“京都の酒処”といえば伏見が有名ですが、京都の街中にも長い歴史を誇る酒蔵があります。 今年(2023年)創業130周年を迎えた酒蔵「佐々木酒造」です。創業時から織物の産地として知られる西陣で酒造りを行い、現在は4代目社長の佐々木晃さんが引き継がれています。また、佐々木酒造といえば、俳優の佐々木蔵之介さんのご実家としても有名です。
洛中唯一の老舗酒蔵がどのように酒造りを続けてきたのか、今回は、その歴史や日本酒についてご紹介します。
洛中唯一の老舗酒蔵がどのように酒造りを続けてきたのか、今回は、その歴史や日本酒についてご紹介します。
どうして洛中に? 佐々木酒造の歴史
佐々木酒造は、明治26年(1893)に初代・佐々木治郎吉が創業。酒蔵の場所は創業当時から変わらず、かつて豊臣秀吉が築いた聚楽第の南端に位置します。この辺りは、“出水(でみず)”という地名が残されるほど良質な水が豊富で、古くから酒や豆腐造り、友禅染め、茶道など、水が命の産業や文化が盛んなエリア。佐々木酒造では千利休が茶の湯にも使ったといわれる名水「銀明水(ぎんめいすい)」と同じ水脈の地下水を仕込み水に使用。程よくミネラルを含んだ軟水で、日本酒造りに適しているそうです。
現在は洛中唯一の酒蔵となりましたが、室町時代には洛中とその周辺に340軒ほどの酒蔵があり、日本有数の酒処だったのだとか。日本酒造りには良質な水はもちろん、“米”も欠かせません。この街中でお米はどこから仕入れていたのでしょうか・・・
佐々木さん 「京都(洛中)には御所があり、全国から献上米が集まってきました。その上質なお米を使用し、酒造りが発展したそうです」
創業当時も洛中には131軒の酒蔵があったそうですが、その後、全国への流通の利便性などの理由から伏見や郊外に移転したり、酒造業に見切りをつけマンション経営に転業したりと、時代の流れとともに減少・・・ そして、佐々木酒造が洛中唯一となりました。
佐々木さん 「うちも持っていた土地を売ったりしながら、酒造りを続けてきました。洛中で唯一残ったのは、この場所での酒造りを“やめなかった”からです」
佐々木さん 「京都(洛中)には御所があり、全国から献上米が集まってきました。その上質なお米を使用し、酒造りが発展したそうです」
創業当時も洛中には131軒の酒蔵があったそうですが、その後、全国への流通の利便性などの理由から伏見や郊外に移転したり、酒造業に見切りをつけマンション経営に転業したりと、時代の流れとともに減少・・・ そして、佐々木酒造が洛中唯一となりました。
佐々木さん 「うちも持っていた土地を売ったりしながら、酒造りを続けてきました。洛中で唯一残ったのは、この場所での酒造りを“やめなかった”からです」
品質の良い日本酒造りを。全国新酒鑑評会など、数多くの受賞歴!
「聚楽第」や「西陣」は佐々木酒造の定番銘柄として知られますが、「『聚楽第』は誕生してから30年ほど、『西陣』は20年ほどになります」と佐々木さん。意外にも新しいお酒でした・・・ 佐々木さんが先代と一緒に作られた銘柄なのだそう。
佐々木さん 「小規模な酒蔵ではありますが、基本に忠実な品質の良い日本酒造りを心がけています」
“品質の良い日本酒造り”へのこだわりは多くの受賞歴からもよくわかり、最近では、全国規模で開催される日本唯一の清酒鑑評会である「全国新酒鑑評会」にて金賞を、「ワイングラスで美味しい日本酒アワード2023」でも金賞を受賞されています。
佐々木さん 「賞をいただけるようになったのは、20年ほど前からです。特に、全国新酒鑑評会では技術力が試されます。毎年結果がどうなるか気になりますし、受賞できるととても嬉しいです」
100年以上続く歴史ある鑑評会で、“確かな品質”と評価される佐々木酒造の日本酒。今年金賞を受賞した「聚楽第大吟醸」は、“果実のようなフルーティーな吟醸香、透明感のある味わいのなかにも米の旨みが凝縮されたお酒”に仕上がっているそうです。数量限定で販売されていますので、気になる方はどうぞお早めに。
“品質の良い日本酒造り”へのこだわりは多くの受賞歴からもよくわかり、最近では、全国規模で開催される日本唯一の清酒鑑評会である「全国新酒鑑評会」にて金賞を、「ワイングラスで美味しい日本酒アワード2023」でも金賞を受賞されています。
佐々木さん 「賞をいただけるようになったのは、20年ほど前からです。特に、全国新酒鑑評会では技術力が試されます。毎年結果がどうなるか気になりますし、受賞できるととても嬉しいです」
100年以上続く歴史ある鑑評会で、“確かな品質”と評価される佐々木酒造の日本酒。今年金賞を受賞した「聚楽第大吟醸」は、“果実のようなフルーティーな吟醸香、透明感のある味わいのなかにも米の旨みが凝縮されたお酒”に仕上がっているそうです。数量限定で販売されていますので、気になる方はどうぞお早めに。
“猫社員”ファン必見! 130周年記念の日本酒
佐々木酒造には可愛らしい“3匹の猫社員”がいます。蔵内で生まれた猫さんたちのことで、一時は敷地内で生活をしていました。可愛らしい酒蔵猫として公式Twitterで一躍人気に♪ 現在は佐々木さんのご自宅にお引っ越ししたそうです。
今年は創業130周年記念として、「猫の感謝酒にゃん酒」が登場しています。ラベルは“猫社員”をモチーフにデザインされていて、瓶の蓋部分に巻かれた西陣織りの金襴にも猫の姿が! 「猫の感謝酒にゃん酒アニバーサリー特別純米」はお肉料理と相性抜群とのことですので、これからの季節はキリッと冷やし、スタミナ満点のお肉と一緒に味わってみてください。
今年は創業130周年記念として、「猫の感謝酒にゃん酒」が登場しています。ラベルは“猫社員”をモチーフにデザインされていて、瓶の蓋部分に巻かれた西陣織りの金襴にも猫の姿が! 「猫の感謝酒にゃん酒アニバーサリー特別純米」はお肉料理と相性抜群とのことですので、これからの季節はキリッと冷やし、スタミナ満点のお肉と一緒に味わってみてください。
実際に味わって、自分好みのお酒を探しましょう♪
せっかく酒蔵を訪れたなら、日本酒の試飲も楽しみたいですよね。2022年より試飲マシンが導入され、気軽にお酒を味わえるようになりました! 試飲に必要なコインは、レジで購入(500円、試飲コイン2枚+お猪口)、またはガチャ(500円、試飲コイン3枚+グッズ引換券)で入手。18種類の日本酒・リキュールから気になる銘柄を味わうことができます。普段なかなか手の届かない聚楽第の高級酒や、ここでしか購入できない日本酒も試飲できるチャンス。季節によってお酒のラインアップも変わるそうなので、訪れるときの楽しみのひとつとなりそうです♪
酒蔵見学も不定期で開催されています♪
また、2021年からは通常非公開の酒蔵見学(※要事前予約制)がスタートしました! 「お客様に直接アプローチし、日本酒の魅力をお伝えできるのが嬉しいですね」と佐々木さん。酒蔵見学とあわせて、ガイドと西陣を歩くプランや、料亭で日本酒×京料理のマリアージュを楽しむプランなど、様々な企画も開催されています。ぜひ参加して、佐々木酒造のお酒をもっと身近に感じてみませんか? 日程やお申込み方法など、詳細は公式ホームページをチェックしてみてください。
【耳寄り情報】
酒蔵敷地内に石碑「徳川家康邸跡」が建ちました!
最後に耳寄り情報をご紹介します。
2023年6月25日(日)、酒蔵北側の椹木町通(さわらぎちょうどおり)に、“ある石碑”が建ちました。なんと、大河ドラマでも注目を集める徳川家康の邸宅があった場所なのだとか! ファンの方は聖地巡礼も兼ねて、ぜひ佐々木酒造を訪ねてみてください♪
■佐々木酒造
【営業時間】10:00~17:00
【定休日】日曜日・祝日、お盆・年末年始
【電話】075-841-8106
【アクセス】市バス「堀川丸太町」バス停から徒歩約6分 Google map
【公式ホームページ】https://www.jurakudai.com/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/sasakisyuzo
【公式Twitter】https://twitter.com/kouribu
【公式Instagram】https://www.instagram.com/sasakisyuzo/
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。
2023年6月25日(日)、酒蔵北側の椹木町通(さわらぎちょうどおり)に、“ある石碑”が建ちました。なんと、大河ドラマでも注目を集める徳川家康の邸宅があった場所なのだとか! ファンの方は聖地巡礼も兼ねて、ぜひ佐々木酒造を訪ねてみてください♪
■佐々木酒造
【営業時間】10:00~17:00
【定休日】日曜日・祝日、お盆・年末年始
【電話】075-841-8106
【アクセス】市バス「堀川丸太町」バス停から徒歩約6分 Google map
【公式ホームページ】https://www.jurakudai.com/
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※掲載内容は2023年6月30日時点の情報です。最新情報は掲載先へご確認ください。