“京都の誕生日”には、平安神宮で「時代祭」を感じよう!

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京都の10月の風物詩といえば「時代祭」。しかし新型コロナウイルスの影響により、7月には、今年(2020年)の行列巡行の中止が発表されました。とはいえ本来、時代祭が行われる10月22日は平安遷都記念日、つまり“京都の誕生日”。この記念すべき日に「少しでも時代祭を感じていただきたい」との想いから、平安神宮の本殿や境内にて、様々なイベントが行われます。

※京都旅行の際は、マスクの着用・手指のアルコール消毒など、感染症予防対策へのご協力をお願いいたします。



そもそも時代祭ってどんな行事?


時代祭(例年の様子です)


葵祭(5月)祇園祭(7月)とあわせて「京都三大祭」のひとつに数えられる時代祭。平安から明治まで全20の行列で構成され、各時代の装束を身にまとった総勢約2,000人が、京都御所から平安神宮までの都大路を練り歩く一大イベントです。明治28年(1895)、平安遷都1100年紀念祭奉祝行事としてはじまり、毎年10月22日に行われています。華やかな“歴史絵巻”はさることながら、各分野の専門家による緻密な時代考証に基づき復元された調度・衣装・祭具が見どころ。例年、この行列を一目見ようと、多くの観覧者が訪れます。

今年は残念ながら中止となりましたが、実はこれまでに10回ほど中止になったことがあるそうです。そんななか、時代祭を感じられるイベントの実施は嬉しいですね。それでは、2020年10月15日(木)から行われるイベントの詳細をご紹介します!



★10月15日(木)~23日(金)
織田公上洛列 甲冑展示。スタンプラリーも開催!


滝川一益の甲冑


御鳳輦


10月15日(木)から23日(金)までの約1週間にわたり、時代祭のハイライトとなる時代行列のなかから、安土・桃山時代の織田公上洛列の甲冑を展示。平安神宮境内の神苑入口では丹羽長秀、額殿では柴田勝家・滝川一益(※)、お隣の京都・時代祭館 十二十二(トニトニ)では織田信長、羽柴秀吉(および牛車)。大極殿では神幸列で桓武・孝明両天皇の御神霊がお乗りになる御鳳輦(ごほうれん)をご覧いただけます。例年なら遠くに眺めていたものを間近にできるのも、今年ならではの貴重な体験ではないでしょうか。
(※)10月21日から23日は、神苑にて展示。

期間中はスタンプラリーも開催。境内各所に置かれたスタンプラリー用紙を手に、全6ヵ所のスタンプを集めると、毎日先着150名様に記念品と京都・時代祭館十二十二のクーポンがプレゼントされます。そして授与所では、時代祭限定御朱印が拝受できます。


時代祭限定御朱印(2020年10月15日~23日) 各500円


■織田公上洛列 甲冑展示
【日程】2020年10月15日(木)~23日(金)
    平安神宮 8:30~17:30
    京都・時代祭館 十二十二 10:00~18:00



★10月21日(水)
時代祭 前日祭


維新勤王隊(例年の時代祭の様子です)


10月21日(水)10時から本殿にて「白川女(しらかわめ)」による献花、「維新勤王隊」による神前奏楽奉納が行われます。11時からは応天門にて「維新勤王隊」による奏楽が披露されます。



★10月22日(木)
時代祭


平安の舞 奉奏(例年の時代祭の様子です)


本来、行列巡行が行われる予定であった10月22日(木)、時代祭当日には本殿にて「平安の舞」の奉奏が行われます。



★10月23日(金)
時代祭 後日祭


室町洛中風俗列(例年の時代祭の様子です)


最終日となる10月23日(金)には、10時から本殿にて「室町洛中風俗列」による風流踊り奉納が行われます。11時からは応天門にて披露されます。



★10月21日(水)~23日(金)
神苑無料公開


東神苑


10月21日(水)から23日(金)までの3日間には、神苑無料公開を実施。春の紅しだれ桜をはじめ四季折々の風景が楽しめる神苑は、毎年6月と9月に無料公開をされていますが、今年はいずれも延期に・・・ そこで時代祭の期間にあわせて行われることになりました! 朱塗りの社殿の奥、国の特別名勝にも指定される広大なお庭を、この機会にぜひご覧ください。

■神苑無料公開
【日程】2020年10月21日(水)~23日(金)
    8:30~17:30(受付終了17:00)


大極殿


※本殿で行われる祭儀に参列はできません。拝殿(大極殿)よりご覧いただくことは可能です。
※各イベントは屋外での実施ですが、感染症対策のため、人数制限を設ける場合があります。
※新型コロナウイルスの感染拡大状況により内容・開催の変更、または中止となる可能性があります。

平安神宮
【参拝時間】6:00~17:30、授与所7:30~17:30、神苑8:30~17:00
【参拝料】境内無料、神苑600円
【電話】075-761-0221
【アクセス】市バス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」バス停から徒歩約5分、地下鉄東西線「東山駅」から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】http://www.heianjingu.or.jp/
【公式Twitter】https://twitter.com/kyotoheianjingu
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Written by. かりー

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