夏バテを乗り切る! 京都の“ご当地カレー”をご紹介

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伊藤久右衛門の「宇治抹茶&宇治ほうじ茶 あいがけカレー」

伊藤久右衛門の「宇治抹茶&宇治ほうじ茶 あいがけカレー」

暑い夏には、カレーライスが食べたくなりませんか? カレーに含まれるスパイスには、食欲増進などの効果があり、夏バテ予防にも良いそうです。京都にはたくさんのカレー屋さんがあるのですが、今回注目したのはお土産にもぴったりなレトルトの“ご当地カレー”。京都の特色を活かした、カレーをピックアップしましたので、お家でぜひ京都気分を楽しんでみて。「辛いものは苦手だけど、カレーは大好き!」というスタッフの実食レポートも、参考にしていただけると嬉しいです。それではご覧ください!
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、京都旅行の際は、政府およびお住まいの都道府県と京都府の要請をご確認ください。京都にお越しの際は、マスクの着用・手指のアルコール消毒など、感染拡大防止の徹底にご協力をお願いいたします。日々、状況は変化しておりますので、事前に最新情報をご確認ください。

【萬福寺】薬禅まんぷく寺カレー

今年(2022年)、宗祖・隠元禅師350年大遠諱を迎えた黄檗宗の大本山、萬福寺。総門をくぐると中国風の伽藍が並び、境内は異国情緒にあふれています。お寺の授与所を訪ねてみると、お守りや御朱印帳が並ぶなかに「薬禅まんぷく寺カレー」を発見。パッケージには、天王殿に祀られる弥勒菩薩(布袋)坐像が可愛くデザインされています。
  • 薬禅まんぷく寺カレー 1,620円

    薬禅まんぷく寺カレー 1,620円

  • パッケージデザインは弥勒菩薩(布袋)坐像♪

    パッケージデザインは弥勒菩薩(布袋)坐像♪

この意外なカレーが誕生したのは、昨年(2021年)秋のこと。萬福寺は、かつて日本を襲った大飢饉の際、社会を救うべく食べ物や薬を積極的に提供したお寺と伝わり、現在のコロナ禍に「健康と幸せを届けたい」との思いから、京都・木津川市に本社を構えるトータルヘルスデザインとの共同プロデュースにより完成に至ったそうです。

素材には、古来、胃腸薬として重宝される和漢植物・黄檗(きはだ)の実をはじめ無農薬の野菜パウダー、カカオバターを使用。黄檗宗の精進料理・普茶料理に倣い、肉・魚はもちろん、ネギ・にんにくなどは使われていない“薬膳オリエンタルヴィーガンカレー”です。精進カレーといえど、コクがあり、スパイスもしっかり効いた味わいが魅力。萬福寺の授与所のほか、オンラインショップでも購入が可能です。
★スタッフの実食レポ
ご飯にかけた瞬間、ほかのカレーにはない独特の薬膳の香りが広がります。ヴィーガンですが、スパイスの味はしっかり! 椎茸や筍などの食感が楽しめ、身体に良いとされる素材がたっぷり入っていて、食べるごとに身体も喜んでいるようでした。
  • 総門

    総門

  • 法堂

    法堂

■萬福寺
【拝観時間】9:00~17:00(受付終了16:30)
【拝観料】500円
【電話】0774-32-3900
【アクセス】JR奈良線「黄檗駅」から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】https://www.obakusan.or.jp/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/mampukuji/
【公式オンラインショップ】https://manpukuji.myshopify.com/
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。

\さらに深く知る!/

⇒「薬禅まんぷく寺カレー」の詳細はこちら

【黄桜】京都麦酒 地ビールカレー

  • 「京都麦酒 地ビールカレー」(459円)と「京都麦酒 ケルシュ」(411円)

    「京都麦酒 地ビールカレー」(459円)と「京都麦酒 ケルシュ」(411円)

京の酒処、伏見。古くから湧き出る名水を使い、現在も多くの酒蔵が酒造りに励んでいます。そのひとつ、黄桜は創業100年近くになる酒造メーカー。いちはやく地ビールに注目し、平成7年(1995)に“京都初”となる地ビール「京都麦酒」が誕生しました。

そんな黄桜で平成23年(2011)から発売されているのが「京都麦酒 地ビールカレー」。京都麦酒シリーズのひとつ「ケルシュ」の製造時にできる一番麦汁をはじめ、じゃがいもとにんじん、お肉が入ったカレーです。麦汁を使用することで、お肉が柔らかくなり、コクと甘みのある味わいに仕上がっているそう。地ビールカレーですがアルコール分は0.0パーセントなので、お酒が苦手な方もぜひ、召し上がってみてくださいね♪
★スタッフの実食レポ
「中辛」ですが甘みも感じられ、ごろごろ入った野菜とお肉がアクセントになっていました♪ 地ビールと一緒に味わうのもおすすめです。
■キザクラカッパカントリー「黄桜商店」
【営業時間】10:00~20:00
【定休日】年末年始
【電話】075-611-9919
【アクセス】近鉄京都線「桃山御陵前駅」から徒歩約8分 Google map
【公式ホームページ】https://kizakura.co.jp/restaurant/country/shop
【公式Facebook】https://www.facebook.com/kizakura.jp

【伊藤久右衛門】宇治抹茶カレー&宇治ほうじ茶キーマカレー

  • 宇治抹茶カレー 550円 

    宇治抹茶カレー 550円 

  • 抹茶とカレーの相性は・・・?

    抹茶とカレーの相性は・・・?

京都名物といえば抹茶をイメージされる方も多いはず。宇治茶の老舗・伊藤久右衛門では、お茶にとどまらず、スイーツをはじめ蕎麦やお酒などに抹茶を取り入れた商品を展開されています。抹茶とカレーは合うのかな・・・? と思いますが、すでに約8年前から「宇治抹茶カレー」を発売していたといいますから驚きです。抹茶だけに見た目はもちろん緑色! 2017年には、お客様の声をもとにリニューアルされ、抹茶の苦みはマイルドに、スパイシー感をアップした味わいになったそうです。

宇治ほうじ茶キーマカレー 500円

宇治ほうじ茶キーマカレー 500円

2022年3月には宇治茶カレーの第2弾として「宇治ほうじ茶キーマカレー」が新登場! 香り高い宇治ほうじ茶とスパイスが際立つ、程よい辛さのキーマカレーです。おみやげにはもちろん、茶房併設のJR宇治駅前店では「宇治抹茶&宇治ほうじ茶 あいがけカレー」がラインアップしていますので、現地でもぜひ味わってみてくださいね。

宇治抹茶&宇治ほうじ茶 あいがけカレー 1,290円※1日20食限定

宇治抹茶&宇治ほうじ茶 あいがけカレー 1,290円※1日20食限定

★スタッフの実食レポ
実は今回のブログのなかで、いちばん味のイメージが湧かなかったのがこちら。食べてみると「宇治抹茶カレー」は後味に抹茶の苦みを感じ、「宇治ほうじ茶カレー」は口にした瞬間ほうじ茶の風味がふわり。どちらも辛すぎず、辛いものが苦手な方にもおすすめしたいお茶屋さんならではのカレーです♪
■伊藤久右衛門 JR宇治駅前店
【営業時間】11:00~17:00(ラストオーダー16:30)、土日祝10:30~17:30(ラストオーダー17:00)
【定休日】無休(元旦除く)
【電話】0774-22-0475
【アクセス】JR奈良線「宇治駅」から徒歩約1分 Google map
【公式ホームページ・オンラインショップ】https://www.itohkyuemon.co.jp/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/itohkyuemon/

【原了郭】黒七味カレー

  • 黒七味カレー 594円

    黒七味カレー 594円

  • 箱ごとレンジでチン♪

    箱ごとレンジでチン♪

  •  黒七味(イメージ)

    黒七味(イメージ)

貞享2年(1685)創業、一子相伝で伝統の製法を守り続ける香煎・薬味の老舗。原了郭の看板商品「黒七味」は、唐辛子や白ごまなど7種の材料をから煎りし、それぞれの色が隠れるまで丁寧に揉み込むことで仕上がる独特の濃い茶色が特徴。奥深い味わいとピリッとした辛さはさまざまな料理と相性が良く、ファンの多い商品です。

そんな黒七味の味わいを取り入れたのが「黒七味カレー」。口にすると少し甘い印象ですが、じわじわと辛さが引き立ちます。調理方法は簡単で、なんと箱のままレンジで温めるだけ。約2分で、あっという間に出来上がります。まろやかな味がお好みの方は、お出汁のきいた「和風黒七味カレー」(594円)がおすすめ。うどんや丼としても楽しめますよ。
★スタッフの実食レポ
最初はそこまで思わなかったのですが、食べ進めるごとに・・・か、辛い! じわじわ辛さが増していきました。辛いもの好きの方は、さらに黒七味をかけて、お好みの辛さに調整していただくのも良さそうです。
■原了郭 本店
【営業時間】10:00~18:00
【定休日】1月1日、2日
【電話】075-561-2732
【アクセス】市バス「祇園」バス停から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】http://www.hararyoukaku.co.jp/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/gionhararyoukaku/
【公式オンラインショップ】https://shop.hararyoukaku.co.jp/

【京豆腐 服部】豆乳カレー

  • 豆乳カレー 562円

    豆乳カレー 562円

最後にご紹介するのは、真っ白なカレー! 一見、クリームシチューのようですが・・・ 間違いなくカレーなのです。その素となっているのは、京都名物のひとつである京豆腐のお店の“豆乳”。こちらは“大本山南禅寺御用達”を掲げる、創業明治43年(1910)の老舗「京豆腐 服部」の濃厚な「豆乳カレー」です。豆乳を使うことでまろやかな味に仕上がり、辛いものが苦手という方にもおすすめ。副菜に豆腐もいただけば、さらにヘルシーなお食事が楽しめそうですね♪
★スタッフの実食レポ
まるでシチューのような白さに驚きますが、しっかりカレーの味がします。辛いながらもまろやかな甘みを感じるのは、豆乳ならでは。じゃがいもとにんじんはトロトロです。お肉は入っていないので、ベジタリアンの方にも良さそう。
  • 左:おぼろ 270円、右:絹 266円

    左:おぼろ 270円、右:絹 266円

■京豆腐 服部
【営業時間】8:00~昼過ぎ頃まで
【定休日】無休
【電話】075-771-0114
【アクセス】市バス「真如堂前」バス停から徒歩約7分 Google map
【公式ホームページ】https://nanzenjitofu.jp/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/hattori.tofu/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/nanzenjitoufu/
【公式オンラインショップ】https://nanzenjitofu.jp/shop/

そして、京都カレー探しは続く・・・

今回ご紹介したのは、京都カレーのほんの一部です。他にも鶏料理の名店・八起庵の「鶏カレー」や大正時代創業の洋食店・スター食堂の「大正ビーフカレー」、京都大学の「総長カレー」など、まだまだ気になるものがたくさん。引き続き、調査していきたいと思います!
※掲載内容は2022年8月31日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。

Written by. かりー

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