“嵐電”でめぐる、京都の紅葉スポット

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今年の京都の紅葉は、京都市内の西側を走る“嵐電(らんでん)”で巡ってみませんか? 今年の初夏には、仁和寺の観音様がラッピングされた「観音電車」(~11月24日)が話題となり、現在は10月にオープンしたばかりの福田美術館の収蔵する名画がラッピングされた「走る美術館」(~2020年1月13日)も運行中。京都屈指の紅葉名所が沿線に数多くあります。今回は、嵐電北野線「北野白梅町駅」をスタートして嵐山本線「嵐山駅」までの間にあるおすすめ紅葉スポットをピックアップ。路面電車に乗って、紅葉を訪ねる旅にでかけてみませんか。

仁和寺の観音様がラッピングされた「観音電車」


【京都駅から「北野白梅町駅」へのアクセス方法】
JR山陰本線(嵯峨野線)→「太秦駅」→嵐電北野線「撮影所前駅」→ 「北野白梅町駅」

☆嵐電のおすすめポイント☆
・どこまで乗っても一律220円です。
・おトクな切符もあります♪⇒こちらからご確認ください。


■「北野白梅町駅」から徒歩約6分
【北野天満宮】日中から夜まで「御土居」の紅葉を満喫!


全国天満宮の総本社・北野天満宮。史跡御土居(おどい)の「もみじ苑」では、350本にもおよぶ紅葉が紙屋川沿いを彩ります。日の当たり方によってモミジの色づき具合が異なるのでグラデーションもまた格別の美しさ♪ 樹齢約400年の三叉もみじや、展望所から拝する本殿の佇まい、紙屋川に架かる鶯(うぐいす)橋など見どころがいっぱい。紅葉ライトアップも行われていて、昼間から夜にかけて入れ替えなしで満喫できるのも嬉しいポイントです。

☆例年の見頃 11月中旬~12月上旬
⇒紅葉情報はこちら(10月中旬までは、2018年のベストショットを掲載しています)

\北野天満宮の「夕暮れ」動画公開中!/
⇒「京都 秋は夕暮れガイド」

\噺家さんが綴る「北野天満宮」物語を聴いてみよう/
⇒「話芸で綴る京都 -秋は夕暮れ-」


■「等持院駅」から徒歩約5分
【等持院】夢窓疎石作庭の歴史ある庭園


等持院は、歴代の足利将軍の菩提寺として知られる臨済宗のお寺。現在、工事中のため、建物内部は拝観休止となっていますが、天龍寺西芳寺[苔寺]と同じく夢窓疎石(むそうそせき)の作庭と伝わる庭園を拝観することができます。600年以上の歴史を有する池泉回遊式庭園で、心字池と芙蓉池の二つの池があり、風のない日なら水面にリフレクション(反射)した秋空と紅葉を眺めることも。ゆっくりと歴史を感じながら、“もみじ狩り”を楽しんでみてください。

☆例年の見頃 11月中旬~12月上旬
⇒紅葉情報はこちら(10月中旬までは、2018年のベストショットを掲載しています)



■「龍安寺駅」から徒歩約10分
【龍安寺】モノクロームの石庭が紅葉色に染まる♪


宝徳2年(1450)に創建した臨済宗妙心寺派の禅寺で、妙心寺の境外塔頭・龍安寺。「虎の子渡しの庭」とも称される方丈庭園は、秋になるとモノクロームの石庭に赤や黄色のもみじの彩りが。庫裏前の石段も真っ赤なもみじのアーチとなり、鏡容池まわりも鮮やかな紅葉に彩られ、ゆったり歩きながら錦秋の世界を感じることができますよ。池のほとりには創業50年余の湯豆腐のお店「西源院」があり、名物の七草湯豆腐や精進料理がいただけます。

☆例年の見頃 11月下旬~12月上旬
⇒紅葉情報はこちら(10月中旬までは、2018年のベストショットを掲載しています)


■「妙心寺駅」から徒歩約8分
【妙心寺 退蔵院】色づくお庭を眺めながら、お抹茶でひとやすみ


妙心寺の塔頭・退蔵院は、国宝「瓢鮎図」(複製を拝観可)で有名な禅寺。四季折々の花が楽しめる池泉回遊式の「余香苑」は中根金作の作庭で、秋になると池を囲むようにモミジが色づきます。苑内の茶室「大休庵」では、ナマズの刻印が入ったお菓子とお抹茶がいただけるので、秋に染まるお庭を眺めながら心安らぐひとときを。2019年11月16日(土)から12月1日(日)の期間中には、「秋の特別拝観」(食事付・要予約)を開催されるそう。詳しくは公式ホームページをご確認ください。

☆例年の見頃 11月下旬~12月上旬
⇒紅葉情報はこちら(10月中旬までは、2018年のベストショットを掲載しています)

\臨済宗妙心寺派の大本山「妙心寺」ってどんなお寺?/
⇒【京さんぽ】必見「探幽の龍」! 京都・花園の禅寺「妙心寺」の見どころをご案内

\妙心寺の塔頭「桂春院」では、“苔アート”展示中!/
⇒2019年秋 モシュ印・コケ寺リウムキャンペーン


■「御室仁和寺駅」から徒歩約3分
【仁和寺】THE 京都の、雅な紅葉風景を堪能


仁和4年(888)に創建された仁和寺は、桜はもちろん、秋の紅葉も見応えがあります。二王門から金堂まで続く参道の両脇や五重塔周辺にモミジが多く、御殿では手入れされた庭園越しに五重塔が眺められ、「THE 京都」な風景を堪能できます。東京カメラ部プロデュースによる「もみじライトアップ」も実施され、幻想的な雰囲気の境内を楽しむことも。2019年11月24日(日)までは、観音堂の特別内拝が行われているので、まだご覧になられていない方はこの機会にぜひ。

☆例年の見頃 11月中旬~12月上旬
⇒紅葉情報はこちら(10月中旬までは、2018年のベストショットを掲載しています)

\皇室ゆかりの門跡寺院「仁和寺」ってどんなお寺?/
⇒【京さんぽ】祝・観音堂落慶! 世界遺産「仁和寺」の見どころをご案内

■もみじライトアップ
【日程】2019年10月26日(土)~12月8日(日) ※11月30日(土)・12月1日(日)は休み
    18:00~21:30(受付開始17:30、受付終了20:30)
【拝観料】2,000円
【公式ホームページ】http://www.ninnaji.jp/news/illumination-in-autumn/


■「鹿王院駅」から徒歩約3分
【鹿王院】穴場スポットで贅沢に“もみじ狩り”


康暦元年(1379)に、金閣寺を造営した足利義満が建立したお寺・鹿王院(ろくおういん)。嵐山の近くにありながら、落ち着いて“もみじ狩り”が楽しめる穴場スポットです。石畳の参道が紅葉に包まれ、歩を進めるごとに秋が感じられます。舎利殿前の庭園の紅葉は色付き後もあまり落葉することなく、長い期間見頃が続くそうなので、注目してみてください。2019年11月22日(金)から12月8日(日)までは「夜間特別拝観」(要事前申込)が開催され、今回は特別に舎利殿の内部も夜間公開されます。呈茶と特別御朱印もご用意いただけますので、どうぞお見逃しなく。

☆例年の見頃 11月下旬~12月上旬
⇒紅葉情報はこちら(10月中旬までは、2018年のベストショットを掲載しています)

■夜間特別拝観 ※要事前申込
【日程】2019年11月22日(金)~12月8日(日)
    17:30~19:30(入山終了19:00)
【拝観料】2,000円(呈茶・拝観記念御朱印付き)
【定員】平日:1日100名、土曜日・日曜日・祝日:1日150名
☆申込方法など、詳細は嵐電の公式ホームページ でご確認ください。


■「嵐山駅」から徒歩約2分
【嵐山・渡月橋】嵐山の代表的な秋の風景


日本有数の観光地である “嵐山”のシンボル「渡月橋」。鎌倉時代に亀山上皇が「くまなき月の渡るに似る」と例えたことが橋の名前の由来で、現在の橋は昭和9年(1934)に作られました。秋が深まるにつれ徐々に色づいていく嵐山と渡月橋は絵になる風景。嵐山通船の船着場周辺もモミジが多く、舟の上から山々を眺めれば見事な秋景色を堪能できそうです。

☆例年の見頃 11月中旬~下旬
⇒紅葉情報はこちら(10月中旬までは、2018年のベストショットを掲載しています)

\嵐山駅からほど近く! 福田美術館と嵯峨嵐山文華館で利用できます/
⇒EX-ICカード・交通系ICカードを使って、おトクに巡ろう! 美術館周遊パス

 

Written by. オパン

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