南禅寺
いよいよ待ちに待った紅葉シーズンが京都にやってきました! 数ある名所の中から、写真好きの私“カツオ”が、ぜひ皆さんに「知っていただきたい」、そして「生でご覧いただきたい」、“紅葉の絶景”をご紹介します。写真撮影に役立つポイントもお届けしますので、この秋はカメラを持って京都にお出かけください♪
■最新の紅葉の色づき状況を写真とともにご紹介
⇒「京都紅葉情報2019」はこちら
【1】永観堂
昼間であっても絶景写真をラクラク撮影♪
放生池西側(撮影日時:2016年11月18日11:30頃)
古来より「秋はもみじの永観堂」と謳われ、圧倒的な紅葉風景に出会うことができる浄土宗のお寺。ちょっと歩いてはシャッターを押し、またちょっと歩いてはシャッターを・・・ と、なかなか先に進むことができないほどに境内一円を紅葉が彩ります。
そんな中、おすすめの撮影スポットがこちら。境内にあるお茶屋さんの近くで撮影できるのですが、この付近からであれば、このように“広々とした写真”を日中であってもほとんど人が写り込むことなく撮影可能です♪ 折り重なるモミジが、池の対岸にある拝観ルートを遮ってくれているのです。撮影するなら“順光”となるお昼頃からがおすすめ! 周りの人に注意しながら、撮影してみましょう♪
⇒永観堂[禅林寺]の紅葉情報はこちら
【2】南禅寺
朝日とモミジが織り成す煌めきの絶景
三門北側(撮影日時:2014年11月14日8:30頃)
紅葉名所として絶大な人気を誇る南禅寺。見頃の時季は、境内中がモミジで彩られ見事ですが、それだけに日中ともなると人人人・・・ ゆっくりと紅葉を眺めるなら、人出もまばらな早朝がおすすめです。特に注目していただきたいのが晴れの日。三門北側の少し低くなった場所にあるモミジを、木の下から見上げてみてください。門を包み込むように煌めくモミジが美しいですよね♪ まさに“早起きは三文の得”な絶景といえるでしょう!
⇒南禅寺の紅葉情報はこちら
【3】真如堂[真正極楽寺]
今年訪れたい真如堂の絶景は・・・
本堂前(撮影日時:2018年11月28日9:00頃)
今秋の「そう京」キャンペーンCMとポスターに登場する真如堂。訪れると、目を引くのはなんといっても“三重塔”でしょう。
今年はキャンペーン寺院であるだけに、日中は大変な混雑が予想されます。そのため、午前中の早い時間帯での訪問がおすすめ。都合のいいことに、晴れの日に三重塔と紅葉の写真を撮るなら午前中がおすすめです! 参道の突き当たりにある本堂前にたくさんのモミジが色づくので、そこから三重塔を振り返って“モミジ x 三重塔”の写真を撮ってみてください。そして、真如堂の絶景といえば・・・
理正院前付近(撮影日時:2018年12月3日14:00頃)
“散りもみじ”もお忘れなく! 境内のモミジは時季をずらしながら見頃を迎えるため、例年12月上旬まで十分に楽しむことができます。この写真は境内にある塔頭(たっちゅう)寺院、理正院前で12月の雨の日に撮影した一枚。散りもみじの美しさもさることながら、たくさんの色づいた葉が雨にも負けずしっかりと枝に付いていることからも、見頃の長さが分かっていただけることでしょう。しかも、しっとりと濡れて色鮮やかに。12月の真如堂に、“雨”が作り出す絶景を狙って訪れてみてください。
⇒真如堂[真正極楽寺]の紅葉情報はこちら
■真如堂で初めての紅葉時季のライトアップ企画を実施(参加方法は下記の2つとなります)
⇒往復新幹線付きの旅行プラン
⇒「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード会員の方はこちら
【4】祇王寺
輝く“散りもみじ”の絶景
庭園東側(撮影日時:2014年11月27日9:30頃)
散りもみじといえば、祇王寺を忘れてはいけません。訪れるなら、やはり雨の日か雨の日の翌朝がベストでしょう。しっとりとした風情も良いですよね~♪ たとえ“曇り”や“雨”であっても、京都には、「ぐずついた天候の方が映える場所」が多くあるような気がします。 さて、この写真は雨の日の翌朝で、曇り空の下で撮影したものですが、次第に雲は流れていき、太陽が顔を覗かせました。すると・・・
庭園北側(撮影日時:2014年11月27日10:30頃)
まるで別のお寺に来たかのような煌めきの空間に。いま思えば、雨の水滴なども輝き、独特の景観を作り出していたのかも知れません。ということで、京都は“曇り”も“雨”も良いですが、やはり“晴れ”も良いということでしょうね(笑)
⇒祇王寺の紅葉情報はこちら
⇒苔アート作品“モシュ印”と“コケ寺リウム”の展示は12月8日(日)まで
【5】善峯寺
晴れの日の“〇〇〇”に行きたい絶景寺院
経堂付近(撮影日時:2013年11月22日9:00頃)
西山エリアの山腹に堂宇を構える善峯寺。“全山紅葉”と謳われることもあるように、自然豊かな境内地では、錦を纏ったかのように多彩な紅葉風景を見ることができます。境内が広大な上に、京都市街地から少し離れた場所に位置するためか、「混雑を感じさせない」という点でもおすすめのお寺です。訪れるなら晴れの日をおすすめしますが、その理由はというと・・・
釈迦堂付近(撮影日時:2013年11月22日9:30頃)
山腹という“地の利”を活かした絶景に出会うことができるからです。この風景にはやはり青空がお似合いでしょう♪ 秋は空気が澄んでいる日も多く、遠望が効きやすいのも嬉しいところ。比叡山や京都タワーなどを探してみてください。
ところで、晴れの日の善峯寺に訪れるなら“午前中”が圧倒的におすすめ! というのも、善峯寺の背後には小高い山がそびえており、午後になると太陽が隠れてしまうため、山影が境内に落ちてくるのです。綺麗な写真を撮るためにも、ぜひ早めの時間に訪れてみてください。
⇒善峯寺の紅葉情報はこちら
【6】東寺[教王護国寺]
絶景リフレクションを撮影するなら・・・
瓢箪池北側(撮影日:2017年11月27日 ※特別な許可を得て、一般拝観終了後に撮影しました)
2017年秋「そう京」キャンペーンポスターの、リフレクションする東寺の五重塔とモミジの風景に心奪われた方もきっと多いことでしょう。同じようなカットの写真、撮影してみたいですよね。境内にある瓢箪池の北側に行けば、絶好の撮影スポットがありますが、この場所は超人気の撮影スポット。しかもスペースも限られており、ゆっくりとは撮影できません・・・ ということで、写真に映る“飛び石”の先のエリアへ!
瓢箪池西側付近(撮影日:2017年11月27日 ※特別な許可を得て、一般拝観終了後に撮影しました)
ほら、良い感じのアングルでしょう♪ この付近、意外と来られる人も少なく“穴場”なんですよ。但し、先ほどの撮影スポットよりも五重塔に近づいてしまうため、リフレクション風景を撮影するには広角レンズを超える“超広角レンズ”の使用をおすすめします。スマホであれば、“超広角撮影”ができるアプリを使用して撮影しましょう! そして、撮影の際にはくれぐれも足下にご注意を!!
⇒東寺[教王護国寺]の紅葉情報はこちら
⇒日中の東寺で綺麗な紅葉写真を撮るコツは?
⇒大人気の東寺での紅葉ライトアップを、一般拝観開始前に入場できる人数限定の特別プラン等をご紹介しています
【7】二尊院
天候を選ばないモミジの絶景ロード
紅葉の馬場(撮影日時:2014年11月21日9:00頃)
嵯峨野エリアを代表する紅葉スポットとして人気の二尊院。なんといっても、お寺の入口となる総門から約100メートルに渡ってのびる“紅葉の馬場”に目を奪われることでしょう。晴れの日にこのアングルで写真を撮るなら、お昼ぐらいまでがおすすめ。さらに人出を考慮するなら、開門直後が良いでしょう。午前中であれば“順光”となるので、カラフルなモミジと青空のコントラストが綺麗に写真の中に収まります。
紅葉の馬場(撮影日時:2014年11月25日11:00頃)
こちらは雨の日の模様。お昼前に撮影したものですが、雨が強かったためでしょうか、良い具合に散りもみじも彩りを添えていますね。雨に濡れた石段が艶やかになり、良い風情を醸してくれています♪ 曇りや雨であれば“逆光問題”も発生しない上に、先ほどの“晴れの日”の写真と見比べてみると、“影(暗い部分)”が少なく、写真としてのまとまりもあるように思えます。その時々の美しさをたっぷり感じてみてください♪
⇒二尊院の紅葉情報はこちら