
平安神宮
「平成」も、残り1ヶ月ほど。2019年4月1日(月)に新元号が発表、5月1日(水)には新天皇がご即位され、新しい時代がスタートします。平成の名残を惜しみ、新しい時代の幕開けを祝う“平成最後のお花見”は、皇室ゆかりのスポットへと出かけてみませんか。この春のトピックとともに、おすすめスポットをご紹介します♪
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【京都御苑】憩いの場に咲く、雅なしだれ桜

近衞邸跡
江戸時代には140以上の宮家や公家邸が立ち並んでいたという京都御苑には約1,000本の桜があり、3月下旬から4月中旬まで、さまざまな種類が咲き継いでいきます。そのなかでも苑内北西部にある「近衞邸(このえてい)跡」には、約60本ものしだれ桜の大木が植わり、京都でも早咲きの桜スポットとして知られています。広々とした土地にどっしりとした枝を広げる見事な姿は、京都を代表する雅さ・華やかさに満ちています。
☆例年の見頃 3月下旬~4月中旬
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中立売休憩所
2016年より通年無料で一般公開されている「京都御所」。その入口となる「清所門」のすぐ目の前に、2019年1月「中立売(なかだちうり)休憩所」がリニューアルオープンしました。レストランや売店が併設され、嬉しいことに飲食の持ち込みがOK。テラス席もあり、春の気配を感じながら、のんびり休憩ができます♪
■中立売休憩所
【営業時間】9:00~16:30(ラストオーダー16:00)
【定休日】年末年始
【電話】075-223-2550
【アクセス】京都御苑「中立売御門」北側 Google map
【公式ホームページ】http://fng.or.jp/kyoto/service/nakakita.html
【法金剛院】美貌を誇った中宮ゆかりのしだれ桜

待賢門院桜
花園にある法金剛院を創建したのは、鳥羽天皇の中宮・待賢門院璋子(たいけんもんいん たまこ)。白河法皇と祇園女御の養女として引き取られた、美貌の女性です。大治5年(1130)に、待賢門院が鳥羽上皇を伴って落慶供養を行うと、その後、上皇や天皇がしばしば行幸されたという、皇室に愛されてきたお寺です。法金剛院の桜といえば、「待賢門院桜」。小さな花をつけるしだれ桜で、花色は紫にも見えるという妖艶な桜です。
☆例年の見頃 4月上旬~中旬
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法金剛院では、この春、初めてのライトアップが開催されます! 旅行プランや「そう京」イベントなどの参加者だけが見ることのできる、スペシャル企画。桜はもちろんのことながら、待賢門院が浄土を模して作られたという庭園が、闇夜にどのように浮かび上がるのか。ご期待ください♪
★法金剛院の旅行プランはこちらから
⇒【旅行プラン】京都 桜の名所お花見特別プラン
⇒【そう京イベント】法金剛院 春の貸切特別ライトアップ(2019年3月30日・31日実施)
【平安神宮】“平安の春”は、かくも雅に

南神苑
平安遷都1100年を記念し、第50代桓武天皇を祭神として明治28年(1895)に創建された平安神宮。昭和15年(1940)には「平安京最後の天皇」である第121代孝明天皇もお祀りされ、千年以上に渡って続いた京都の繁栄を今に伝えています。平安神宮を代表する桜が、「紅しだれ桜」。谷崎潤一郎の小説『細雪』にも登場し、「去年の春が暮れて以来一年に亘って待ちつづけていたもの」と表されています。“紅の雲”を見るのが、待ち遠しいですね。
☆例年の見頃 4月上旬~中旬
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東神苑
春の平安神宮のお楽しみといえば、夜間に行われる「紅しだれコンサート」。平成元年(1989)にはじまり、平成の世とともに歩んできたコンサートは、今年、平成ラストの舞台を迎えます。
⇒「平安神宮 紅しだれコンサート2019 ~こころのふるさと~」の詳細はこちら
また、旅行プランや「そう京」会員イベントでは、神苑の貸切早朝参拝プランと、日中の参拝時に非公開エリアで桜を観賞できるプランの、2つの特別プランをご用意しています。ぜひご利用ください。
★平安神宮の旅行プランはこちらから
⇒【旅行プラン】京都 桜の名所お花見特別プラン
⇒【そう京イベント】平安神宮 桜の神苑早朝特別参拝(2019年4月6日・7日・9日実施)
⇒【そう京イベント】平安神宮 神苑非公開エリアの特別参拝(2019年4月6日・7日・9日実施)
【大覚寺】皇族に愛された景勝地でお花見を

勅使門
平安遷都から15年後の大同4年(809)に即位した嵯峨天皇は、新都の安定に尽力し、1000年を超える都の礎を築いた方。その天皇がこよなく愛したのが、嵯峨野の地。大覚寺は、嵯峨天皇の離宮として建立された嵯峨院を前身とし、皇室出身の方々が多数入山されたことから、明治時代まで“嵯峨御所”と呼ばれた、皇室にゆかり深い寺院です。勅使門の脇を飾る桜や、嵯峨天皇が月見のために造営した日本最古の人工林泉「大沢池」を彩る桜など、境内のあちこちで春景色を楽しめます。
☆例年の見頃 4月上旬~中旬
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大沢池
皇室にゆかり深い大覚寺では、皇位継承を記念した春季名宝展「天皇と大覚寺」が開催されます。歴代天皇にまつわる展示とともに、昨年復元された「嵯峨天皇宸翰勅封般若心経(復元模写)」が特別公開されるとのこと。また、この期間限定のご朱印も頒布されていますので、こちらもご注目くださいね。

名宝展開催期間限定ご朱印「五大明王・五覚院」1,000円
■春季名宝展「天皇と大覚寺」
【日程】2019年3月15日(金)~5月13日(月)
9:00~16:30(受付終了) ※期間中、臨時休館・一部展示替えあり
【料金】800円(大覚寺参拝料含む)
※名宝展開催期間限定ご朱印「五大明王・五覚院」は五大堂(本堂)で頒布
【仁和寺】宇多天皇創建、平成最後のお花見は「御室桜」で

仁和4年(888)、第59代宇多天皇によって創建された仁和寺。宇多天皇は譲位後に仁和寺第1世となり、以降、明治時代初期まで、30代の住職を皇室出身者が務めたという、格式の高い寺院です。仁和寺の桜としてあまりに有名なのが、遅咲きの「御室(おむろ)桜」。例年4月中旬が見頃となり、京都の桜のフィナーレを飾ります。川端康成が小説『古都』のなかで「ひと目見たら、春への義理は済む」と表現した、最後の春の使者。丈が低いため、目の前でこんもりとした花姿を楽しめます。
☆例年の見頃 4月上旬~中旬
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御室桜苑
特別拝観や特別ご朱印など、なにかと話題の多い仁和寺。現在は、宸殿檜皮葺き替え工事中のため、御殿の拝観ルートが通常とは異なる“特別拝観ルート”となっています。南庭は下に降りられる足場が設置され、北庭は新しい通路が設けられ、池のそばまで近づけるんですよ。また、2019年5月15日(水)からは、落慶したばかりの「観音堂」特別公開も予定されているとのこと。どうぞお楽しみに♪
※2019年4月上旬から5月中旬まで(予定)、五重塔は修復工事中のため外観をご覧いただけません。
■御殿内 北庭・南庭 特別拝観
【日程】2019年2月15日(金)~12月31日(火)
9:00~16:30(受付終了)
【料金】御殿拝観料500円に含まれます
★仁和寺境内・御室桜苑貸切ライトアップの旅行プランも発売中!
⇒【旅行プラン】京都 桜の名所お花見特別プラン
⇒【そう京イベント】仁和寺 御室桜と転法輪寺特別拝観(2019年4月13日実施)
⇒【そう京イベント】仁和寺 御室桜苑ライトアップ(2019年4月13日・14日実施)