元銭湯をリノベーション! レトロモダンな京都カフェ

  • グルメ・スイーツ

さらさ西陣

さらさ西陣

古くから“銭湯カルチャー”が定着する京都。最近では「銭湯の聖地」とも呼ばれ、俄然注目を集めているのだそう(JR東海でもこの冬は「ととのう京都」として、京都の銭湯をプッシュしています♪)。 とはいえ、時の流れもあり、毎年いくつもの銭湯が廃業され姿を消しているのですが、中には当時の面影を残しながら「銭湯カフェ」として再生されているスポットもあります。独特の空間を巧みに生かした「銭湯カフェ」を訪ねてみました。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、京都旅行の際は、政府およびお住まいの都道府県と京都府の要請をご確認ください。京都にお越しの際は、マスクの着用・手指のアルコール消毒など、感染拡大防止の徹底にご協力をお願いいたします。日々、状況は変化しておりますので、事前に最新情報をご確認ください。

【さらさ西陣】
カラフルな和製マジョリカタイルが可愛い!

京都盆地の北を守る船岡山(Google map)。その南麓を走る鞍馬口通は、レトロな建物や個性的なお店が並ぶ、独特な雰囲気のエリアです。大正12年(1923)に創業した船岡温泉とともに鞍馬口通のシンボルとなっているのが、「さらさ西陣」。唐破風造りの玄関が特徴的なこのお店は、昭和5年(1930)開業の銭湯「藤の森温泉」をリノベーションした人気カフェです。
入店してまず目に入るのは、びっしりと貼り巡らされた美しいタイル! 浴室や洗面所などに貼られたタイルが当時のままに遺り、エキゾチックな雰囲気がたまりません。タイルは遠くから見ると幾何学的な美しさがあり、近くでひとつひとつを眺めると、その精巧さに驚きます。大正から昭和初期に作られた「和製マジョリカタイル」が用いられているそうで、鮮やかな色と可愛いモチーフが乙女心をくすぐります♪
藤の森温泉は、平成11年(1999)に廃業。当時の姿を遺しながらリノベーションされ、カフェ「さらさ」の2号店としてオープンしたのは、平成12年(2000)のこと。それから21年が経ち、ソファーが変わるなど少しずつ変化もありますが、外観やタイルなど今も往時の姿が守られているのは、カフェとして多くの人に愛されているからこそ。

トルコライス 1,300円

トルコライス 1,300円

さらさ西陣の名物といえば、「トルコライス」。オムライスにトンカツを載せ、たっぷりのタルタルソースをトッピング。エビフライ2本にナポリタン、サラダとスープがついた、誰もが大好きな洋食を詰め合わせたボリュームプレートです。おなか一杯になりますよ~。そのほかランチタイムには、これぞ“カフェごはん”の「週替わりおかずランチ」(1,200円)や、選べる唐揚げが嬉しい「鶏の唐揚げランチ」(1,200円)など、種類豊富にそろっています。
  • 船岡山ワンダーオレ 750円

    船岡山ワンダーオレ 750円

  • 小説『京都船岡山アストロロジー』と連動したキャンペーンです

    小説『京都船岡山アストロロジー』と連動したキャンペーンです

カフェタイムには、アメリカンな雰囲気が魅力の季節のケーキや、カラフルなクリームソーダ(600円~)が人気。この冬(~2022年2月末まで)のおすすめは、「船岡山ワンダーオレ」「もっと船岡山も北区も盛り上げたい!」キャンペーンの一環として登場しているカフェオレで、生クリームに散りばめられた星のトッピングとアラザンが可愛い、夢あふれる一品です♪

⇒「もっと船岡山も北区も盛り上げたい!」キャンペーンの詳細はこちら
■さらさ西陣
【営業時間】11:30~22:00
【定休日】不定休
【電話】075-432-5075
【アクセス】地下鉄烏丸線「鞍馬口駅」から徒歩約15分、市バス「大徳寺前」バス停から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】https://www.cafe-sarasa.com/さらさ西陣/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/sarasa_nishijin/

【カフェスタイルリゾート 嵯峨野湯】
お風呂にちなんだテイクアウトアイテムにも注目!

JR「嵯峨嵐山駅」からすぐの場所にある「カフェスタイルリゾート 嵯峨野湯」は、大正12年(1923)に建てられた銭湯「嵯峨野湯」をリノベーションしたカフェ。銭湯は平成16年(2004)に惜しまれつつ廃業。「この建物を遺していきたい」という想いから現代風にリノベーションされ、平成18年(2006)、昔の銭湯の佇まいを残しつつ洗練されたオシャレカフェとして生まれ変わりました。

店内は基本、撮影禁止です(ほかのお客様が映らなければ撮影OKとのこと)

店内は基本、撮影禁止です(ほかのお客様が映らなければ撮影OKとのこと)

店内は白いタイルとウッディな家具で統一された、清潔感ある優しい雰囲気。鏡や蛇口跡などが当時の面影を伝え、銭湯時代、人々を見守っていた天窓は、今も昼間には穏やかな陽光を採り入れ、自然の光が店内を優しく照らし出します。
  • パンケーキ(プレーン) 850円

    パンケーキ(プレーン) 850円

  • チーズ山カレーセット 1,500円+恐竜の卵120円

    チーズ山カレーセット 1,500円+恐竜の卵120円

軽い食感の「パンケーキ」は、温泉マーク付き。ランチはパスタセットのほか、「山カレー」も人気。嵐山に見立てた山型ライスがカレーのお風呂に浮かび、「チーズ山カレー」は、中にもチーズがインしています。ひび割れが可愛い恐竜の卵をトッピングすると、お山の頂上に卵が抱かれる不思議なフォルムに。
  • (左)招き入浴両 (右)黒糖銅鑼焼き

    (左)招き入浴両 (右)黒糖銅鑼焼き

  • 店内入り口のショップスペースで販売されています

    店内入り口のショップスペースで販売されています

  • 銅鑼焼き 3個詰め合わせ 590円

    銅鑼焼き 3個詰め合わせ 590円

  • 招き入浴両 1個290円

    招き入浴両 1個290円

いま注目はこちら、テイクアウトの「黒糖銅鑼焼き」「招き入浴両」です! 招き猫がデザインされて、なんとも縁起がよさそう♪
「黒糖銅鑼焼き」はバラ売りのほか、3個詰め合わせは、招き猫にリボンがついたタイプか、神社にお参りしているタイプの袋入り。箱入りは銭湯風のタイルにデザインされた招き猫がキュートです♡
「招き入浴両」は、福を呼び込むゴールデンブーケの香りのバスボム。こちらも、箱入りはお風呂に入った招き猫がデザインされて、見ているだけでも心和みます。どちらも銭湯っぽいアイテムで、おみやげにも喜ばれそうですね。
■カフェ スタイル リゾート 嵯峨野湯
【営業時間】11:00~20:00(ラストオーダー19:30)
※当面の間は~18:00(ラストオーダー17:30)
【定休日】不定休
【電話】075-882-8985
【アクセス】JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」から徒歩約1分 Google map
【公式ホームページ】http://www.sagano-yu.com/
【公式Twitter】https://twitter.com/saganoyu

【Hashigo Cafe(ハシゴ カフェ)】
ご近所さんがうらやましい! 可愛いがいっぱいのほっこりカフェ

Hashigo cafeは、平成29年(2017)、東映太秦映画村にほど近い常盤(ときわ)にオープンしたお店。元々は銭湯「じぞう湯」として営業されていた建物を、銭湯の雰囲気そのままにカフェに再生されています。
内部は驚くほどに、あふれる銭湯感。テーブル席・カウンター席・ソファー席と様々な席が用意されているのですが、元々の浴槽をアレンジした配置で、とても個性的! 湯気取りの天窓からの明かりとそこかしこに置かれた植物が癒し効果抜群で、どの席に座っても気持ちが落ち着きます。

冬にはコタツ席も登場し、さらにくつろぎのスペースに。ゆったりほっこりとした雰囲気に、ご近所さんやママ友さんがよく集まってくださるそう。

大人様ランチ 1,080円

大人様ランチ 1,080円

食事メニューのメインは「手づくりインドカリー」(980円)と、「大人様ランチ」(11:00~18:00、なくなり次第終了)。「大人様ランチ」のメインと副菜は日替わりで、この日はタンドリーチキンに大根とがんもの煮物、ジャーマンポテトのラインアップでした。

ピスタ君とフラちゃんの美味しい関係 1,200円

ピスタ君とフラちゃんの美味しい関係 1,200円

スイーツメニューは、夏はかき氷、冬はフレンチトーストが人気。とはいえ、かき氷は年中提供されているので、コタツ席で暖まりながらいただくのもよさそうです♪ 写真の「ピスタ君とフラちゃんの美味しい関係」は、ピスタチオクリームにフランボワーズジャムが添えられ、中にはなんとチーズケーキが! 香ばしいナッツの風味に酸味のあるソースが絡んで、まさに“美味しい関係”です。

京風フレンチトースト 770円

京風フレンチトースト 770円

フレンチトーストは、きいちご・京風(くろみつきなこ)・キャラメルナッツ・チョコバナナの4種のフレーバーが用意されていて、ボリュームもたっぷり。トーストは外側がカリっと中はフワフワなので、意外にサクサク食べられますよ♪
■Hashigo Cafe
【営業時間】11:00~18:00
【定休日】水曜日、木曜日
【電話】075-862-0845
【アクセス】嵐電北野線「常盤駅」から徒歩約5分 Google map
【公式Facebook】https://www.facebook.com/hashigocafekyoto/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/hashigocafe_kyoto/


\この冬は「ととのう」京都旅へ/
※掲載内容は2021年12月20日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。

Written by. みさご

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