“大黒様とご縁を結ぶ”特別ご朱印、授与スタートです!~本法寺・尊陽院編~

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本法寺と尊陽院の限定ご朱印

 

2020年の干支は“子(ねずみ)”。金運のご利益を授けてくださる神様としてお馴染みの“大黒様”の御使いです。

「そうだ 京都、行こう。」では、大黒様と素敵なご縁を結んでいただきたいとの想いで、西陣エリアの本法寺(ほんぽうじ)・尊陽院(そんよういん)・妙蓮寺(みょうれんじ)・圓常院(えんじょういん)の4ヶ寺に大黒様やねずみを描いた“特別ご朱印”を作っていただきました!

12月9日(月)より授与開始となった本企画。どんなご朱印が登場するのか気になる皆さまへ、特別ご朱印の魅力を2回に分けてご紹介。第1回は本法寺尊陽院の特別ご朱印について、制作秘話を交えながらお伝えします!(第2回目は12月13日(金)に公開予定です)

⇒「西陣・大黒様の特別ご朱印めぐり」の詳細はこちらからチェック!

※本企画の「特別ご朱印」は「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カードをお持ちの会員様に限り授与いただけます。カード会員以外の方には授与いただけませんので、あらかじめご承知おきください。


なぜ西陣エリアで“大黒様のご朱印”なのか?

 

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“打ち出の小槌”と大きな“袋”がトレードマークの大黒様(圓常院蔵)

法華・日蓮宗のお寺において、“鬼子母神(きしもじん)”とならび仏法の守護神として大切に祀られてきたのが“大黒天”京都にある日蓮宗系の本山16ヶ寺のうち、7ヶ寺が西陣エリアに集まっています。

実は、尾形光琳長谷川等伯狩野派など歴史に名を残す芸術家の多くが法華・日蓮宗の信徒であったため、西陣エリアには芸術にゆかりのある寺院が点在し、現代でも絵や特別印が押されたアーティスティックなご朱印の授与で注目を集めています。

これらのご縁が巡り会い、西陣エリアで“大黒様のご朱印めぐり”を実施することになりました♪

一級品の文化財を保存する「本山 本法寺」


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京都府有形文化財に指定されている多宝塔

琳派の祖、本阿弥光悦の菩提寺であり、長谷川等伯の活動拠点のひとつでもあった本法寺。永享8年(1436)創建という長い歴史があり、一般公開されている宝物館には国の重要文化財に指定される“一級品”が並びます。

さらに、本阿弥光悦作の国の名勝庭園「巴の庭」や、京都府有形文化財に指定された11棟のお堂など、歴史的、文化的に見ても大変価値のあるお寺です。そんな芸術家ゆかりの本法寺がご用意くださった特別ご朱印がこちら!


赤地の台紙に銀のねずみが可愛い“特別”なご朱印!


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本法寺の特別ご朱印

本法寺の台紙は、縁起の良い濃い紅色に銀箔を散らした銀潜紙(ぎんせんし)です。中央に書かれた墨字は“大黒天”。なんと、本法寺で大黒様のご朱印を授与するのは初めてのこと!

台紙の上下には、大黒様を象徴する“打ち出の小槌”を金色で、見上げる姿が愛らしい“ねずみ”を銀色で押印。落ち着いたデザインの中にも可愛らしさがアクセントになった素敵なご朱印です。

実はこの打ち出の小槌とねずみの判子、今回の企画のためにお坊さまが彫ったお手製なんですよ。


お坊さまの想いがこもった手彫り判子


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愛らしいねずみの判子

デザインから彫りまで、いちから判子を制作されたのが本法寺の前田上人。今までにもたくさんの判子を手がけ、さまざまな限定ご朱印を作ってこられました。

ご朱印はお参りした時のことを思い出すきっかけでもあると考える前田上人。判子のモチーフに、季節の花や、本法寺が収蔵する文化財を取り入れてきたのはそのためだそう。


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一刀に心を込めて彫る前田上人

「拝観したのはこの花の季節だった、この作品を見たのは本法寺だったと、ご朱印を見返すことで、もう一度、お寺へ足を運んでいただけるきっかけになれば嬉しいですね」そう語りながら一刀一刀丁寧に彫られていく判子。

想いのこもった特別ご朱印を授かれば、きっと素敵な拝観の思い出になるはずです。


『大黒天画像』を特別公開!


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伝開山筆『大黒天画像』(本法寺蔵)

ここで、特報! なんと、現在本法寺で開催されている「秋期特別寺宝展 本法寺の名宝」終了後の12月16日(月)から、本企画にあわせて通常非公開の絵画『大黒天画像』が宝物館にて特別公開されることになりました!

本法寺の大黒天像は本堂で祀られていますが通常非公開です。しかし、「足を運んで参拝に来られた方に、大黒様とのご縁を結んでいただければ」と、大黒天像の代わりに大黒様を描いた『大黒天画像』を特別にご用意くださいました。本絵画は、本法寺の開山である日親上人筆と伝わる由緒ある絵です。貴重な文化財に出会えるこの機会に、ぜひお参りください。

※『大黒天画像』は宝物館での公開となります。別途拝観料が必要になります。

※法要や行事の都合で『大黒天画像』を拝観できない場合がございますので、あらかじめご了承ください。


■本法寺
【拝観時間】10:00~16:00
【拝観料】境内自由、宝物館・庭園は500円
【電話】075-441-7997
【アクセス】市バス「堀川寺ノ内」バス停から徒歩約3分 Google map
【公式ホームページ】https://eishouzan.honpouji.nichiren-shu.jp/


“美麗ご朱印”で知られる「尊陽院」

 

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尊陽院の本堂内陣

尊陽院は、本法寺の境内にある塔頭寺院。こぢんまりとしていますが天正3年(1575)に創建された由緒あるお寺で、本堂内陣の天井には狩野派絵師によって龍が描かれ、入口にたたずむ「まえかけ地蔵菩薩尊」のお堂にはステンドグラスが飾られるなど、見どころの多いお寺です。

“絵画のように美しいご朱印”を授与してくださることでも知られ、見開きサイズで色鮮やかなご朱印は大変人気があります。本企画でも、ご住職と奥様の温かい想いがこもった特別ご朱印をご用意いただきました。


福をいっぱい運んでくれそうな、大黒様がお目見え!


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尊陽院の特別ご朱印

“幸”を詰め込んでパンパンに膨らんだ袋に、福々しい笑顔が目を引く大黒様。背景には小判が舞い、赤いチョッキを着た神使のねずみが駆け回り、とても賑やか。そして、1枚ずつ金の文字で書かれた「大黒天」はご住職の直筆です!

新春にふさわしく、華やかでおめでたいご朱印が、どのように生まれたのかご紹介しましょう。


モデルとなった尊陽院の大黒様


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絵のモデルとなった大黒天像

新作ご朱印を考案する際に、尊陽院の奥様・伊丹理惠さんが絵のモデルに選んだのは、尊陽院に祀られている彩色の美しい高さ約30cmほどの小さな大黒天像。一代で富を築きあげた商家の方が奉納されたと伝わり、「新しいことへチャレンジされる皆さまの力になるのでは」と選ばれたそう。

昔は、町内の家々で大黒天像を順番にお祀りすることで、豊かさを巡らせ共有できると考えられていたそう。その習慣にあやかり「福を運び、大勢の方の幸福に繋がるような大黒様の姿を描いて欲しい」と何度も絵師に相談したといいます。

モデルになった大黒天像は尊陽院の本堂で祀られています。お参りも可能なので、すばらしいご利益を授かりに、ぜひご拝観ください。


大黒様が繋いだご縁を絵に表現


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特別ご朱印の絵を手がけたartist MIKIさん

お寺の想いを絵に起こしたのは、京都でデザインのお仕事をされているartist MIKIさん。尊陽院の新しい形でのご朱印を手がけてきたアーティストで、水彩・色鉛筆・クレヨンなど筆を選ばず、様々な技法を合わせて「人の心に響く絵」を目指す表現者です。


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大黒天像の装飾など細部まで絵で表現

ご朱印の制作依頼が来たとき、モデルは決まっても絵の構想にはとても悩んだそう。そこで、京都、滋賀で祀られている大黒様にお参りに行き沢山のインスピレーションを感じたそうです。

大きく膨らんだ袋や、特にこだわったという柔らかい表情は、その時の感動をもとに描かれました。今回のご朱印は、まさに大黒様がくださったご縁で生まれた作品です。

■尊陽院
【拝観時間】9:00~16:00
【拝観料】拝観自由
【電話】075-414-1500
【アクセス】市バス「堀川寺ノ内」バス停から徒歩約3分 Google map
【公式ホームページ】https://sonyouin.biz/


ご朱印が結ぶ、お寺と人のご縁


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ご朱印は人とお寺が繋がる窓口のひとつ。本法寺・尊陽院の皆さまの想いが込められた素晴らしいご朱印に出会いに、お寺に足を運んでみてはいかがでしょう。開催期間中<2019年12月9日(月)~12月27日(金)、2020年1月7日(火)~1月26日(日)>に京都へご旅行のカード会員の皆さまは、ぜひ訪ねてみてください♪

次回(12月13日(金)公開予定)は、「西陣・大黒様の特別ご朱印めぐり」にご協力いただいている、妙蓮寺圓常院の特別ご朱印をご紹介します。お坊さまが描いた味わい深い特別ご朱印が登場しますので、ご期待ください!


※本企画は「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード会員様限定の企画です。特別ご朱印の授与には、「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カードのご提示が必要になりますのでご注意ください。

※特別ご朱印をいただくには、ご朱印代が必要となります。各自、規定の金額(妙蓮寺、圓常院、本法寺:各500円、尊陽院:1,000円)をお納めください。

※全期間を通して、各お寺、先着100名様限定となります。なくなり次第、終了となりますので、あらかじめご了承ください。


⇒「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カードの入会についてはこちら

 

Written by. きのこ

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