京都「名桜」6選 ~思いを馳せてお花見を~

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寂光院

寂光院

京都には、古都ならではの桜があることをご存じでしょうか。
風流な名前で親しまれる桜、歴史上の“あの人”お手植えと伝わる桜…
その1本に秘められた想いやエピソードを知ると、また違った気持ちでお花見が楽しめそうです。

※写真はイメージです。見頃は年によって異なります

【京都御苑】車返桜(くるまがえしざくら)

京都御苑は、かつて天皇が住まわれた京都御所などを取り囲む国民公園。1,000本以上の様々な品種の桜があり、清所門付近に植わるのが「車返桜」です。一重と八重が入り混じって咲く里桜で、後水尾天皇があまりの美しさに御車を引き返させたという逸話から、名づけられました。見頃は例年4月上旬から中旬。訪れたらあなたもきっと、引き返して魅入ることでしょう…。

■京都御苑
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【例年の見頃】3月中旬~4月下旬

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【寂光院】みぎわの桜

平清盛の娘・建礼門院の隠棲地と伝わる寂光院。『平家物語』の最後には、後白河法皇が建礼門院のもとへ訪れる場面が描かれ、「池水に 汀(みぎわ)の桜 散り敷きて 波の花こそ 盛りなりけれ」と詠まれています。その和歌にちなみ、池のほとりには「みぎわの桜」と呼ばれる木が。境内の桜にくらべ見頃が遅く、花びらが池畔に舞い散る様子は往時を偲ぶにふさわしい風景です。

■寂光院
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【例年の見頃】4月中旬

【大原野神社】千眼桜(せんがんざくら)

のどかな大原野エリアに位置する大原野神社は、紫式部ゆかりの古社。鯉沢池付近には「千眼桜」と呼ばれるしだれ桜があります。眼のような花芽をいくつもつけることに由来し、満開を迎えると3日ほどで散ってしまうのだとか。その儚い桜に運よく出会えたら願いが叶うともいわれています。「京都 桜の名所開花情報」で現在の様子をチェックして訪ねてみてくださいね。

■大原野神社

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【例年の見頃】4月上旬

【善峯寺】桂昌院お手植え桜

続いても大原野エリアからご紹介しましょう。
善峯寺は平安時代に創建された広大な境内を誇る山寺ですが、応仁の乱で諸堂を焼失。時を経て、徳川五代将軍綱吉の生母 桂昌院の尽力によって復興し、経堂脇にしだれ桜が植えられたと伝わります。樹齢300年ほど、もみじと合体した珍しい古木です。例年4月上旬、境内を見守るように枝を広げ華やかな姿を見せてくれます。経堂の修復完了後、はじめて迎える桜の季節、お堂との共演もお楽しみに。

■善峯寺
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【例年の見頃】4月上旬~中旬

【毘沙門堂】毘沙門しだれ

毘沙門堂は天台宗五箇室門跡のひとつ。宸殿前で迎えてくれるのは、枝張りが30メートル、幹周2.3メートルにおよぶ大樹「毘沙門しだれ」。江戸時代より植え継がれ、現在は樹齢約150年の5代目になります。優美な姿から「一目千両」とも呼ばれ、さまざまな愛称で、地元の方々にも親しまれています。今年の春も“一目千両”の風景が待ち遠しいですね。

■毘沙門堂
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【例年の見頃】4月上旬~中旬

【上賀茂神社】御所桜・みあれ桜・斎王桜…

  • 御所桜

    御所桜

  • みあれ桜

    みあれ桜

  • 斎王桜

    斎王桜

上賀茂神社には、見ごたえのある桜が多く、雅な名前が付けられているのも魅力です。一の鳥居をくぐり、芝生が広がる清々しい境内へ。例年3月下旬、孝明天皇が京都御所から下賜したという早咲きの「御所桜」にはじまり、その後を継ぐように「みあれ桜」や「風流桜」が見頃を迎えます。そして4月中旬、上賀茂神社の桜のフィナーレを飾るのが「斎王桜」。淡い紅色が美しく、かつて神社に仕えた皇女「斎王」のごとく艶やかに咲き誇ります。

■上賀茂神社
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【例年の見頃】4月上旬~中旬

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今回ご紹介した桜はほんの一部。ほかにも、千本釈迦堂の「おかめ桜」や法金剛院の「待賢門院桜」、墨染寺の「墨染桜」などがあります。今年の春はぜひ、歴史に思いを馳せてお花見を楽しんでみてはいかがでしょう。

※掲載内容は2026年3月6日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。

Written by. 「そう京」編集部

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