桜とともにアートにひたる、春のおすすめ展覧会 5選

  • イベント・歳時
トップ

アサヒビール大山崎山荘美術館

春は、はじまりの季節。ミュージアムでも春の特別展がスタートし、新しい“知”との出会いが楽しみな季節です。今回は、桜名所からほど近いミュージアムで、3月からはじまる展覧会をピックアップ。お花見とともに、アート鑑賞もお楽しみくださいね♪

***
■今月のメニュー■
1・明治時代の煎茶会を彩った「中国の文房具」とは?【泉屋博古館(せんおくはくこかん)】
2・典雅な茶道具で春の眼福を。【野村美術館】
3・マリメッコのデザイナー・石本作品と琳派が競演!【細見美術館】
4・新しき世の門出を祝う、「富士」の意匠【樂美術館】
5・スリップウェアの巨匠・リーチを偲びつつ、春ハイクを。【アサヒビール大山崎山荘美術館】
***

「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード会員様へのチケットプレゼントもご用意しております♪ 詳細は、文末をご確認ください。


1・明治時代の煎茶会を彩った「中国の文房具」とは?
3/2(土)~5/6(月・振休)【泉屋博古館】


2

哲学の道(撮影日:2018年3月30日)


哲学の道の南端からほど近い場所に位置する泉屋博古館は、住友コレクションを収蔵・展示するミュージアム。この春に開催されるのは、コレクションの核を成す中国青銅器を集めた住友春翠(しゅんすい)ゆかりの「文房具」展です。


3

鍍金魁星像(明時代15世紀)


4

白玉香炉(清時代18世紀)


明治・大正期の実業家、住友家15代である春翠は、西園寺公望(きんもち)の弟にあたる華族の出身。中国文人の生活に憧れ、たくさんの「中国の文房具」を収集し、今回はその一部が展示・公開されます。

日本では、煎茶とともに文人趣味が流行。これらの文房具も、煎茶会のしつらえとして飾られていたのだそう。展覧会では展観席や煎茶席を設けて、明治の煎茶会さながらに展示品を紹介します。春風の中での桜散策を楽しんだ後に、文人趣味の清らかな精神性に触れてみてはいかがでしょうか。

⇒「哲学の道」の桜開花情報はこちら(2019年3月15日より更新開始)

■中国文房具と煎茶 — 清風にふかれて
【日程】2019年3月2日(土)~5月6日(月・振休)
    10:00~17:00(入館16:30)
【休館日】月曜日(4月29日、5月6日は開館)、4月25日(木)・30日(火)
【場所】住友コレクション 泉屋博古館 詳細情報はこちら
【入館料】800円
【問合せ】075-771-6411
【公式ホームページ】https://www.sen-oku.or.jp/kyoto/
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。特典内容はこちら。

2・典雅な茶道具で春の眼福を。
3/9(土)~6/9(日)【野村美術館】


5

南禅寺(撮影日:2018年4月2日)


南禅寺から哲学の道への道すがらにある野村美術館は、野村財閥を築いた野村得庵(とくあん)のコレクションを所蔵・展示するミュージアム。茶の湯や能楽に関する品が多く、この春は「花見」をテーマとした茶道具を展示されます。


6

乾山 鑓梅香合【前期展示】


7

仁阿弥道八作 雲錦手四方鉢【後期展示】


前期は「春の花」、後期は「秋の花」をモチーフとしたお道具が展示され、円山応挙や仁清といった巨匠の手によって意匠化された花々を楽しむことができます。期間中は立礼席も用意され、館蔵品でしつらえをされるとのこと。間近で茶道具を鑑賞しながら春の余韻を味わってみては。

⇒「南禅寺」の桜開花情報はこちら(2019年3月15日より更新開始)

■2019年春季特別展 茶道具で花見
【日程】2019年3月9日(土)~6月9日(日)
    前期:3月9日(土)~4月21日(日)
    後期:4月23日(火)~6月9日(日)
    10:00~16:30(入館16:00)
【休館日】月曜日 (祝日の場合は翌日)
【場所】野村美術館 詳細情報はこちら
【入館料】800円、立礼席700円(生菓子がなくなり次第終了)
【問合せ】075-751-0374
【公式ホームページ】http://nomura-museum.or.jp/
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。特典内容はこちら。

3・マリメッコのデザイナー・石本作品と琳派が競演!
3/9(土)~4/21(日)【細見美術館】


8

平安神宮(撮影日:2018年3月30日)


岡崎疏水平安神宮など、桜名所が集中している岡崎エリアにある細見美術館では、春らしい華やかな展覧会が予定されています。フィンランドのライフスタイルブランド「マリメッコ」で、32年間活躍をしてきたデザイナー石本藤雄。400点を超えるテキスタイルデザインを生み出した後、同じくフィンランドの老舗陶器メーカー「アラビア」にて現在も陶芸家として多くの作品を発表しています。


9

左:石本藤雄 Onni(オンニ/幸せ)
右上:石本藤雄 オオイヌノフグリChikako Harada/Fujiwo Ishimoto
右下:中村芳中 立葵図扇面 江戸後期 細見美術館


生まれ故郷である愛媛に続く、京都展。この後は東京での展示も予定されていますが、京都展の見どころは、なんといっても「琳派」との競演です! “身の回りを美しく飾る”という理念に共通性のある、マリメッコと琳派との出会い。3月9日(土)から24日(日)までは、茶室「古香庵」がマリメッコで彩られ、石本作品を間近に眺められる「特別展示」も行われます。桜とともに、テキスタイルや陶器に咲く花々をお楽しみください♪

10

石本藤雄


⇒「岡崎疏水」の桜開花情報はこちら(2019年3月15日より更新開始)
⇒「平安神宮」の桜開花情報はこちら(2019年3月15日より更新開始)

■マリメッコの花から陶の実へ 石本藤雄展-琳派との対話-
【日程】2019年3月9日(土)~4月21日(日)
    10:00~18:00(入館17:30)
☆「石本藤雄展」特別展示 @茶室「古香庵」(細見美術館3階)
    2019年3月9日(土)~24日(日)
    11:00~17:00
【休館日】月曜日
【場所】細見美術館 詳細情報はこちら
【入館料】1,300円
【お問合せ】075-752-5555
【公式ホームページ】http://www.emuseum.or.jp/
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。特典内容はこちら。

4・新しき世の門出を祝う、「富士」の意匠
3/16(土)~6/30(日)【樂美術館】


11

妙顕寺(撮影日:2018年3月30日)


京都御苑から徒歩約7分、本法寺妙顕寺など西陣エリアの桜名所までは徒歩約15分の距離に位置する樂美術館。新しい元号を迎える本年、樂家も15代から16代へと代替わりを予定されていて、新しき年への思いを込めた展覧会を開催されています。

12

10代旦入(1795~1854)不二之絵黒樂茶碗


13

14代覚入(1918~1980)富士之絵赤樂茶碗 銘 旦明


3月16日(土)からはじまるのは、日本の象徴・霊峰富士を意匠に取り入れた歴代の作品展。黒樂茶碗、赤樂茶碗、それぞれに描かれた富士の姿は、めでたさとともに清々しさも感じさせ、新しい世のはじまりを華やかにお祝いしています。

⇒「京都御苑」の桜開花情報はこちら(2019年3月15日より更新開始)
⇒「本法寺」の桜開花情報はこちら(2019年3月15日より更新開始)
⇒「妙顕寺」の桜開花情報はこちら(2019年3月15日より更新開始)

■春期特別展 樂歴代「富士を見る」
【日程】2019年3月16日(土)~6月30日(日)
    10:00~16:30(入館16:00)
【休館日】月曜日(祝日は開館)
【場所】樂美術館 詳細情報はこちら
【入館料】1,000円
【問合せ】075-414-0304
【公式ホームページ】http://www.raku-yaki.or.jp
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。特典内容はこちら。

5・スリップウェアの巨匠・リーチを偲びつつ、春ハイクを。
3/21(木・祝)~6/9(日)【アサヒビール大山崎山荘美術館】


14

アサヒビール大山崎山荘本館


小高い山の中腹に位置するアサヒビール大山崎山荘美術館は、桜咲く庭園もさることながら、眺望の美しさでも知られるミュージアム。眼下には木津川・宇治川・桂川の三川が合流する地が広がり、対岸には石清水八幡宮のある男山を眺める、のんびりとした春ハイクを楽しみながら訪れたいスポットです。


15

《スリップウェアペリカン図大皿》1930年 アサヒビール大山崎山荘美術館蔵
The Bernard Leach Family. All rights reserved, DACS & JASPAR 2019 G1654


16

《彫絵飛鳥文扁壺》1957-60年頃 アサヒビール大山崎山荘美術館蔵
The Bernard Leach Family. All rights reserved, DACS & JASPAR 2019 G1654


この春の企画展は、イギリス人陶芸家・バーナード・リーチ没後40年の企画展。柳宗悦とともに民藝運動に携わったリーチは、17世紀のイギリスで流行ったスリップウェアを現代に復活させた人物。朝日麦酒株式会社(現アサヒビール株式会社)の初代社長・山本爲三郎が民藝運動に理解が深かったことにより、たくさんのリーチ作品を所蔵することになりました。

館内のカフェでは、リーガロイヤルホテルのパティシエによるオリジナルケーキもいただけますので、豊かな自然美を眺めながら癒やしのひとときを過ごしてみてくださいね。

⇒「石清水八幡宮」の桜開花情報はこちら(2019年3月15日より更新開始)

■没後40年 バーナード・リーチ展 -山本爲三郎コレクションより
【日程】2019年3月21日(木・祝)~6月9日(日)
    10:00~17:00(入館16:30)
【休館日】月曜日(4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火)
【場所】アサヒビール大山崎山荘美術館 詳細情報はこちら
【入館料】900円
【お問合せ】075-957-3123(総合案内)
【公式ホームページ】https://www.asahibeer-oyamazaki.com/
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。特典内容はこちら。

■「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード会員の皆さまへ
以下のチケットを、各5組10名様にプレゼントします。

1・【泉屋博古館】中国文房具と煎茶 — 清風に吹かれて
2・【野村美術館】2019年春季特別展 茶道具で花見
3・【細見美術館】マリメッコの花から陶の実へ 石本藤雄展─琳派との対話─
4・【樂美術館】春期特別展「樂歴代 富士を見る」
5・【アサヒビール大山崎山荘美術館】没後40年 バーナード・リーチ展 -山本爲三郎コレクションより

郵便ハガキに、
「希望の展覧会名(第2希望まで)・住所・氏名・電話番号・ホームページの感想・京都で今ハマっていること」
をご記入の上、下記の宛先までご応募ください。2019年3月15日(金)必着。

【宛先】
〒601-8404 京都市南区八条通堀川西入ル小寺町7-7
JR東海「そうだ 京都、行こう。」デスク
「3月の展覧会」チケットプレゼント係

※当選者の発表は発送をもってかえさせていただきます。
※ご応募は、お一人様一回に限らせていただきます。
※お預かりした個人情報は商品の送付以外の目的では使用しません。

Written by. みさご

おすすめコンテンツ