても華やか。舞の後には、美容健康と招福を祈願した「梅の花守り」(1,000円)を、巫女さんに神楽鈴でお祓いいただき、お一人ずつ受けることができます。

【時間】平日10:00~、土日祝10:00~・15:00~


【その2】参拝の証に! 梅の御朱印&御朱印帳


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しだれ梅と椿まつり限定・特別御朱印 300円


授与所では、しだれ梅と椿をモチーフにした特別御朱印が授与されます。参拝の証にぜひ、お持ち帰りを。また、友禅和紙で装丁された、しだれ梅の御朱印帳もあります。梅の時季限定で、色はクリームとピンクの2種類。同柄の栞も付き、裏面には流鏑馬発祥の地にちなみ、かわいらしい神馬があしらわれています。


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御朱印帳(栞付き) 各1,500円


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御朱印帳ケース 各1,600円


昨年(2019年)末には、すてきな「御朱印帳ケース」が登場。梅と椿の名所ならではの華やかなものからシンプルなものまで全6種類あります。こちらもお見逃しなく。


【その3】日本最古の餅菓子!? おみやげは、売切れ必至の「椿餅」で決まり♪


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2個入550円


最後に、旅に欠かせない、おすすめのおみやげをご紹介します。
竹田街道沿いに店を構える和菓子店・松甫堂(しょうふどう)が毎年、日にち限定で参道に出店。椿をモチーフにした椿餅(つばきもちい)が販売されます。こちらは“日本最古の餅菓子”とも言われ、『源氏物語』にも登場した歴史あるお菓子。城南宮で限定販売される椿餅は、黄色の花心(おしべ・めしべの総称)をあしらって白玉椿に似せているのがポイントです。

昨年初めていただいたのですが、ほんのりした甘みの美味しさに感激♡ 梅の開花状況調査はもちろんですが、実は椿餅欲しさに再訪したほどです(笑) おみやげに大プッシュします!

【出店予定日】2020年2月1日(土)~3日(月)、8日(土)・9日(日)、11日(火・祝)、15日(土)・16日(日)、18日(火)~3月22日(日) ※2月25日(火)、3月10日(火)・17日(火)・19日(木)除く(梅の開花状況により、臨時出店の場合あり)
【時間】10:00~16:00 ※売切れ次第終了
【問合せ】075-601-1940

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早春の城南宮の見どころ、いかがでしたか。しだれ梅が織りなす神苑は、一度はご覧いただきたい絶景です! 見頃の時季にぜひ訪ねてみてくださいね。

城南宮
【参拝時間】境内自由、神苑 9:00~16:30(受付終了16:00)
【参拝料】境内無料、神苑 600円
【電話】075-623-0846
【アクセス】R'EXバス「油小路城南宮(平日)」バス停から徒歩約3分、「城南宮前(土・日曜)」バス停から徒歩約2分、地下鉄烏丸線「竹田駅」から徒歩約15分 Google map
【公式ホームページ】http://www.jonangu.com/
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Written by. かりー

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