山鉾巡行・宵山中止・・・ なら、2020年の祇園祭はこう楽しもう!

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祇園祭 宵山行事(2020年は中止となります)

「日本三大祭のひとつ、祇園祭の山鉾巡行・宵山行事の中止」

コロナ禍のなか報道されたこのニュースは、皆さまも記憶に新しいのではないでしょうか。

多くの方が「今年の祇園祭は諦めよう・・・」とお考えかと思いますが、ちょっと待ってください! 祇園祭を疑似体験したり、ご自宅にいながらも祇園祭を感じられる方法があるのです。今回は、「そうだ 京都、行こう。」スタッフが集めてきた2020年の祇園祭を少しでも楽しめる情報をご紹介します♪



まるで“小さな祇園祭”!
京都文化博物館の特別展「祇園祭 −京都の夏を彩る祭礼−」


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会場の中心に綾傘鉾の鉾を展示するなど、迫力ある展覧会です

「あの絢爛豪華な山鉾の懸装品を見てみたかった・・・」とお嘆きの皆さまにおすすめなのが、京都文化博物館で開催中の特別展「祇園祭 −京都の夏を彩る祭礼−」

6月23日(火)の「そうだ 京都、行こう。」Facebookでもご紹介しましたが、“動く美術館”とまで称される山鉾の魅力を存分に感じることのできる展覧会です。

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白楽天山(はくらくてんやま)の御神体人形。会所では見られない足下まではっきりとご覧いただけます

4階と3階の2フロアを使って展示されるのは、山鉾の懸装品を中心に、ゆかりの古文書・絵画など100点以上。

特に注目していただきたいのが、「鉾の屋根の内側に描かれた絵」や「会所の奥に飾られるご神体人形」、「生稚児(いきちご)さんの装束」など、例年どおり山鉾巡行や宵山行事が行われていたら飾られることのなかった展示品です。


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黒主(くろぬし)山の会所飾りも再現。気分はまさに“宵山めぐり”♪

「山鉾巡行は中止となりましたが、少しでも“祇園祭”を楽しんでいただければ」と、各山鉾町から展示品の貸出しが決まり実現した展覧会。言い換えれば、山鉾行事が中止となった今年しか見ることのできない、「もうひとつの祇園祭」と言えるかもしれません。

円山応挙や、竹内栖鳳(たけうちせいほう)、幸野楳嶺(こうのばいれい)といった京都画壇を代表する巨匠たちによる作品や下絵も並ぶので、祇園祭ファンはもちろん、多くの方に楽しんでいただけるはずです。

※展示室内は撮影禁止です。今回は特別な許可を得て撮影しています。

■祇園祭 −京都の夏を彩る祭礼−
【日程】2020年6月20日(土)~7月26日(日)
    10:00~18:00 ※金曜日は19:30まで(入室はそれぞれ30分前まで)
【休館日】月曜日(祝日の場合は翌日)
【場所】京都文化博物館 4階・3階展示室 詳細情報はこちら
【料金】800円、高校生以下無料
【電話】075-222-0888 
【公式ホームページ】http://www.bunpaku.or.jp/exhi_special_post/gionmatsuri2020-2/


宵山行事の中止・・・ でも、“厄除けちまき”は入手できます!


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祈祷され、皆さまの手に届くのを待つ厄除けちまき

「毎年、玄関に飾っている“ちまき”。今年は手に入らないの?」

そんな疑問をお持ちの皆さまに朗報です! 今年の宵山行事は中止となりますが、「せめて“ちまき”だけでも」と、一部の山鉾町ではWebサイト等でちまきの授与をされています。

前祭(さきまつり)の山鉾のひとつであり、京都文化博物館で御神体人形が展示されている白楽天山もそのひとつ。白楽天山保存会のオンラインショップで申込むと、ちまき(ひと束1,000円、送料別)を郵送していただけます。

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数ある山鉾町のなかでも随一の種類を誇る白楽天山の授与品

さらに、毎年新作が登場するという授与品もオンラインショップから授与いただくことができます。学問成就・招福除災のご利益があるというお守りや絵馬、白楽天山の絵が描かれたスタイリッシュな手ぬぐいに扇子、黒とオレンジの新色が増えたオリジナルTシャツと種類も豊富です。試験に挑む受験生の皆さまは、ちまきとお守りがセットになった「合格祈願セット」にご注目を。

⇒白楽天山保存会のオンラインショップはこちら



Webサイト以外で“ちまき”を手に入れるなら



実は、Webサイト以外にも現地の会所でちまきを授与いただける山鉾町もあります。それが函谷鉾(かんこほこ)、菊水鉾、放下鉾(ほうかほこ)、山伏山、霰(あられ)天神山、郭巨山(かっきょやま)、南観音山、黒主山、役行者山、大船鉾、鷹山の11ヵ所です。

授与いただける日時は各山鉾町で異なるので、訪ねる前に、最新情報がまとめられている祇園祭山鉾連合会の公式ホームページを忘れずにチェックしてください。

⇒祇園祭山鉾連合会の公式ホームページはこちら

※すべての山鉾町がちまきの授与を行うわけではありません。
※感染状況により、ちまきの授与を予定している山鉾町であっても、急遽授与が中止となる場合があります。あらかじめご了承ください。



クラウドファンディングでしか手に入らない“特製ちまき”!


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令和2年限定! 祇園祭山鉾連合会による特製ちまき


「毎年購入していた山鉾のちまきが授与されない・・・」

・・・と、気落ちされている皆さまは、今年限りの「特製ちまき」が手に入るクラウドファンディングに参加してみてはいかがでしょう。

“クラウドファンディング”とは、あるプロジェクトリーダー(起案者)が起ち上げたプロジェクトに対して、「この取り組みは素晴らしい! ぜひ応援しよう」と思った支援者が、インターネットを介してお金を投資または寄付できる仕組みのことです。

今回は、祇園祭山鉾連合会が起案者となり、「“来年の山鉾行事再開”を目指して活動するための資金を募る」ことが目的となります。

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クラウドファンディングのリターンの一例

本来、寄付型のクラウドファンディングでは、支援者にリターン(お返し)は発生しないことが多いのですが、本プロジェクトでは支援金に合わせてちまきや祇園祭グッズが授与されるのが嬉しいポイント。

しかも、授与されるのは祇園祭山鉾連合会の「特製ちまき」。紅と金の護符が飾られたシンプルながらも格好の良い仕立てで、護符には令和2年の文字が入った“今年限りの貴重なちまき”です。

現在、祇園祭山鉾連合会が公式で進めているクラウドファンディング等は以下の通り。

【インターネット申込み制】
THE KYOTO『行き場を失った粽を全国へ! 疫病退散の祈りをこめた祇園祭・厄除け粽お届けプロジェクト』
【公式ホームページ】https://the-kyoto.en-jine.com/projects/gionmatsuri

Makuake『祇園祭の伝統文化を守りたい。2020年京都祇園祭のサポーター募集』
【公式ホームページ】https://www.makuake.com/project/gionmatsuri2020

【はがき申込み制】
京都新聞『時を超えて・祇園祭2020 -THE TIMELESS GION MATSURI-』
【公式ホームページ】https://p.kyoto-np.jp/kp/koto/gion/campaign/

受付を代行する団体によって、寄付の方法や、金額、リターンの品などが異なるので、しっかりと各申込み方法をご確認ください。祇園祭を愛する方はもちろん、特製ちまきに興味があるという方も、この機会に祇園祭の支援者になってみてはいかがでしょう。



「そう京」会員様必見! 祇園祭の応援特別企画


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「厄除けちまきのお届けプラン」のリターンのイメージ


祇園祭を応援する活動を「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード会員の皆さまにも知っていただこうと、「厄除けちまきのお届けプラン」を実施します!

「クラウドファンディングは初めてで不安がある・・・」という方にも気軽にご参加いただけるように、祇園祭山鉾連合会のご協力のもと、わずかではありますが特製ちまきをご用意しました。「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード会員オリジナルイベントと同じく、電話でのお申込みとなります。詳細は、7月13日(月)に会員限定オリジナルイベントページにて告知しますので、興味のある会員様は、ぜひご覧ください♪

⇒会員限定オリジナルイベント情報はこちら



外出を控えたい皆さまにおすすめ! 祇園祭特集TV番組


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ご自宅で山鉾を見るのも、たまには良いものです


新型コロナウイルス関連のニュースが日々報道されるなか「感染拡大を防止するため、外出を控えよう」とお考えの方も多いかもしれません。そんな方には、これからTV放送を控えている「祇園祭特集」をご覧いただくのもおすすめです。

【全国区で放送が予定されている番組】
◆NHK BS プレミアム『ザ・プレミアム 京都・祇園祭 ~至宝に秘められた謎~』<再放送>
7月18日(土)14:00~15:29 放送予定 ※NHKオンデマンドにて配信される有料の番組です。

↑再放送となりますが、約1時間半にもおよぶ祇園祭の懸装品に注目した番組。来年の山鉾行事が楽しみになる、興味深い情報がいっぱいです。

【関西エリア限定で放送が予定されている番組】
NHK総合テレビ『京いちにち』
毎週 月曜日~金曜日 18:30~19:00 放送予定

↑NHK総合テレビ『京いちにち』のホームページでは、「もしも祇園祭が開催されていたなら・・・」をコンセプトに祇園祭のショートムービーをまとめた『もしも祇園祭が』を公開されています。どなたでも無料で視聴できるので、関西圏以外にお住まいの皆さまもぜひご覧ください。

⇒NHK総合テレビ『京いちにち』の公式ホームページはこちら

関西テレビ『横山由依が はんなり巡る 京都いろどり日記』
7月12日(日)6:30~7:00 放送予定

↑冒頭でもご紹介した京都文化博物館で開催中の「祇園祭 −京都の夏を彩る祭礼−」の様子を紹介する番組。見れば展示を見に行きたくなってしまうかも。

【京都限定で放送が予定されている番組】
KBS京都『祇園祭スペシャル 「知ってるようで知らない祇園祭物語」』
7月17日(金)9:00~10:30 放送予定

↑過去のさまざまな映像を振り返りながら、時代に合わせて形を変え、困難を乗り越えてきた祇園祭の歴史を教えてくれる特別番組。解説は、「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード会員オリジナルイベントで講師を務めてくださったこともある、佛教大学の八木透先生。どんなお話が飛び出すのか、今から楽しみです。

※放送日程や内容は掲載当時の予定であり、変更される場合があります。
※テレビやパソコンなどの機種によりご覧いただけない場合があります。


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2020年の祇園祭は、山鉾巡行・宵山行事の中止ということもあり規模は縮小してしまいますが、今年だからこそ実現した催しもあります。祭本来の意義である“疫病平癒”や“天変地異の災厄を払う”願いはもちろん、幾度も経験してきた戦火や災害に負けず、その都度復興してきた町衆の熱い心意気は変わっていません。

「そうだ 京都、行こう。」では、祇園祭の最新情報を引き続きお届けしていきますので、ぜひチェックしてください!

★京都市観光協会のホームページ(京都観光Navi)でも、祇園祭について掲載されています。あわせてご覧ください。
⇒京都観光Navi

Written by. きのこ

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