稲荷ふたば
京都屈指の観光スポット・伏見稲荷大社。神社正面の「本町通」には様々なお店が並び、参拝者を楽しませてくれます。新店が増加するなか、裏参道から北には“昔ながら”のお店が点在。お稲荷さんの門前で、古くから愛されてきたお店を訪ねてみませんか。
北へ歩くにつれ、静かな通りとなる本町通。15分程歩けば、紅葉名所・東福寺の南大門に到着です。
【七味唐がらし本舗 おくむら】こだわりの七味を自分好みにカスタマイズ♪
昭和4年(1929)創業の七味唐がらし本舗 おくむら。現在、3代目と4代目が素材を厳選し、七味唐がらしやゆず入り七味、一味などを手作りされています。七味は、お店によって原料が異なり、おくむらでは、一味・陳皮(みかんの皮を乾燥させたもの)・しそ・青のり・麻(お)の実・山椒を調合。ちなみに京都の七味は、“山椒多め”が特徴だそう。辛さは、中辛(標準)・辛口・激辛から選べます。
味わいを自分好みに調合していただける嬉しいサービスは、創業当初から現代まで受け継がれています。「“もう少し辛い方がいいかな”など、お客様と会話しながら調合しています。お話を伺うのも楽しいひとときです」と、3代目と奥様。辛さはもちろん、山椒や麻の実の量も調整可能で、その場で袋や容器に詰めていただけます。風味豊かなゆず入り七味は、お鍋との相性バツグン。これからの季節におすすめです。
■七味唐がらし本舗 おくむら
【営業時間】10:00~17:00
【定休日】日曜日不定
【電話】075-641-2293
【アクセス】JR奈良線「稲荷駅」から徒歩約3分 Google map
【公式ホームページ】https://www.shichimi.net/
【公式X(Twitter)】https://twitter.com/shichimi_honpo
【営業時間】10:00~17:00
【定休日】日曜日不定
【電話】075-641-2293
【アクセス】JR奈良線「稲荷駅」から徒歩約3分 Google map
【公式ホームページ】https://www.shichimi.net/
【公式X(Twitter)】https://twitter.com/shichimi_honpo
【小西いも】老若男女に愛される、懐かしい味わいのやき芋
“いなりのいもや”の愛称で知られる小西いもは、昭和25年(1950)創業。現在はご両親からお店を受け継ぎ、娘の哲子さんが切り盛りされています。木枠のガラスケースには、やき芋とむし芋などが並び、寒い時期はお布団(布)をかけて保温。さつまいもは、徳島県鳴門市里浦町産の金時「里むすめ」を使用し、塩水に一晩浸けることで旨味を引きだし、分厚い鉄鍋に乗せ弱火で1時間以上かけて焼き上げられます。
やき芋と並び人気なのが大学芋。こんがりきつね色に揚がったら、自家製の蜜に漬け込みます。蜜は、水とざらめ、水飴から作られていて、とってもシンプル。「ひとつひとつ、昔は丸みがあってもう少し大きなサイズだったのですが、食べやすさを考えて今の形になったんです」と哲子さん。若者からお年寄りまで、幅広い層に愛される、優しい味わいです。
■小西いも
【営業時間】10:00~17:00 ※売り切れ次第終了
【定休日】木曜日
【電話】075-641-5629
【アクセス】JR奈良線「稲荷駅」から徒歩約3分 Google map
【公式X(Twitter)】https://twitter.com/konishi_imo/
【営業時間】10:00~17:00 ※売り切れ次第終了
【定休日】木曜日
【電話】075-641-5629
【アクセス】JR奈良線「稲荷駅」から徒歩約3分 Google map
【公式X(Twitter)】https://twitter.com/konishi_imo/
【稲荷ふたば】丁寧に手作りされる、ほっこり甘い和菓子
創業約90年になる稲荷ふたば。出町柳にある豆餅の名店・出町ふたばの暖簾分けで、和菓子や赤飯など、3代目のご主人を中心に店内で手作りされています。人気の豆大福は、柔らかく滑らかな羽二重餅と赤えんどう豆のほくほくとした食感、中に入った甘さ控えめのこしあんが絶妙な味わいです。また、紅大福には紅大豆が使われていて、赤えんどうに比べ味が濃く、眼に良いとされるアントシアニンも含まれているそう。それぞれ個包装になっているので、食べ歩きにもぴったりです。「袋に詰めることで、皮が固くなりにくく、しっとり感を保てるんですよ」とご主人。
豆大福とあわせて「いなり最中」もおすすめ。こちらも創業当初から愛されるお菓子で、サクサクとした香ばしい最中に丹波大納言小豆で作られた餡がたっぷり入っています。パッケージも可愛らしく、お土産にもぴったりです。また、期間限定で栗大福や栗羊羹、栗赤飯も登場中(12月1日頃まで※なくなり次第終了)。ほっくりとした栗の美味しさを感じてみてはいかがでしょうか♪
【大谷茶園】本格的なお茶を、気軽に味わえる至福のひととき
元々は京都府の南東部、宇治田原の茶園でお茶づくりをされていたのですが、昭和21年(1946)に伏見へ移り、宇治茶を扱うお店を始められました。現在は4代目が茶葉を仕入れ、玉露や煎茶、京番茶などを販売しています。ほうじ茶は自家焙煎されていて、香ばしい香りとすっきりとした味わいが楽しめます。和紅茶も人気があり、和束産や高知産など、どの種類にしようか迷ったときは、気軽にお店の方に相談してみてください。
店内では抹茶ドリンクや、抹茶ソフトクリームを味わうこともできます。「気軽にお茶本来の美味しさを知っていただいて、ご自宅でもお茶を煎れてもらえれば」とご主人。日によっては4代目の奥様が手がける抹茶スイーツも登場するそう。 約30年のロングセラーを誇る、高級玉露をふんだんに使用した「玉露ようかん」もおすすめです。
■大谷茶園
【営業時間】10:00~18:00
【定休日】水曜日
【電話】075-641-2581
【アクセス】JR奈良線「稲荷駅」から徒歩約3分 Google map
【公式ホームページ】https://inari-kyoto.com/ohtani
【公式Facebook】https://www.facebook.com/ujicha.ohtani/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/ohtani.tea
【営業時間】10:00~18:00
【定休日】水曜日
【電話】075-641-2581
【アクセス】JR奈良線「稲荷駅」から徒歩約3分 Google map
【公式ホームページ】https://inari-kyoto.com/ohtani
【公式Facebook】https://www.facebook.com/ujicha.ohtani/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/ohtani.tea
【伏見人形 丹嘉】伝統受け継ぐ、はんなり可愛らしい人形
寛永年間(1750年頃)創業の丹嘉は、伏見人形を作り続ける唯一の窯元。“全国90種類以上ある土人形の中で、伏見人形の系統をひかないものはないと言われるほどの土人形の元祖”とされており、現在、8代目が伝統を受け継いでいます。店内にはたくさんの伏見人形が飾られ、どれもはんなりとした素朴な可愛らしさ。そのなかでも「饅頭食い」が様々なサイズで並ぶ姿に思わずほっこりしてしまいます。
約400年の歴史をもつという伏見人形。伏見稲荷大社の参詣者が、稲荷山の土を使って土人形を作り、五穀豊穣を祈願したのが始まりと伝わります。江戸時代から使い続けているという土型はなんと2,000種類ほど。春から夏にかけて形を作り焼き上げ、秋から冬に彩色し、毎年、100から150種類ほどの伏見人形を手がけられているのだとか。職人さんの手仕事で作り出される、まさに一点モノの伏見人形。お気に入りを見つけて、お部屋に飾ってみませんか?
■伏見人形 丹嘉
【営業時間】9:00~18:00
【定休日】日曜日・祝日
【電話】075-561-1627
【アクセス】JR奈良線「稲荷駅」から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】http://www.tanka.co.jp/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/tanka8th/
【営業時間】9:00~18:00
【定休日】日曜日・祝日
【電話】075-561-1627
【アクセス】JR奈良線「稲荷駅」から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】http://www.tanka.co.jp/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/tanka8th/
【稲荷すぐきや】名物は、京都三大漬物のひとつ「すぐき漬」
京都の三大漬物のひとつに数えられるすぐき。約400年も昔から上賀茂で伝承され、独特の製法と発酵技術で漬け込まれています。稲荷すぐきやは、約80年前より行商で伏見稲荷まで漬物を売りに来ていたのが始まりで、約20年前にこちらにお店を構えられました。現在も上賀茂にお住まいで、毎朝、樽出しのすぐき漬を伏見まで運び、店頭に並べられています。サイズによって価格が異なり、「刻みすぐき」(500円)も手軽にいただけるのでおすすめです。
すぐき漬とともに京都三大漬物である千枚漬やしば漬も自家製。「茄子の生しば漬」は、鮮やかな色味をしていますが、昔ながらの無添加で作られています。しっとりとした食感と程よい酸味がごはんとの相性バツグンです。京都観光の思い出の味として、お土産にひとついかがでしょうか。
※掲載内容は2023年11月22日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。