“嬉しい”がいっぱい! いまが見頃の京都・蓮名所4選

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7月も折り返しを過ぎ、夏の訪れを感じられるような暑さとなってきました。外に出るのもちょっと億劫になりますが、暑くても会いに行きたくなる花が、今まさに京都で見頃を迎えています。それが、大輪の花を咲かせる。カメラ好きの私“カツオ”ですが、好きな花は数あれど、なかでも蓮は大好きな花。今回は蓮の名所を、“嬉しいポイント”と最新の開花状況を合わせてご紹介します。

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1・三室戸寺
「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンにも登場した名所


(撮影日:2019年7月15日)


近年ではすっかり紫陽花のお寺として人気が定着している宇治の三室戸寺2006年の「そうだ 京都、行こう。」初夏キャンペーンでも採り上げた蓮が、本堂前に並べられた250もの鉢に次々と大輪を咲かせています。その数、なんと約100種類!



“絵になって”嬉しい♪


(撮影日:2019年7月15日)


三室戸寺の嬉しいポイントといえば、“絵になる”ところ。ちょっと角度を変えるだけで、三重塔や本堂、そして鐘楼などを背景に、“京都らしさ”にあふれた写真を撮影することができます。京都市街地からはやや離れますが、早起きして訪ねるだけの価値は十分にありますよ♪

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2・法金剛院
“花の園”に咲く蓮がお出迎え


(撮影日:2019年7月16日)


京都駅からJR嵯峨野線(山陰本線)の普通電車に乗っておよそ12分。花園駅で降り、3分ほど歩いたら、その地名の通り“花の園”のような法金剛院に到着です。桜、皐月(さつき)、菖蒲や紫陽花など、季節ごとに咲く様々な花に境内は彩られますが、今の時季は蓮が元気いっぱいに花を咲かせています。



“朝早くから見られて”嬉しい♪


(撮影日:2019年7月15日)


ご存知の方も多いかと思いますが、蓮の花は早朝に開いて、お昼頃には閉じてしまいます。ということは、1日のうちでも限られた時間しか、開いた姿を見ることができません。そこで、法金剛院では蓮が見頃の時季になると、朝7時から境内を開放! 「美しく咲く花を少しでも長く見てもらいたい・・・」というお寺の方の嬉しいお心遣いをしっかりと受け取りましょう♪
さて、早朝の青空から一転、この日は雲が多く発生した一日だったのですが、皆さんに見ていただきたいのがこちらの写真!
 

真っ白なキャンバスに映える蓮の花


(撮影日:2019年7月16日)


一見すると、「写真じゃないような・・・?」と思われるかもしれませんが、紛れもなく“写真”です。撮影方法は極めて簡単で、真っ白な空を背景にしてシャッターを押すだけ! 蓮は人の背丈よりも低い位置に花を付けることが多いので、しゃがみながら撮影することになると思います。背景が白地であるゆえに枯れていると目立ってしまいますので、できるだけ綺麗な花びらを付けたものをチョイスしてみてくださいね♪

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★法金剛院 観蓮会
【日程】2019年7月28日(日)まで
7:00~16:00(受付終了15:30)
※観蓮会の期間中は、通常よりも閉門時間が早まりますのでご注意ください。
【料金】500円



3・勧修寺
水を好む花の宝庫


(撮影日:2019年7月15日)


初夏から夏にかけて、杜若(かきつばた)、菖蒲、半夏生(はんげしょう)や睡蓮など、水を好む花がたくさん咲く勧修寺(かじゅうじ)の氷室池。夏には蓮も多くの花をつける・・・ のですが、15日(月)の模様はご覧の通り。蓮は“見頃の初期”といったところでしょうか。というのも・・・



“咲くのが遅くて”嬉しい♪


(撮影日:2019年7月15日)


実は勧修寺の蓮は遅咲きのものがメイン。京都の蓮はおおよそ7月中にその最盛期を迎えるものの、こちらは例年8月上旬が最盛期。写真を見ても、つぼみがたくさんあるのが分かりますよね。「今年は蓮を見に行けそうにないなぁ・・・」と、諦めかけていた方は、まだまだこれから見頃を迎えそうな勧修寺を要チェックですよ! 花びらの数が多いのも特徴なので、よく観察してみてくださいね。

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4・大蓮寺
”あの神社”の仏様が祀られるお寺


(撮影日:2019年7月16日)


平安神宮がある岡崎エリアの近くに位置する大蓮寺。明治時代に発布された“神仏分離令”により、祇園社(今の八坂神社)に祀られていた仏像が遷されたお寺としても知られます(仏像は非公開)。ひと目で見渡すことができる、こぢんまりとした境内ですが、蓮の鉢がびっしり♪ 約20種の蓮が時季を変えて咲き継ぎます。



“見やすく配慮されていて”嬉しい♪


(撮影日:2019年7月16日)


こちらは蓮鉢を縫うように設置された観賞台。おかげで蓮の花を間近に迫ってじっくりと見ることができます♪ ご住職によると、「今年は開花のスピードが遅く、その上に、花期が異なる色々な種類の蓮を育てていますので、天候さえ安定すれば、7月中は十分にお楽しみいただけると思いますよ」とのこと。つぼみもまだまだ多くありましたので、これからしばらくの間は、寺名の通り”輪の”が境内を彩ってくれることでしょう。

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蓮はベストのタイミングに伺うのが難しい?


(撮影日:左2019年7月16日、右2019年7月10日)


この2枚の写真は、法金剛院で撮影したものですが、数日内ではあるものの開花している花の数が全然違いますよね。実は“一度にたくさんの蓮が咲きそろった光景”に出くわすのは難しく、「1日2日早け(遅け)れば、もっと咲いていただろうなぁ・・・」と思うことが多々あります。特にカメラ好きの方はちょっとがっかりされるかもしれませんね。でも大丈夫! 蓮は絵になりますから♪




咲いている花はいうまでもありませんが、つぼみ、そして散った花びらまでも良い味を出してくれていますよね。思うように花が咲いていなくても、蓮の色々な表情を探し出してみましょう!
多くの蓮名所でまだまだ見頃が続きそうなので、是非カメラを持って、夏の京都を可憐に彩る蓮に出会いに行ってみてくださいね♪

Written by. カツオ

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