早春の二条城、非公開・香雲亭で味わう「特別昼食」

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二条城
 

徳川幕府の栄華を現代に伝える世界遺産・二条城では、2021年の幕開けと共に、新型コロナウイルス感染症予防対策を実施のうえ様々な企画・イベントが行われています。今回は、恒例の「非公開・香雲亭での特別昼食」を中心に、早春のおすすめ情報をご紹介します。

※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、京都旅行の際は、政府およびお住まいの都道府県と京都府の要請をご確認ください。京都にお越しの際は、マスクの着用・手指のアルコール消毒など、感染拡大防止の徹底にご協力をお願いいたします。日々、状況は変化しておりますので、事前に最新情報をご確認ください。


非公開の香雲亭で、特別なランチを。


香雲亭


広大な敷地を誇る二条城。非公開の場所もあり、そのひとつが、京都の豪商・角倉(すみのくら)家の屋敷跡から移築された「香雲亭」です。夏には「特別朝食」、早春には「特別昼食」が味わえる企画を4年ほど前より実施されており、2021年は1月9日(土)から「非公開・香雲亭での特別昼食」(完全予約制)がはじまります。



早春の二の丸御膳 3,600円※別途要入城料


特別昼食「早春の二の丸御膳」を手がけるのは、祇園・円山公園にある「京料理いそべ」。ゆばや京野菜の堀川牛蒡などを取り入れた、取り肴・焚き合せ・油物の「三段重」に、「ゆばちりめん山椒ご飯」などがセットになっています。



京水菜と甘鯛のゆば鍋


今回は、早春の逸品として「京水菜と甘鯛のゆば鍋」が初登場! こっくりとした白味噌豆乳仕立ての温かなお鍋で、気分もほっこりとしますよ。



飛沫感染防止のため、卓上にアクリルパネルを設置。


新型コロナウイルス感染症対策として、料理の器はすべて蓋ができるものを使用。席数は通常1部34名のところ24名限定とし、テーブルにはアクリルパネルを設置。もちろん室内の換気、アルコール消毒も行われます。



清流園


香雲亭の目の前に広がるのは、昭和の名作庭家・中根金作による庭園「清流園」。会話は控えめに、凜とした早春の庭園を眺めながら、特別昼食をお楽しみください。


■非公開・香雲亭での特別昼食
【日程】2021年1月9日(土)〜2月23日(火・祝)
第1部11:30〜、第2部13:00〜(各部24名限定)
※希望日の前日15時までに要予約。
※開始時刻の10分前に香雲亭までお越ください。
【場所】清流園・香雲亭
【予約・問合せ】京料理いそべ(075-551-1203/受付10:00〜15:00)


国宝・二の丸御殿「遠侍 勅使の間」特別入室。原画公開も!


二の丸御殿「遠侍 勅使の間」


一方、通年公開されており、二条城で必ず訪れておきたいのが国宝・二の丸御殿。徳川幕府の終焉、十五代将軍慶喜が大政奉還への決意表明をした建物です。


天井画


普段は廊下からの観覧となりますが、定期的に部屋を変えながら特別入室が行われています。2021年の早春企画として入室できるのは、「遠侍(とおざむらい) 勅使の間」。「勅使の間」は朝廷からの使者を迎えた部屋となり、「遠侍 一の間・二の間・三の間」に描かれる獰猛な“虎”から一変して、優美な“檜”や“桃”の障壁画(模写画)が迎えてくれます。そのほか、華やかな天井画(オリジナル)も・・・ これらを間近にできるのは、この冬ならではの特別な機会です。



勅使の間(下段)檜図(部分)


さらに、二の丸御殿の障壁画を収めた展示収蔵館では、勅使の間(下段)の原画全てを初公開。二の丸御殿と展示収蔵館を訪れ、見比べるのも良さそうです。


■国宝・二の丸御殿「遠侍 勅使の間」特別入室
【日程】2021年1月4日(月)〜25日(月) ※火曜日除く
    8:45〜17:00(入城終了16:00)
【場所】二条城 二の丸御殿 詳細情報はこちら
【料金】1,030円
【問合せ】075-841-0096
【公式ホームページ】https://nijo-jocastle.city.kyoto.lg.jp/event/nijojosousyun/

■原画公開「桃山の山木〜<遠侍>勅使の間の障壁画〜」
【日程】2020年12月21日(月)〜2021年2月21日(日)
    9:00〜16:30(二条城の入城受付は16:00まで)
【場所】二条城障壁画 展示収蔵館
【料金】100円※別途要入城料

Written by. かりー

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